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メディアの記録面に絵が描ける“DiscT@2”搭載、注目のヤマハ製CD-RWドライブが発売に!!

Printable Version 2002年7月30日

販売中

 「CD-Rメディアの記録面に文字や画像をプリントできる」機能“DiscT@2”(ディスクタトゥー)を搭載する世界初の製品として、6月3日の発表以来極めて高い注目を集め続けていたヤマハ製CD-RWドライブ「CRW-F1」がついに発売された。DiscT@2だけで強烈なインパクトを持ちながら、それだけにとどまらない、ヤマハの意欲作だ。30日から販売を開始した高速電脳の店頭価格は1万7800円。



CRW-F1
製品シール
「CRW-F1」

DiscT@2に24倍速CD-RW、そしてCD-R書き込み全周CAV
これまでにない斬新なCD-RWドライブ

DiscT@2
パッケージにあるDiscT@2のイメージ

 注目のDiscT@2とは簡単に言うと、CD-Rメディアにデータを書き込んだ際に生じた余りの部分に、レーザーで文字や画像をプリントする技術のこと。クローズした(=データの記録を終了した)メディアの未記録領域にある記録ピットを使って、0.1mm長のグレースケールパターンをレーザーで書き込み、その際の反射率の変化によって最大128階調、印刷密度250dpi程度の文字や画像を表現するというものだ。



DiscT@2見本
DiskT@2の見本。アゾ系の青色メディアなど、メディアの色素が濃ければ濃いほど見やすい
レイアウトウィンドウ
Neroから起動できるレイアウトツール

 DiscT@2を利用するためには、パッケージ同梱のライティングソフト「Nero Burning Rom」が必要。Neroからレイアウトウィンドウを立ち上げられるようになっており、付属のテキストツールやドローツールを使って完成させる仕様だ。これらのツールがどの程度の自由度を提供してくれるのかは今のところ不明だがレイアウト可能なスペースが自動的に割り振られるため、できあがりをイメージしやすい点は評価したいところ。デザイン重視で行くのか、ディスクの中身が何なのかをイメージで確認するといった実用性一辺倒で行くのか好みは分かれそうだが、いずれにせよ創造性や遊び心をくすぐられる機能であるのは間違いない。



フロントパネル
High Speed CD-RWロゴ
フロントパネルと、そこに刻まれるHigh Speed CD-RWのロゴ

 また24倍速書き換えを実現した初のCD-RWドライブとしても、CRW-F1は見逃せない製品だ。24倍速書き換えは、Philipsが6月にリリースしたオレンジブックパートIII(CD-RW Volume 3 v0.9)において従来の“High Speed”ではなく“Ultra Speed CD-RW”だとされている規格。つまり、CRW-F1は初のUltra Speed CD-RW対応ドライブということになる。ただしフロントパネルを見てみると、CD-RWのロゴは従来どおりHigh Speedのまま。これはヤマハによると「フロントパネルの用意が間に合わなかった」ためとのことで、それだけ規格制定から発売までが早かったというわけだ。ヤマハのウェブサイトを見てみると、たしかにUltra Speed CD-RWのロゴが躍っている。



同梱メディア
パッケージに同梱のCD-Rメディアと、24倍速書き換え対応CD-RWメディア
仕様一覧
パッケージ側面にある仕様一覧。CD-RW書き換えのモードはかなり細かい

 ユニークなのは、その24倍速書き換えに最大44倍速の読み出し、そして最大44倍速書き込みにも書き込み方式としてCAV(Constant Angular Velocity:角速度一定)方式を採用していること。CAVとは、最内周から最外周までディスク回転速度が常に一定となる書き込み方法で、ヤマハではこれにより、ディスク回転変動に伴う振動が排除できるため高品位な書き込みが可能になったとしている。一般的な書き込み方法であるZCLV、パーシャルCAVと比較すると、ゾーンごとの回転数変化がなく、継ぎ目もできないほか、外周でドライブ回転速度が遅くなることもなく、外周に向けてリニアに記録速度が上昇するため、ZCLVやパーシャルCAV採用製品よりも高速な書き込みが行えるという。44倍速記録時のドライブ回転速度は毎分8700回転、最内周の記録速度は19倍速。ちなみに記録速度は44倍速(フルCAV)と、16/8/4/等倍速(CLV)から選択できるようになっている。等倍速が選択可能なのを歓迎する人は少なくないだろう。



背面&底面

 最大24倍速書き込みの従来製品ではじめて採用されたヤマハ独自の音楽データ高音質書き込みモード“AudioMASTER”は健在で、今回は“Advanced AudioMASTER”として、4倍速固定だった書き込み速度が8/4/等倍速から選択可能となったのも見逃せないところ。このほか、ヤマハ独自の書き込みエラー防止機能“SafeBurn”搭載や、8MBのキャッシュメモリ搭載、次世代パケットライティング規格“CD-MRW”(Mt.Rainier)対応という点はこれまでどおり。



店頭

 40倍速クラスの内蔵ATAPI CD-RWドライブとして見ると若干高めといった値段設定ではあるものの、DiscT@2をはじめとするまったくオリジナルの機能や、24倍速書き込みといった最新のスペックは魅力的で、割高感を感じさせない。回転数の向上で“書き込み品質”という、スペックからは見えない部分を除いてはどれも似たり寄ったりとなってきた感の強いCD-RWドライブに一石を投じる製品として、これまで受けて来た注目と同等以上の話題を集めそうだ。明日には多くのショップ店頭へ並ぶ見込みだが、一方で初回ロットはそれほど多くないと言われているだけに、気になっていた人はお見逃しなく。



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(小磯)




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