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i845E/Gマザーが複数ショップに入荷!販売できないド派手なパッケージ

Printable Version 2002年5月2日

i845E/G

 4月27日に、2日の発売が販売代理店からアナウンスされていたGigabyte製の“i845E”チップセット搭載マザーボード「GA-8IEXP」その発売延期が発表された直後に、今度はi845E搭載マザーボード「EP-4BEA」、そしてi845Eに内蔵グラフィックコアを加えた“i845G”搭載マザーボード「EP-4G4A」「EP-4G4A+」の3製品が突然、なんとEPoXから登場した。これまでの記事でもお伝えしているとおり、コードネーム“Brookdale-E/G”ことi845E/Gは現時点で発表されていないチップセットで、両チップセットを搭載するマザーボードの製品版がアキバのショップに入荷したのを確認できたのは今回がはじめて。ただし、入荷したショップではどこも「少なくとも2日の段階では販売しない」と口を揃えており、まだ店頭には並んでいない。i845E/Gの発表は20日と言われており、最悪の場合、2週間以上もの間、ショップの倉庫で眠り続けることになる。



i845E=i845D+FSB 133MHzサポート+USB2.0対応のICH4
そしてi845Gはi845E+GeForce2 MX相当?のグラフィックコア

パッケージ
RG82845E
RG82845G
FW82801DB
パッケージ形状に変化はないi845E/G。ICH4のマーキングからは(当然だが)“SECRET”の文字が消えた

 i845D(正式名称は“i845 B-Step”)以来のアップデートとなる今回のi845E/G。このi845E/Gは、アキバのショップで入荷が確認されており、近日中の販売開始が予想されるFSB 133MHz(Quad Pumped 533MHz)版Pentium 4に対応するMCH“RG82845E”あるいはGMCH“RG82845G”と、USB2.0コントローラを内蔵する新型ICH“ICH4”こと“FW82801DB”の組み合わせからなるチップセットだ。i845EとGの違いはMCHとGMCHのみで、i845EのMCH、i845GのGMCHはともにメモリサポートがPC2100(DDR266) DDR SDRAMを最大2GBまでとなっているのはi845Dと同じ。製品として実際に出荷されたSouth Bridgeとその相当品としては史上初めてUSB2.0コントローラを内蔵したICH4も、それ以外の部分でICH2と仕様面の変化は特にないようだ。なおIntelはUltra ATA/133をサポートしないため、ICH4のATAサポートもICH2と同じくUltra ATA/100までとなっている。

 i845GのGMCH内蔵ビデオコアに関して明らかになっている情報は極めて少ないが、コアクロックは200MHzで、メモリ周りの改善により従来のIntel製内蔵グラフィックよりもかなり高速化したようだ。編集部が独自に入手した情報によると、DirectX8.xを(どの程度かは不明ながらも)ハードウェアでサポートする、GeForce2 MX相当の3D性能を持つコアであるという。もちろん、実際のパフォーマンスについてはすべて憶測でしかなく、詳しくはIntelによる発表、もしくは国内外のサイトで発表されるベンチマーク結果を参照する必要があるだろうことは注意しておいてほしいが、情報どおりだとすれば、SiS650と同等かそれ以上のパフォーマンスを持つことになる。



初のi845E/GマザーはEPoXらしい豊富なオーバークロック設定がウリ

EP-4BEA
「EP-4BEA」
EP-4G4A+
「EP-4G4A+」
パッケージ
i845Gマザーボード2製品のパッケージ。とにかく派手

 今回登場した3製品はどれもオーソドックスなレイアウトのマザーボード。ICH4の刻印を見なければ、i845Dマザーボードと区別できそうにない。i845EマザーボードであるEP-4BEA、i845GマザーボードであるEP-4G4Aともに、アナログ6ch出力をサポートするRealtek製のAC'97コーデックを搭載するのが目を引く程度だ。ただし、EPoXではi845Gの方を本命と捉えているのか、GMCH上に載っているヒートシンクがEP-4BEAのMCH上にのっているものよりも豪華。これはHighPoint製のIDE RAIDコントローラやRealtek製のネットワークコントローラ、そしてPOSTコード表示装置をオンボードで用意する上位モデルであるEP-4G4A+も同じで、i845Gマザーボード2製品は、パッケージにピンクとも紫ともとれるド派手な色を採用したのも大きな特徴と言えるだろう。i845Gチップセットは非公式ながらPC2700 DDR SDRAMに対応すると言われているが、それを踏まえた派手なパッケージということかもしれない。
 FSBは3製品とも100〜200MHzの範囲を1MHz刻みで設定可能で、AGPスロット供給電圧もデフォルトと+0.1〜0.4Vの合計5とおり設定できるのも共通。ただし、VCoreとDDRスロット供給電圧設定にはi845EとGで差があり、EP-4BEAではVCoreがデフォルトから-0.100〜+0.100まで0.025V刻み、DIMMスロット供給電圧がデフォルトから+0.3Vまで4とおりとなっているのに対し、EP-4G4AとEP-4G4A+ではそれぞれ-0.100〜+0.350V(0.025V刻み)、デフォルトから+0.7Vまで8とおり設定できるようになっている。ビデオコア内蔵のi845Gマザーボードの方が設定項目が多いというのはいささか変な気もするが、EPoXがi845GマザーボードでPC2700 DDR SDRAMの使用を想定しているとするなら、さもありなんといったところだろう。



EP-4BEA
EP-4G4A/4G4A+

 ちなみに3製品とも拡張スロットはAGP×1、PCI×6、CNR×1で、ICH4によってオンボード2つとブラケットに4つのUSB2.0ポートを持つ。ただし、ICH4内蔵USB2.0コントローラの仕様で、最大転送速度480Mbit/秒をポート数で割るため、4つのポートにすべてUSB2.0デバイスを接続した場合にそれぞれの最大転送速度は480Mbit/秒割る4、つまり120Mbit/秒となるので要注意。これはICH4の問題で、今回の3製品に限ったものではないが、接続するデバイスによっては満足な速度が得られない場合があることになる。



現状ではマニア向け。爆発的な人気には「?」
WillametteコアCeleronとのセットでi845Dがさらなる人気の可能性も

Intel 845 Chipset with Intel Extreme Graphics
EP-4G4A/4G4A+のパッケージに記載される“i845G”のロゴ。内蔵グラフィックについてIntelはかなり自信を持っているようだ

 FSB 133MHz版Pentium 4が発売と同時にどの程度人気を集めるのかは未知数だが、FSB 133MHz版Pentium 4のシステムバス帯域の半分となる2.1GB/秒のメモリバス帯域となっているPC2100 DDR SDRAMと組み合わされたi845E/Gに劇的パフォーマンスアップはそれほど期待できそうにない。上でも述べたように、i845GとPC2700 DDR SDRAMを組み合わせれば話は別だろうが、現在Northwoodコア版Pentium 4を利用している人が揃ってマザーボードごとFSB 133MHz環境へ移行するとは考えにくいのが現状だ。ただし一方で、アキバは新しいモノ、パフォーマンスが上がるモノが人気を集める街でもあり、発売後しばらくはマニア向けとして推移するかもしれない。すでに一部では確認できている製品もあるように、i845E/Gの登場で全体的に値段が下がると思われるi845Dマザーボードが、これも近日中に極めて安価で登場すると予想されるWillametteコア版Celeronとセットになってローコスト市場で人気を集める可能性もあるだろう。



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(小磯)




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