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消費電力35Wの省電力Duron-1.1GHzが登場!“HL”シリーズの謎も解けた!?

Printable Version 2002年6月15日

省電力版Duron-1.1GHz

 今年に入ってから低電圧・低消費電力を謳うAthlon系CPUが話題になっているが、また新たに省電力版Duron-1.1GHzがアキバに登場した。
 今回登場した省電力版Duronは1.1GHzでOPN(Ordering Part Number)は“DHL1100AHT1B”となっている。最初の“D”はDuronファミリーを表し、“HL”はシリーズ名で今まで謎だった部分だ。続く“1100”は動作クロック、“AHT1B”はPGAパッケージ、動作電圧(1.2〜1.5V)、温度上限(90℃)、L2キャッシュ(128KB)、FSB(200MHz)をそれぞれ表している。



CPU裏面
OPNは“DHL1100AHT1B”

 今回登場した省電力Duronは海外並行輸入品ではなく日本のAMD正規代理店扱いとなっており、従来不明だった“HL”シリーズについても、ショップ向けに配布された資料により謎が明らかになっている。もちろんAMDの公式な資料ではないため、100%信用できるわけではないが、正規代理店からの資料ということで信憑性はかなり高いと言えるだろう。
 資料そのものの公開はできないが、その資料を観る限り“HL”シリーズは今年1月18日にAMDが発表した“Cool'n'Quietテクノロジ”に対応するもので、SFF(Small Form Factor)向けに開発されたもの。この“Cool'n'Quietテクノロジ”は動作電圧を固定したまま動作クロックのみを動的に変化させることで、CPUの発熱量を抑える技術だ。すでに販売されている謎の低電圧Athlonも同じ“HL”シリーズであることから“Cool'n'Quietテクノロジ”に対応していると見ていいだろう。

 では動的なクロック変更はどうやって実現しているのか? という疑問があるわけだが、配布資料によると、今のところ対応OSはWindowsXPとなっている。パッケージ版のWindowsXPには対応ドライバが含まれてないため、マイクロソフトのウェブサイトより「AMDK7.SYS」をダウンロードする必要があるが、OEM版にはドライバが含まれているようだ。もちろんドライバだけではなく、対応BIOSも必要となるはずだが、配布資料に記載されている動作確認マザーボードが“Cool'n'Quietテクノロジ”に対応するのかどうかまでは記載されていなかった。



対応マザーボードリスト(資料より抜粋)

動作確認マザーボード(*1=ベアボーンPC)。Cool'n'Quietについての表記欄はどれも空欄となっており、確認しているのかしていないのか不明。MS6378XLだけが、△印表示があった。
マザーボード BIOS Ver BOARD Rev
A7A266 1010 1.03
A7M266 1007 1.04
A7N266/PA 1001.D 1.03
A7N266-E PA/L 1003 1.03A
A7S333/PA 1004 1.03
A7V266/PA 1002C 1.05
A7V333/R/1394 1006 1.01
Terminat(*1) 1002A 1.03
KT3 Ultra 5.4 -
K7N420 Pro 2.4 -
MS-6367(*1) 1.3B6 -
MS6378XL(*1) 3.1B3 -

 上記リストは現時点で「低電圧動作」が可能なマザーボードリストということになる。リストにあるASUSTeKのマザーボードにおいて、VCore表示はおおよそ1.5〜1.6Vと資料には書かれている。
 同じクロックのDuronが46Wに対し、今回のHL版Duronでは35Wと発熱はかなり低い。パフォーマンスはそれほど必要ないが、AMD製CPUで静音・省電力マシンを作ろうというユーザーには魅力的な選択肢だ。Duronということで価格も安くT-ZONE.PC DIY SHOPにて7800円となっている。

上記マザーボード、ベアボーンPCでの動作はあくまで非公開情報でありAkiba2GO!編集部が保証するものではありません。購入し、動作させる際には必ずショップにご確認ください。

【取材協力】

(Jo_kubota)




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