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AMDがAthlon 64 X2とCore 2 Duoの比較店頭デモをまたまた開催!

Printable Version 2006年11月26日

 日本AMD主催の“AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサ vs インテル Core 2 Duoプロセッサ 比較店頭デモ”がドスパラ秋葉原本店で開催された。2社のメインストリームである「Athlon 64 X2 5000+」(2.6GHz)と「Core 2 Duo E6600」(2.4GHz)を搭載したデモ機でベンチマークを計測し、どちらが優れているかを観客の前で比較した。

“AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサ vs インテル Core 2 Duoプロセッサ 比較店頭デモ”
ドスパラ秋葉原本店で開催された“AMD Athlon 64 X2デュアルコア・プロセッサ vs インテル Core 2 Duoプロセッサ 比較店頭デモ”
デモ
液晶モニタ2台を使ってそれぞれのマシンの性能を比較。今回は消費電力の比較は行なわれなかった

 両社のメインストリームCPU対決となるこのデモではまず、「HDBENCH」のベンチマークが実行された。「HDBENCH」では、CPUの整数演算ではCore 2 DuoがAthlon 64 X2より約30%ほど速かったが、浮動小数点演算ではAthlon 64 X2のほうがCore 2 Duoより約20%ほど速い結果となった。解説員もCore 2 Duoの整数演算能力は認めており、「“Superπ”などの整数演算が中心ならばCore 2 Duoを選んだほうがいい」と説明していた。一方、メモリの読み書き速度ではAthlon 64 X2を搭載したデモ機のほうが約20%ほど速かった。これは「メモリコントローラをAthlon 64 X2はCPUに内蔵しており、Core 2 Duoはチップセットに用意しているため。Athlon 64 X2は、CPUが直接メモリを管理できるので速い」とのこと。

 次に、“iTunes”を使用して音楽データ(5曲)のエンコードにかかる時間を競い合った。「同じ価格帯のCPUためいい勝負となる」と解説員が言うとおり、結果はAthlon 64 X2が57秒、Core 2 Duoが59秒とほぼ互角。若干Athlon 64 X2のほうが速いが、AMDの解説員は互角としており、「アルバム1枚をエンコードしても大きな差がつけられない」と語った。ちなみに、今回のベンチ比較では解説員が、「いい勝負」とか「あまり差がない」という言葉を連呼しており、“Core 2 DuoよりAthlon 64 X2が優れている”とアピールした過去のデモとは違い、ややおとなしい感じの対決デモとなった。

デモ機
「Athlon 64 X2 5000+」(2.6GHz)と「Core 2 Duo E6600」(2.4GHz)を搭載したデモ機
デモ機のスペック
デモ機のスペックは写真の通り。公平な環境を揃えるため、CPUとマザーボード以外のパーツはまったく同じ構成となっている
「Athlon 64 X2 5000+」の「HDBENCH」
「Athlon 64 X2 5000+」(2.6GHz)の「HDBENCH」結果
「Core 2 Duo E6600」の「HDBENCH」
「Core 2 Duo E6600」(2.4GHz)の「HDBENCH」結果

 次にその他のベンチ結果を一覧で紹介した。画面に表示されたデータによると、32bitOSで比較した「3D Mark 06」、「Superπ」(104万桁)ではCore 2 Duoが有利、64bitOSで比較した「iTunes7」「CINE BENCH x64」「サクラエディタ」ではAthlon 64 X2が有利となっていた。「Core 2 Duoは先に発売されたAthlon 64 X2に似たコンセプトで作られているので、同じスコアが出やすい。他社の売れた商品のコンセプトを真似することはマーケティングの世界ではよくあること。差が出ないのは当然。Core 2 Duoは雑誌などでも高評価だが、同性能のAthlon 64 X2もCPU購入時の選択肢である」とAthlon 64 X2をアピールしていた。
 ちなみに「サクラエディタ」では、“intelはいってる。”という文字が7万語も入力されたテキストを“AMDはいってる。”という文字に置換する処理時間を計測したとのこと。解説時は「Core 2 Duoにとっては、インテルの文字をAMDに置換するのはあまり気持ちのいいものではないので処理が遅いのかな?」などという冗談も飛び出していた。

各種ベンチ結果
各種ベンチ結果を表示。64bitではAMDにまだまだ分がある

 ここでベンチ対決は終了。前回までのデモと違い、今回は新たに「Virtual PC 2007 Beta」を使用したCPUの仮想化のデモが行なわれた。仮想化とは1台のPCに、もう1台PCを仮想で作り上げることだ。複数のOSを起動できるため、新しいドライバを試しにインストールしてみたい時や、古いOSや他のOSで動作検証したい時に便利な機能だ。Socket AM2になって、CPU仮想化技術“AMD-V”をハードウェアレベルでサポートするようになった。デモでは、Windows XP Professional SP2をホストOSとするデモ機で、Windows XP HOME EditionとWindows MeとVine Linux 3.2の3つのOSを同時に起動させていた。また、「Visual Studio Benchmark ver1.2」を使用し、CPUの演算速度の比較が行なわれた。結果、仮想化はメモリの速度に左右されるため、メモリコントローラをCPUに内蔵したAthlon 64 X2のほうがやや処理が速かった。

仮想化の解説
仮想化の解説。仮想化技術“AMD-V”がハードウェアレベルで仮想化を支援する
仮想化デモ
Windows XP Professional SP2をホストOSとするデモ機で、Windows XP HOME EditionとWindows MeとVine Linux 3.2の3つのOSを同時に起動
「Athlon 64 X2 5000+」のスコア
「Visual Studio Benchmark ver1.2」を使用した、仮想OS上でのCPUの演算速度の比較。こちらは「Athlon 64 X2 5000+」のスコア。CPUにメモリコントローラを内蔵しているため処理が速い
「Core 2 Duo E6600」のスコア
こちらは「Core 2 Duo E6600」のスコア。なお、AMDによると、仮想化ソフト「Virtual PC 2007」がベータ版のために、正確な比較にはならない。これは参考程度にしてほしいとのこと

 最後にCPUコア×4、GPU×4で構成されたAMDの新技術“4×4”(フォーバイフォー)がまもなく発表されるというアナウンスがあり、デモは終了した。今までのインテルに挑戦するようなデモから一転、Core 2 Duoもいいが、Athlon 64 X2も負けてはいないというような姿勢となった今回のデモ。観客からするとやや物足りないかもしれないが、CPUの仮想化技術の解説もあり、ベンチマークだけではなく新しい機能で優位性をアピールするあたりに、AMDの本気度が伺えた。

“4×4”の解説
CPUコア×4、GPU×4で構成されたAMDの新技術“4×4”(フォーバイフォー)の解説
デモ最後のまとめ
デモ最後のまとめ。このデモをきっかけにAMDプロセッサの良さを知ってもらいたいとのこと
【取材協力】

(北村)




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