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【COMPUTEX TAIPEI 2004 Vol.2】インテルはi915とi925Xを発表、会場はグランツデールマザーだらけ!

Printable Version 2004年6月4日

1日に開催されたAMDの発表に続き、同日午後1時45分からはインテルがBill Sioux(ビル・スー)副社長による“デジタルホーム”と題したキーノートスピーチを展開。その中で、ながらくコードネームで“Alderwood(オルダーウッド)”“Grantsdale(グランツデール)”と呼ばれてきた次世代チップセットの正式名称がそれぞれ『Intel 925X Express』『Intel 915 Express』であることが公開された。高性能内蔵グラフィックス“GMA900”、PCI Expressバスの装備、高品位オーディオへの対応、ワイヤレスネットワークの強化、マトリックスRAID機能によるデータの安全性の向上を柱とするという。ただ、性能についての言及はなかった。

もっとも、『Intel 915 Express』『Intel 925X Express』についてはすでに、過去のIntel Developer Forum(IDF)でDDR2メモリーのサポート、ノース=サウス間の高速バスインターフェース“DMI(Desktop Management Interface)”の採用など、技術的な詳細はほぼ伝わっていた。今回正式名が発表されたからということか、マザーボードメーカーはどこも堂々と両チップセットを搭載した製品を展示していた。

ギガバイトの『Intel 915 Express』搭載マザーは、珍しくDDRとDDR2の両対応。スロットは6つあり、DDRなら4本、DDR2なら2本、という設定のようだ
VIAの“Grantsdale(グランツデール)”対抗製品“VIA Appolo PT890”。DDR2の666MHzまでに対応すること、AGPとPCI Express x16を同時サポートするのが売りだが、第三の地味な特徴として、写真のようにPCI Express x4インターフェースをもうけることもできるようだ。サーバー用などで高性能なRAIDカードを装着したい場合、片方向250MBのx1インターフェースは性能的に物足りない局面があるかもしれないが、x4なた片方向1GBと、PCI Xに負けないスペックになる
MSIの“PT890”搭載マザー。AGPとPCI Expressの両スロット対応はVIAのリファレンスと同じだが、PCI Expressスロットはx1タイプが2つという、標準的な構成になっている
SiSブースにて。『SiS656』は、Pentium 4用のPCI Express&DDR2対応チップセット。“Grantsdale(グランツデール)”対抗だが、DDR2は666MHzまでサポートする。これも一瞬VIA同様、AGPとPCI Express両対応か、と思いきや、よく見るとAGPスロットにはキーがない。実はこれ、グラフィック内蔵の“SiS660”チップセットと基板デザインを共通化していて、このスロットからはビデオ信号を出すためなのだそうだ。『SiS656』ではこのスロットの使い道はない
SiSの最新サウスブリッジ。これは『SiS964』とピンコンパチなので、既存のSiSマザーボードのサウスを置き換えることで、2つのPCI Expressスロットをもうけることができる。現行の『SiS656』や『SiS755』マザーにこの『SiS965』を組み合わせれば、安価なPCI Express対応(といってもx1だけだが)マザーが作れるというわけだ
NVIDIA、ATI参入前は、VIA、SiSと並ぶチップセット御三家として知られたALiのチップセット部門を独立させてできたのが台湾ULi Electronics社。同社もPentium 4用PCI Express&DDR2チップセット『M1685』を開発している。なんとAGPも出せるようだ
asrock社が製造するという仰天のソケット754/939両対応マザー! まずは754タイプの製品を買っておき、将来主流が939に移行したらそちらに差し替える、という夢の乗り換えが可能になる。なお両方にさして使うことは原理的には不可能
謎の“CK804チップセット”を搭載する台湾ASUSTeK Computer社のマザー。NVIDIAの『nForce3 250』はシリアルATAとギガビットイーサ(Gbのみ)が魅力だが、このチップセットはPCI Expressにも対応しているようだ

一方、競合チップセットメーカーである台湾VIA Technologies(VIAテクノロジーズ)社や台湾SiS(Silicon Integrated Systems)社も、グランツデールに対抗する、LGA775対応でDDR2、PCI Express対応チップセットをそれぞれリリース、マザーボードメーカーにも実物が展示されていた。また、マザーメーカーは、午前中に公開されたソケット939ベースのマザーボードも多数展示していた。台湾VIA Technologies社、米エヌビディア(NVIDIA)社に加え、カナダATIテクノロジーズ(ATI)社のソリューションもある。

PCI Expressのビデオカードは、すでに発表されているNVIDIAの『GeForce PCX5900/ 5750/5300/』、ATIの『X800』に加え、ATIの『X600』、『X300』という未発表の製品の展示も各所で見られた一方、NVIDIAの6800型番はAGP版のみで、ブリッジによるPCI Express対応版は見かけなかった。

ギガバイトの『GeForce PCX 5900』のボード。同社に限らず、大部分のビデオカードメーカー各社は、『GeForce PCX 5900/5750/5300』をセットで展示していたが、『GeForce PCX 6800』と、ローエンド向けとされる『GeForce PCX 4300』の展示は見かけない
聞いたことのないATI製『X600』なるチップを搭載したビデオカードが展示中。バスはPCI Expressだ
これも謎のATI製PCI Express対応『X300』を載せたギガバイト製ビデオカード。名前からすると、『X800』がハイエンド、『X600』がミドルレンジ、『X300』がローエンドということになるのだろうか

(アスキープラス編集部 野口岳郎)




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