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ハードウェアT&L搭載ビデオコア内蔵の“SiS740”マザー「サムライの憧憬」が初登場!

Printable Version 2002年4月25日

L7SOM

 1月15日の記事でPCCHIP製マザーボードが“近日登場”だとお知らせしてから3カ月弱。諸事情によって入荷しなかったPCCHIPS製品に代わり、ECSから“SiS740”チップセット搭載のMicroATXマザーボード「L7SOM」が初登場となった。25日から店頭販売が始まっている。



SiS740
SiS740に取り付けられているヒートシンク。ビデオコア内蔵による発熱が心配になってしまうほど小型だ
マニュアル
South Bridgeについて言及するマニュアル。今後USB2.0/IEEE1394コントローラ内蔵モデルに置き換わる可能性もある

 SiS740はSiS(Silicon Integrated Systems)製のAthlonファミリ向けチップセット。SiSのAthlonファミリ向けチップセットとしては現在、North&South Bridgeをワンチップで提供する“SiS735”とその後継に当たる“SiS745”が現行製品となっているが、SiS740はそのうちのSiS735に同社製のビデオチップ“SiS315”相当のビデオコアを統合し、さらにSouth BridgeとしてUltra ATA/100に対応する“SiS961”を採用したチップセットだ。SiS315相当のビデオコアを統合し、South BridgeのSiS961と533MB/秒の帯域幅を持つMuTIOLバスで結ぶチップセットとしてはPentium 4向けの“SiS650”によく似ているが、SiS650内蔵ビデオコアがハードウェアT&Lエンジンを搭載していなかったのに対し、SiS740では搭載しているというのが大きな違い。これはSiSのウェブサイト上で明言されているほか、ECS台湾本社、そして日本エリートグループでも確認済みという。ハードウェアT&Lエンジンを搭載するビデオコアが統合されたチップセットを搭載する製品がリテール市場に登場するのはNvidiaの“nForce”シリーズに続き2つめとなる。なお、このビデオコアが内部的にSiS独自の“Ultra-AGPII”で接続されているのはSiS650と同じで、AGP 8x相当となる2GB/秒の帯域幅を持つ。VRAMはメインメモリから最大64MBをシェアする仕様で、内蔵RAMDACは333MHz。



拡張スロット
拡張スロット
外部インターフェイス
外部インターフェイス
パッケージ
パッケージ
不安定には理由がある
W.S.T.同梱

 拡張スロットはPCI×3、CNR×1。DDR SDRAM専用のDIMMスロットは2本で、PC2100(DDR266) DDR SDRAMを最大2GBまで搭載できる。オンボードではAC'97コーデックを搭載し、サウンド入出力に対応するほか、Realtek製のコントローラによりネットワーク接続もサポートする。FSBは100〜147MHzの範囲を10段階に設定可能だ。
 価格はOVERTOPで1万1300円、高速電脳で1万1500円。“GeForce2 MX相当”のSiS315ビデオチップを内蔵し、同時にAGPスロットを用意していないのを考えると、リテールよりもベアボーンPCやショップブランドPCといったOEM向けとしてのカラーが強そうだ。しかしVIAの“ProSavageDDR KM266”よりもハードウェアT&L分は少なくとも高性能で、かつnForce 420/420Dより安価という特徴を武器に、ある程度の需要は生むだろう。

 ちなみに日本エリートグループによる愛称は「サムライの憧憬」。「SiS735マザーボード『サムライの浮気』で浮気した人が、さらに浮気しようとあこがれるような存在」という意味だそうだ。ちなみに初回版限定で、システムに負荷を与えて安定性や問題点の検証を行うソフト「W.S.T.」のバンドル版を同梱する。これは「初期ロットを購入するというリスクを負ってくれるユーザーへの感謝」とのこと。



VIA製チップセット搭載の「サムライの野望」はKT333へとリビジョンアップ

K7VTA3 Rev.3.1

 また、同じく25日から“Apollo KT333”チップセット搭載マザーボード「K7VTA3 Rev.3.1」の流通も始まっている。Apollo KT266から始まった「サムライの野望」第3弾ということになる。Realtek製のネットワークコントローラを搭載し、価格はOVERTOPで1万980円、高速電脳で1万1800円。なおFSBは100〜166MHzの範囲を7段階に設定できる。なお同製品も初回版限定で「W.S.T.」を同梱。



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(小磯)




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