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マザーボード


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A7V133 オーバークロッカー注目のKT133A搭載マザーボード
A7V133
ASUSTeK / ユニティ
オープンプライス(2万1000円前後)
http://www.asus.com.tw/
http://www.unitycorp.co.jp/


Printable Version 2000年12月30日

期待以上のパフォーマンスを披露
充実した付加機能と高い完成度は大いに魅力的

 Apollo KT133AおよびA7V133は、期待どおり、いや、期待以上の素晴らしいパフォーマンスを披露してくれた。実施したほぼすべてのベンチマークテストで、FSB200MHz/PC133(CL=3)環境からFSB266MHz/PC133(CL=2)まで、きれいな上昇カーブを描いて性能向上を示し、AMD761/PC1600に肉薄している。一部AMD761を逆転しているテストもあるが、定格動作時の速度では定評のあるASUSTeKならではのチューニングによるところも大きいだろう。とにかく、このテスト結果を見る限り、Apollo KT133Aチップセット、およびASUSTeKが設計したマザーボード「A7V133」の性能が非常に優秀であるということは疑いようがない。このような結果を見せられると、高い対価を払ってDDR SDRAMプラットフォームを導入することが馬鹿馬鹿しくも思えてくる。

 もちろん、いくら性能が優秀だとは言っても、現状では定格でFSB266MHz動作をさせられるCPUは市場に存在しない。FSB266MHz対応のAthlonがまだ出回っていないため、動作保証外の行為に挑むオーバークロッカー以外にとっては、KT133とKT133Aの間にはまったく違いが存在しないことになる。そして、Athlonプラットフォームは2001年以降、DDR SDRAMベースに移行していくことがほぼ確実になっている。つまり、Apollo KT133Aは、過渡期における暫定的存在のチップセットである。これはぜひとも頭に入れておきたい。ただし、今からDDR SDRAMの将来性ばかりを気にするのも考え物である。現在、DDR SDRAMベースのプラットフォームの立ち上がりはさまざまな理由で遅れており、まだ見通しがクリアになっていない。移行が本格化する時にはDDR SDRAMモジュールの価格は今よりずっと下がっているはずだし、その時にはきっと、今あるどのボードよりも、新しくて魅力的なマザーボードが続々と登場しているに違いない。いや、それくらいでなければ移行は遅々として進まないだろう。

 KT133Aを見送ってDDR SDRAMプラットフォームの本格普及を待つか、定格では現状最速のプラットフォームであるAMD761でいちはやくDDR SDRAMを導入するか、KT133Aで遊びつつFSB266MHzのAthlonやDDR SDRAMの動向を見るか、どれも悪くない選択だ。こういった時期的なものによる判断は難しい。しかし、製品自体の魅力だけから言えば、このA7V133は「買い」である。特にオーバークロックを考えている方には、現在あるFSB200MHzのCPUのFSB266MHz動作を試す楽しみがあるし、その上にもチャレンジできる機能も備えているわけで、これほど魅力的なマザーボードもないだろう。もちろん、FSB266MHzはオーバークロッカー達だけのものではない。AMDのロードマップによれば、2001年の半ば過ぎには、すべてのAthlonがFSB266MHzのラインナップに置き換わる予定となっている。もうすこし待てば、一般ユーザーもその恩恵を授かれるはずだ。

 初物ならではの安定性や信頼性の心配もそれほど必要はないだろう。KT133Aは新しいチップセットではあるが、Apollo KT133のマイナーバージョンアップということでその実装ノウハウをそのまま継承できている。実際、短いテスト期間中ながらも動作は常に安定しており、本来動作保証外であるFSB200MHzのAthlon-1GHzをFSB266MHzで動作させても不安定な面はまったく見せなかった。オーバークロック向けの設定やIDE RAIDといった付加機能の使い勝手も洗練されており、マザーボードの熟成度および完成度は非常に高いと言える。20世紀を締めくくるに……とまで言ってはさすがに大袈裟だが、今年2000年を締めくくるくらいには「ふさわしい」と言えるだけの製品に仕上がっている。

チップセット Apollo KT133A(VIA)
メモリソケット DIMM×3
拡張スロット AGP Pro×1、PCI×5、AMR×1(PCIと共用)
FSB設定クロック
(FSB:SDRAM:PCI=3:3:1)
(FSB:SDRAM:PCI=3:4:1)
90、95、100〜120MHz(1MHz刻み、BIOS)
FSB設定クロック
(FSB:SDRAM:PCI=4:4:1)
120〜166MHz(1MHz刻み、BIOS)
CPUコア電圧 1.1〜1.85V(0.05V刻み、BIOS)
CPU I/O電圧 3.3、3.45、3.56V(ジャンパ)
クロックジェネレータ 94215AF(ICS)
ハードウェアモニタ AS99127F(ASUSTeK)
BIOS AWARD
ボードサイズ 306(H)×245(W)mm
問い合わせ先 株式会社ユニティ
http://www.unitycorp.co.jp/

(長谷部優人)


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