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■製品レビュー
(ソフトウェア)
CD/DVDライティングソフト


Super DVD Zcopy 4シリーズ (インターコム) (2005年2月25日)
HOLON Hyper DVD Author (ホロン) (2005年1月31日)
DVD Workshop2 Professional (ユーリードシステムズ) (2004年12月24日)
CD革命/Virtual Pro Ver.8 (アーク情報システム) (2004年6月21日)
nero6 (プロジー (エッジ) ) (2003年12月16日)
Ulead DVD MovieWriter Advance (ユーリードシステムズ) (2003年12月15日)
CloneDVD/DVD Copy (PRO-G (エッジ) /インタービデオジャパン) (2003年11月12日)
DaViDeo2 Plus ! with DivX Pro (ホロン) (2003年9月28日)
WinDVD Recorder (インタービデオジャパン) (2003年9月12日)
Easy CD&DVD Creator 6 (ロキシオ・ジャパン) (2003年9月6日)
驚速DVDビデオレコーダー (ソースネクスト) (2003年7月3日)
DigiOnAuthor2 for DVD/neoDVDplus 4.0/DVD MovieWriter 2.0 (デジオン/長瀬産業/ユーリードシステムズ) (2003年4月17日)
BlindWrite Suite 4J (ピーアンドエー) (2003年1月23日)
WinCDR7.0 (アプリックス) (2002年12月23日)
DVDit! SE (ソニック・ソルーションズ) (2002年12月21日)

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Super DVD Zcopy 4シリーズ 独自の高速/高精彩エンジンで複数のDVDをDVD1枚にぎゅっと圧縮
Super DVD Zcopy 4シリーズ
インターコム
6300円より
03-3839-6341
http://www.intercom.co.jp/


Printable Version 2005年2月25日

 2004年のアテネオリンピックは新しい国民的ヒーローを生み、数々の名場面を残したが、家庭におけるTVの視聴環境にも大きな影響を与えた。言うまでもなく、薄型大画面TVとHDD/DVDレコーダーの急速な普及だ。特に後者は(社)電子情報技術産業協会(JEITA)の発表によると、昨年1年間の累計でおよそ318万台を出荷し、前年比241.9%という驚異的な伸びを示している。

 一方パソコン業界のTV視聴環境は、複数チャンネルの視聴機能の実装や高画質化といった性能競争は続いているものの、ホームネットワーク対応や多チャンネル同時録画などの付加価値にトレンドが移り始めている。しかし家電のレコーダーとパソコン、どちらを使っていてもユーザーの頭を悩ませるのは、録画済みコンテンツの管理・保存方法だ。

Super DVD Zcopy 4のメインメニュー。DVDのバックアップをはじめ、DVDからMPEG-2への変換やDVDへの書き出しなどが行なえる。
Super DVD Zcopy 4のメインメニュー。ここからDVDのバックアップをはじめ、DVDからMPEG-2への変換やDVDへの書き出しなどが行なえる。

 インターコムの『Super DVD Zcopy 4』シリーズ(以下Zcopy 4)は、DVDバックアップツールを核に、ビデオ編集やDVDオーサリングまでを一手に引き受ける統合ソフトである。HDDに録り貯めたビデオファイルや、ディスクメディアに待避させただけで未整理のままのDVDビデオなどを、1枚の保存版DVDに再構築するには最適のソフトだ。

 Zcopy 4にはパッケージに含まれるアプリケーションによって4つの製品が存在する。DVDバックアップツールだけが欲しいというユーザーなら、ダウンロード販売の『Super DVD Zcopy 4』を選べばよいし、それに加えてDVDオーサリングツールも欲しいというユーザーなら、『DVD MovieWriter 3 for Intercom』が付属する『Super DVD Zcopy 4 Gold』を、さらにDVDオーサリングだけでなく、エフェクトや合成処理などを施してオリジナルDVDを作ってみたいというユーザーなら、『VideoStudio 8 for Intercom』が付属する『Super DVD Zcopy 4 Platinum』を購入するのがよいだろう。詳しいラインナップごとの機能比較は、こちらを参照していただきたい。なお本稿はSuper DVD Zcopy 4 Goldを元に作成したが、以下で紹介している機能はいずれのパッケージでも同様である。

Super DVD Zcopy 4シリーズの製品構成
製品名 価格 備考
Super DVD Zcopy 4 6300円 DVDライティング機能なし
Super DVD Zcopy 4 Plus 8190円 バックアップ用途向け
Super DVD Zcopy 4 Gold 1万5540円 DVDオーサリング用途向け
Super DVD Zcopy 4 Platinum 1万5540円 ビデオ編集用途向け
  『Super DVD Zcopy 4』はダウンロード販売専用。それ以外の3製品はパッケージ販売専用。

高速トランスレートを実現する独自エンジンがZcopy 4の魅力

 Zcopy 4シリーズの基本となるDVDバックアップには、以下のような機能が備わっている。

バックアップナビゲーション
Zcopy 4の標準ウィザード。入力元のDVDデータを圧縮/分割したり、必要なチャプターだけを抜き出して、DVD 1枚から2枚にバックアップする。
マルチディスクDVD
HDDに保存した複数のDVDデータ(最大25.5GBまで)を1つのDVDデータに統合する。
ワンクリック圧縮
4.7GBを超えるDVDデータを、1クリックでDVD1枚分に収まるサイズに圧縮して書き出す。
ワンクリック分割
4.7GBを超えるDVDデータを、1クリックで再圧縮せずにDVDメディア2枚に分割保存する。
“バックアップナビゲーション”では、4.7GBを超えるサイズのオリジナルDVDの、メニュー構造を残したまま、映像と音声を任意の圧縮率に再圧縮したり、チャプターを選んで選り抜き版を作ることができる。
HDD上にある8.4GB分のDVDビデオを、4.7GBに収まるように再圧縮してみたところ、30分足らずで再圧縮は終了した(Pentium 4-3.06GHz、768MBメモリー、7200rpm 120GB HDD×2、Windows XPで実験)。実に速い。
Zcopy 4のオプション設定では、標準で使用するDVDメディアのサイズ(1層4.7GB/2層8.5GB)や、自動連携させるDVDライティングエンジンの設定、DVD分割保存時に結合用情報を作成するか、などを指定できる。

 Zcopy 4がその真価を発揮するのは、4.7GBを超えてしまい、DVDメディア1枚に収まりきらないような巨大データを相手にしたときだ。Zcopy 4に含まれる同社独自開発のトランスコード(圧縮率変換)エンジンによって、高速に変換しながら映像としての画質を可能な限り維持したデータに再圧縮できるのだ。さらにZcopy 4の大きな特徴として、映像だけでなく音声データも圧縮が可能な点が挙げられる。ライブコンサートの記録映像など、容量の大きな“リニアPCM”形式で音声を記録したビデオデータの場合、これを“MPEG1 Audio Layer 2”に変換すると特に効果が大きい。音声部分のデータ量を小さくすることで、その分の容量を映像部分に回す、つまり映像の画質を向上させることが可能になる。

Zcopy 4の心臓部とも言えるトランスコードエンジンは、MPEG-2圧縮ツールである『Super MPEG2 Transcoder』にも搭載されている。
Zcopy 4の心臓部とも言えるトランスコードエンジンは、MPEG-2圧縮ツールである『Super MPEG2 Transcoder』にも搭載されている。

 平均5Mbps前後のVBR(可変ビットレート)で作成した30分(1GB前後)のMPEG-2ファイル(映像と音声が多重化されたMPEG-2 PSファイル)を、同じトランスコードエンジンを搭載する『Super MPEG2 Transcoder』を使い、オリジナルサイズの50%まで圧縮する設定で再圧縮してみたところ、わずか3分40秒で出力が完了した(テスト環境はPentium 4-2.53GHz、Intel 845PEチップセット、512MBメモリー、Windows XP)。完成したファイルサイズは当然半分の512MB。DVD再生ソフトで調べてみると、再圧縮後のファイルのビットレートは1.5M〜4Mbps付近を示し、平均して2.5Mbps前後のVBRになっていることがわかった。極めて高速な変換を行ないながら、こまめかつダイナミックにビットレートを可変させているようだ。もし低スペックの環境で作業をしていて、「作業に時間がかかって快適じゃないな」と感じる場合は、HDDを高速なものに変えたり、メモリーを増設してみるとより快適に作業できるかもしれない。

筆者のテスト環境では、30分1GBのMPEG-2ファイルを、3分40秒で50%のサイズに再圧縮した。これは速い。
筆者のテスト環境では、30分1GBのMPEG-2ファイルを、3分40秒で50%のサイズに再圧縮した。これは速い。

 ちなみにSuper MPEG2 Transcoderは、多重化されたMPEG-2ファイルの映像データのみを圧縮するという。そのため圧縮率を50%に設定するということは、映像データ自体の圧縮率は50%以上になる。そうなると気になるのが映像のクオリティーだ。細かいことを言えば明暗の移り変わりや人肌のような微妙な階調で、ブロック状に分割された圧縮の粗さに気づいてしまうのだが、動画像としてみれば破綻はなく、ライブラリーとして保存しておくにも十分な画質だ。ちなみにこのトランスコードエンジンは、(株)ペガシスのDVDオーサリングソフト『TMPGEnc DVD Author 2.0』(3月25日発売予定)にもOEM供給されている。質の高さを証明する実例のひとつと言えよう。

変換したファイルの一部を切り出してみた(左写真が変換前)。圧縮後のビットレートが低いのでブロック状に見えてしまっているものの、破綻が少ないことがわかる。動画で見ると気にならないレベル。

 “マルチディスクDVD”と“ワンクリック圧縮”機能を利用して、複数のDVDビデオを1枚分にまとめて圧縮する場合にも、この高速エンジンが一役買っている。最大で25.5GBのDVDデータをDVD+R DL(8.5GB)にまとめられるため、3分の1以下までファイルサイズを落とすことになる。このように大幅に再変換する場合、変換元データのビットレートが低いと盛大なブロックノイズが発生してしまうが、HDDの容量が足りないといった理由で複数のDVDに待避させた連続番組などを、番組まるごと1枚に再整理するといった際には強力な味方になってくれるだろう。さらにZcopy 4でのトランスレートを前提とするなら、録画するときは常に8Mbpsなどの高ビットレートで記録しておき、その後DVDオーサリングを行なって、最後にZcopy 4を使って適当なサイズに変換し、保存版のDVDビデオに仕上げるという使い方も考えられる。

 ビデオライブラリーの整理に時間を取られたくないというユーザーだけでなく、「録画するばかりで見る暇がない!」というユーザーにも最適のソフトとしてお勧めしたい。

“DVD to MPEG-2コンバータ”では、DVDビデオのタイトルやチャプターを選んで、それぞれ個別のMPEG-2ファイルとして出力できる。映像と音声を結合したプログラムストリーム(MPEG-2-PS)だけでなく、個別のファイルとして扱うエレメンタリストリーム(MPEG-2-ES)としても出力可能。音声データのみをファイルとして出力することもできる。
“DVD to MPEG-2コンバータ”では、DVDビデオのタイトルやチャプターを選んで、それぞれ個別のMPEG-2ファイルとして出力できる。映像と音声を結合したプログラムストリーム(MPEG-2-PS)だけでなく、個別のファイルとして扱うエレメンタリストリーム(MPEG-2-ES)としても出力可能。音声データのみをファイルとして出力することもできる。
“マルチディスクDVD”では、HDDに保存した複数のDVDデータを、1つのDVDデータに統合することができる。
“マルチディスクDVD”では、HDDに保存した複数のDVDデータを、1つのDVDデータに統合することができる。

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