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初のデュアルAthlon対応マザー「Thunder K7」販売開始! Palominoもまもなく登場か!?

Printable Version 2001年6月5日

Thunder K7
「Thunder K7」

 AMD製CPU用としてはじめてデュアルCPUに対応したマザーボード、Tyan「Thunder K7」(型番:S2463)がアキバに現れた。3月にUSER'S SIDE本店が予約を開始 してから約3ヶ月。現在台湾で開催中のCOMPUTEX TAIPEI 2001で展示されている 同製品だが、それがもう販売されているのだからさすがはアキバである。



AMD762
「AMD762」。見た目はちょっと小ぶりなK6?!

 スペックは、基本的には3月の記事で紹介したとおり。AMD初のデュアルCPU対応チップセットである“AMD760MP”を搭載し、North Bridgeである“AMD762”はまるで同社のSocket 7 CPU“K6”シリーズそっくりなヒートスプレッダで覆われている。South BridgeはUltra ATA/100に対応した“AMD766”。シングルCPUに対応したAMD760チップセットも含め、AMDのSocket A(462)対応チップセットでAMD製South Brideを搭載したマザーボードが登場したのはこれがはじめてだ。



AMD766
South Bridge「AMD766」
DIMMスロット
斜めにメモリを挿すDIMMスロット。大きめのレジスタードDDR SDRAMを一番左のスロットに差すときは注意が必要かもしれない

 Thunder K7の対応CPUはコードネーム“Palomino”と呼ばれる次世代Athlon。米国時間5日に「Athlon MP」と発表されたCPUである。ただし、現行のAthlonやDuronでもデュアル動作は可能のようだ。もちろんこれは自己責任での運用が前提だが、すでにショップではデュアルDuronの動作デモが行われていることからすると、とりあえず先日のXeonのようにCPU入手の心配はしなくて済みそう。
 基板でひときわ目に付くのは斜めにメモリを挿すDIMMスロット(4本)。このようなDIMMスロットは1Uサーバ用のマザーボードに多く見られる方式であり、Thunder K7もそういった用途を意識しているのだろう。なおメモリはレジスタードタイプのDDR SDRAMを使用する必要があり、通常のDDR SDRAMは使用できない。



Palomino
USER'S SIDE本店に入荷していたES品のAthlon MP。コムサテライト3号店では近日入荷予定だとか
AHX1000AMS3C
Athlon MPのコア。マーキングが従来の“A1300AMS3B”(Athlonファミリの1.3GHz)といった表記から“AHX1000AMS3C”に変わっている。ちなみに6月付けで公開されているAMDの“AMD Athlon MP Processor Model 6 Datasheet”によれば、“HX”とは“High-Performance Processor for Multiprocessing Systems”という意味
L1
倍率変更操作で話題となるL1ブリッジは、4本から5本に増えている
ジャンパ設定
FSB設定はジャンパで行う。CPU1とCPU2で設定方法が異なる点には注意が必要だ。なお、シルク印刷には90/100/133MHzの切換ジャンパがあるがマニュアルには200/266MHz(100/133MHz)の設定しか明記されていない
Rev.A
マザーボードのリビジョンは“A”となっている

 続いてはずらりと並んだ拡張スロット。上からAGP Proスロットと、5/3.3Vユニバーサル対応の64bitPCIスロット5本が並んでいる。この拡張性に加えオンボードでUltra160 2チャンネルに対応したAdaptec製SCSIコントローラ“AIC-7899W”を搭載するほか、3Comの10/100Base-TX対応ネットワークコントローラ“3C920”も2つ搭載。オンボードビデオ機能としてATI Technologiesの“RAGE-XL”も搭載している。ただし、サウンド機能は付いていない。これだけオンボードで搭載していながらサウンド機能がないというのは珍しい。



AIC-7899W
Ultra160 2チャンネル対応SCSIコントローラ“AIC-7899W”
3C920
10/100Base-TX対応ネットワークコントローラ“3C920”×2
3C920
“RAGE-XL”。ちなみにビデオメモリは4MB
NMB電源
NMB製460W電源

 電源コネクタは24ピンのATXコネクタと8ピンの12V入力を備えた専用のものが用意されており、マニュアルによるとDelta製の「DSP465AB-A」とNMB(ミネベア)製の「SD025A460WSW」が推奨されている。なお、入荷したショップではほとんどがNMB製の電源ユニットとのセット販売を行っている。
 電源ユニットとのセット価格は秋葉館Win、高速電脳で10万7800円、コムサテライト3号店で10万8000円。USER'S SIDE本店のみ、単品9万8000円という価格を提示している。なお、レジスタードのDDR SDRAMはすでにいくつか流通しているが、秋葉館Winが今週中に、USER'S SIDEは来週12日に入荷する見込みで、ともに安価で販売予定とのこと。ちなみにUSER'S SIDE本店では、12日に入荷する256MBを予価1万2800円としている。



24ピンのATX端子と8ピンの12V入力
24ピンのATX端子と8ピンの12V端子
8ピンコネクタ
マザーボード側の12V 8ピン端子

 高価ながら「人柱候補からの問合せが殺到している」(高速電脳)という声もあり、デュアルAthlonへの期待はかなり高いようだ。256MBで1万2800円のレジスタードDDR SDRAMが出まわる頃になると、Thunder K7はショップから姿を消すかもしれない。欲しい人は早めに購入して、メモリの入荷を待つのも手かも?!


ちなみに、USER'S SIDE本店ではThunder K7にデュアルDuron-750MHzで動作させていた
デバイスマネージャ
デバイスマネージャ。AMD762/AMD766が認識されている
【関連記事】 【取材協力】

(Jo_Kubota)




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