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【特別企画】今度は「Be Silent」!癒し系おやじギャグ製品を出し続けるイーレッツ担当者にインタビュー


2003年4月9日

 4月7日、イーレッツはVIA Eden ESP6000を搭載した手のひらサイズのファンレスPC「Be Silent」を発表した。同社の製品と言えば、半分冗談のようなネーミングでお馴染みだが、今回の製品も山口百恵の“美・サイレント”にかけたもの。ラインナップはVIA Eden ESP6000、256MBのメモリ、40GBのHDD、WindowsXP Professionalインストール済で99800円、ベアボーンキットが59800円の2種類となっている(詳細スペックはこちらを参照)。
 今回、編集部では新製品「Be Silent」の発売に先駆けてインタビューを実施、同社がこれまで販売した製品やそのユニークなネーミングについて担当者にお話をうかがった。



――この前発売された「駆動静か」といい、今回の「Be Silent」といい、工藤静香や山口百恵に思い入れがあるんですか(笑)?

いや、別に工藤静香ファンとかっていうんじゃなく、単にギャグは“オヤジ”でいこうっていうことですね。アンケートとるとパソコン誌の平均読者層っていうのが40才近い。ウェブだともうちょっと若くなるかもしれないけど…。で、CHEMISTRYの新曲をもじってみても、例えばカラオケに行って「これ誰の曲?」って聞いてるオヤジには分からないワケじゃないですか。私も42歳ですから、狙いとしては35才から45才くらいのおじさんがニヤっと笑えるもの。「ハリーポッター」をもじった「キリー・ポッター」みたいに国民的に誰でも知ってるものはOKなわけで…



イーレッツの奥川氏

――モーニング娘。はダメなんですね

いや、いいんですけど…彼女たちが歌ってる曲になると、おじさん達は何曲知ってるかというところですね。自分が…42歳のオヤジが知ってるものはOK

――一番最初は何でしたっけ?



充電一直線

充電一直線

――そうでしたね

意外と柔道一直線って若い人が知ってて、みんな観てないんだけど、『テレビ探偵団』みたいなのを観て、「ああ〜近藤正臣が足でピアノ弾くやつ」みたいなことを話してたり(笑)

――それが第一弾目と



そうですね。親会社が通信系の会社なんで、名詞にはPC&Communicastionって入っているですけど、まぁちょっと新しいことをやってみようかなっていうのが最初の思い入れ。でも、結果として全然ズレてんですけどね(笑)。充電一直線に関しては、通信でメジャーなのは携帯電話ということで目をつけたんですけけど、当時は充電ができるものとしてはソースネクストが1万円くらいでだしていたんですね。USBで充電ができて編集ができるというもの。そこで、1000円から2000円で充電だけだったら買うかもねっていうことを考えて…。





――ネーミングはどうやって考えたんですかね

軽いもんがいいよねと。USBが携帯につながると通信しそうじゃないですか。でも、実は充電だけ、ということで充電一直線。実は、ヘイジュードってのも考えた(笑)。

――その次は

派生製品としてcdmaOne対応がでて、その次が扇風機ですよ。実は、その2製品の間にボツになったものがあったんですよね。真面目に考えた製品なんですが…。こういうことないですか?取材先からなにから、すべて携帯に入れてる。そして会社で電話かける時に携帯見ながらビジネスフォンでかける。何でも、マイ携帯に入れてる人って意外と多い。それをパソコンでやっちゃおうかなと。携帯電話をボックスにさしてUSBでパソコンに取り込む。そこで電話帳ができるわけですね。そしたら携帯はずしちゃってOKで、受話器をあげて番号押せばかかるダイヤラー装置ですね。でも、一般回線ではできるんですけど、会社のデジタル交換機で可能な会社とできない会社があるんですよ。

――名前は決まってなかったんですか?

つけてましたよ

――何ですか?

でんわ急げ!っていう(笑)。これはうちの息子が考えたんですよ。僕が「善は急げ」って言った時に「電話急げ?」って聞いたんですよ、それをいただいた(笑)。まだ小さかったから「善は急げ」って知らなかったんでしょうね。製品は金型おこす寸前でやめましたね



――結構、「エアフォース・ワン」みたいな映画の名前も多い

キリー・ポッターはまさに映画みて一週間後に、朝の通勤途中のパチンコ店の横で思いついた

――製品はできてたんですよね

もう考えていて…

――なぜ、加湿器?

僕がコンタクトレンズしてて目が乾くから

――パソコンに関係してないとダメなんですよね。

そばで使えるものですね。でかいからマイ加湿器を会社に持っていくってなかなかできないと思うんですよね(笑)。実は、単なる加湿としてはミストくんっていう名前でミクニという会社が作っていたもの。東急ハンズ行って紹介してもらったんですけど、はじめて会ったときに先方に「はあー?」って言われて(笑)。売れるかどうかわからないけど有名になるからって話しをして説得したんですよ。発売して1週間くらいで「最近銀行とか知り合いの業者さんからそっくりのが出てるよ」って言われたらしいです。先方は7年も発売しているに。





――数がさばけないリスクっていうのもあるんじゃないですか?

ありますよね、やっぱり。でも、最初の方は非常に順調にいきました。充電一直線はもう2年経ちましたけど、4〜5万出てましたからね。企業のノベルティーとかにも採用されてり。例えば、USBの扇風機なんて、作ったら何台売れるって答えられる人はなかなかいないですよね。で、とりあえず700台くらい作って限定500台ってしたら、注文は2000台きました。クリスマスツリーだってそうですよ。発表するとすぐに注文がきました。

――キーワードは

“あったらいいな”と“ネーミング”と、“癒し系おやじギャグ製品”みたいな言い方してますけど。20才くらいの人にしか分からないところにはなげない

――昔、ブルーライトヨコハマウスっていうのもありましたけど

ありましたね。(ネーミングが)おおっ!みたいな。あの頃はいっぱい出ましたね

――ところが今回は、まともなパソコンで(笑)

今回のは、パソコンだから名前は控えめで行こうと(笑)。「おう、工藤静香買っちゃった!」っていうのもイヤかなっていう感じしません?

――随分小さいですね



EDENマザーって17cm角なんですけど、それよりさらに小さいのを見つけたんで、そのマザーに合わせて筐体を作り込んでいったんです。出荷は月末ですけどね。実際動かしてみるとHDDのアクセス音はちょっとしますね。2.5インチなんでそんな派手な音はしないですけど。ちょっとマニア向けという意識はしてるんで、タワー型のパソコンもノートパソコンも持ってる人で、電源つけっぱなしにするんだったら、こういうちょっとお洒落で静かなものがいいかなみたいに考えました。

――ファンは一切搭載してない?

完全ファンレスです。

――価格はどれくらいになるんでしょうか?

完成品のほうが256のメモリと40GのHDD搭載して約10万円。ベアボーンは約6万円。

――こう言っちゃ失礼ですけど、いきなり製品っぽいものを?

まともな感じがしますよね(笑)。いままでキリー・ポッターとか充電一直線とか出してて、ここでシャーシャーとパソコンだすかよ、みたいな(笑)

――どうしてこれを

やっぱり自分が欲しかったから、特に夜中動かしたいというのがあったんで。

――これからは、どんな製品を?

やっぱりやりたいこと…そして皆が喜んでくれるようなもの。あったらいいなというのは基本で、今回の静音PCは発展系ですね。

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