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アイディア賞モノ?! コンポのように3つで1台のPCになるアルミケースが来週発売

Printable Version 2002年5月3日

TC25AL

 17cm×17cmサイズのFlexATXマザーボード用、電源&ドライブ用、そしてPCIカード用。279(W)×210(D)×53(H)mmという小型サイズのアルミケース3台をコンポーネント構成して1台のPCとして機能するようにしたユニークな製品「TC25AL」がテックから来週中にも発売予定だ。



3段積み重ね例
3つのコンポーネントを縦に積み重ねたところ。この場合、最上部のコンポーネントから伸びるPCIケーブルは電源ユニットのすぐ脇を突き抜けて、最下部のマザーボードへと伸びている

 それぞれのコンポーネントは、それこそオーディオ用機器よろしく専用のケーブルで接続する……のではない。それぞれ天板や底板部の一部がくりぬけるようになっており、その穴を用いて従来どおりのPC用ケーブルを取り回すという、かなり強引な仕様だ。つまり、電源&ドライブ用のコンポーネントとマザーボード用のコンポーネントは、電源やATAPIなどケーブルの長さによって配置の制限を受けることになる。圧巻なのはPCIカード用コンポーネントで、長い延長ケーブルをマザーボード側のPCIスロットにただ繋ぐだけというのには潔さすら感じるほど。

 はたしてこのケーブルにノイズ対策は施されているのか不安になってしまうが、それを言い出せば「ではコンポーネントの外に出てしまう電源ケーブルは大丈夫なのか」「ケーブルを通す穴の防塵対策は?」などなど、キリがなさそう。ケーブル以外の部分でも、スリムタイプのドライブを2つ搭載できることになっているベイのフロントパネルは特殊なサイズで、実際にドライブを取り付けたときにはドライブの周辺にぽっかりと空洞が空いてしまう。また、マザーボード用コンポーネントでは、背面がバックパネルではなくわざわざくり抜かれているため、くり抜かれているデザインに合うマザーボードを探す必要がある。



TC25AL1
マザーボード用コンポーネント「TC25AL1」。前面には電源/リセットボタンを装備し、穴は天板部のみ開けられる
内部
TC25AL1の内部。17cm×17cmのマザーボードを搭載でき、(写真では外しているが)マウンタによって2.5インチHDDも搭載可能
インターフェイス
問題の(?)背面インターフェイス。IEEE1394やビデオ出力など特殊な入出力端子を持つことが多い小型FlexATXマザーボードのほとんどは搭載不可だ
TC25AL2
電源&ドライブ用コンポーネント「TC25AL2」。ケーブル取り回し用の穴は天板、底板両方に用意する
内部
電源は1U用の145W。スリムタイプのドライブ用ベイは2つで、3.5インチHDDも搭載できるという
フロントパネル
特殊形状のドライブベイ用フロントパネル。スリムタイプのドライブを搭載すると、大きな空洞ができてしまう
PCIカード用コンポーネント「TC25AL3」。写真は背面で、ぽっかり空いた空洞はPCIカードのブラケット用
内部
内部にはPCIスロットが1本用意されているだけ。拡張カードを利用しないならこのコンポーネントは不要で、これだけ別のPCで利用してもいいわけだ
PCI延長ケーブル
底板から伸びるPCI延長ケーブル。取り回せる部分の長さは30cm程度

 ただし、17cm×17cmサイズマザーボードをベースとする小型PCの可能性をひとつ提示したTC25ALの意義は決して小さくない。利用できる構成が限定されるため、当初はベアボーンPC的にしか利用できないだろうが、それでも第2弾、第3弾の登場が楽しみな“コンポケース”と言えるだろう。ちなみに3日の段階で販売を予告しているのは高速電脳。すでに入荷済みだという同店では予価を3万9800円としており、利用できるマザーボードが判明し次第販売を開始するとしている。

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(小磯)




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