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RDRAM用クロックアップツール「USO800(ウソはっぴゃく)」が玄人志向から

Printable Version 2001年6月15日

基板

 「えっ!?うそぉー」と思わず叫んでしまいそうな“RDRAM用オーバークロックツール”が玄人志向から発売され、TSUKUMO eX.が4999円で販売を開始した。製品名は「USO800(ウソはっぴゃく)」(型番:SPD-RD800)で語呂合わせがとてもユニークだ。さて、このUSO800だが「PC700規格のRIMMにこのツールを装着すればPC800のRIMMとして認識する」シロモノらしい。このからくりは、玄人志向のホームページを読んでみると、どうやら次の通りと推定できる。

(1)手持ちのPC700のRDRAMに“USO800”を取りつけてマザーボードのメモリースロットに組み込む。
(2)通常通り、マシンの電源を投入する。
(3)マシンが起動してPOSTが開始される。
(4)マザーボード側のBIOSによって、チップセットがスロットごとに組み付けられたメモリーの情報を取得しようとしたときに、USO800から「このメモリーは、PC800スペックの***MBですよ、けっしてPC700ではありませんからね♪」とUSOの情報を流す。
(5)システムは、まんまとその情報を元にしてメモリークロック等の設定を施す。
(6)マシンは、あたかもPC800スペックのメモリーが組み付けられたと思いこんで動作する。

といった具合だ。



基板アップ

 このうち(1)の取付方法だが、同ホームページから詳細な取付説明書(PDFファイル)をダウンロードして読んでみるとUSO800本体基板に組み付けられたループ状のフイルム基板の中間点に、RIMMモジュールの端子をあてがう。ただし、フイルム基板を指定されたピン番号位置へ正確に合わせる必要性がある。もし、ズレると(2)の時点で正しく動作しないだろう。さらに、そのフイルム基板には裏表があって、銅箔がむき出しになっている方が表向き、つまり、メモリースロットの端子に接触する方向で固定するのだと思われる(なお同説明書では、RIMMモジュールの側面にフイルム基板をセロテープで固定している写真が掲載されておりUSO800本体基板は、空中で浮くことになる)。この状態でメモリースロットに装着すれば、RIMMモジュールに用意されたSPD のための情報は、絶縁されてUSO800に搭載されているメモリー情報を(3)の動作時にマザーボードが取得してしまうことから本来のSPDプロセスを乗っ取れると言うわけだ。ただし、(4)のところで「**MB」とした部分に関連するが、本来のメモリー容量の情報をも絶縁することからUSO800に実装されたディップスイッチで128MBか256MBをセットしなければならない。おそらく実装されている2個のチップ(シリアルEEPROM)のそれぞれには128MBと256MBの情報が書き込まれてあり、スイッチで切り替えているものと推察できる。もう一つ、肝心なことは(5)のようにマザーボードが自らセットできるよう、BIOS設定においてメモリークロックなどの設定項目は、“AUTO”あるいは“SPD”などの自動設定にしておく必要性が予測できる。だが、(6)の条件を満たすためには、手持ちのPC700スペックRIMMがPC800スペックであっても十分動作するオーバークロック耐性を保有している事が必須だ。でなければ、何らかのメモリートラブルを抱える可能性がある。



 ところでこちらのレポート からみてもPC800 RDRAMは、発売当時に比較して手の届きそうな価格に下がってきているのは事実だ。一方でPC700 RDRAMの下取り価格も当然下落しているハズで、PC700からPC800にメモリーアップグレードを思案した場合の必要な予算金額が懐具合を圧迫するならばUSO800の購入価値も検討に値するかも知れない。ただし、PC700スペックのメモリーチップ性能をUSO800が向上させるものではないことを十分承知の上で判断しなければならないだろう。また同製品を使用したことにより、メモリやマザーを破損したとしても自己責任になるので注意していただきたい。


【取材協力】

(KAZ)




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