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1.3GB CD-R/RWメディア“DDCD”対応のCD-RWドライブが世界初登場!

Printable Version 2001年4月13日

CRX200E
「CRX200E」。上面前方に窪みがあるのが特徴だ

 CD-RWドライブに新たな選択肢が現れた。13日から一部のショップで販売が始まっているソニー製「CRX200E」は、1.3GBという大容量メディア“DDCD”(Double Density CD-R/RW:倍密度CD-R/RW)の書き込み/書き換えに対応した世界初のドライブである。



既存メディアとの比較
既存メディアとDDCDとの比較

 DDCDとは、現行のCD-ROM/R/RW規格をソニーが独自に拡張した規格。誤り訂正とアドレス方式を拡張すると同時に、トラックピッチと最小ピット長を現行のCD-R/RWメディアの1.6μm、0.833μmからDDCDでは1.1μm、0.623μmと、それぞれ約ルート2分の1に縮めて記録密度を高めた。これにより、650MBのCD-R/RWメディアの倍となる1.3GBものデータを記録できるようにしたものだ。このため、DDCDのメディア(CD-Rメディア「DD-R」、CD-RWメディア「DD-RW」)を読み込むには対応のピックアップを搭載するドライブが必要となり、従来のドライブでのDD-R/RW読み込みはできない。



ロゴ
フェイスに書かれているロゴ。従来の“COMPACT disc ReWritable”の左上に“DD”の刻印がある。また、DD-R/RW対応をうたう“1.3GB”のロゴも見受けられる

 CRX200Eのスペックを見てみると書き込み速度は4/8/12倍速で、書き換え速度は4/8倍速、読み出し速度は最大32倍速となっており、DD-R/RWのほか、既存のCD-R/RWメディアにも対応。書き込みモードはディスクアットワンス/セッションアットワンス/トラックアットワンス/パケットライティングをサポートする。内蔵バッファメモリは8MBでインターフェイスはATAPI。
 同梱のソフトは、現在市場に流通しているライティングソフトとして唯一DD-R/RWをサポートする「PrimoCD」のほか、パケットライティングソフト「abCD」、バックアップソフト「Retrospect Express」となっている。



フェイス
CRX200Eのフェイス。配色は銀となっている
インターフェイス
背面。ちなみにATAPIのケーブルとアナログオーディオケーブルもパッケージに同梱する
DD-RとDD-RW
パッケージにはソニー製のDD-RとDD-RWが1枚ずつ同梱されている
パッケージ
パッケージ

 気になるのは汎用性だ。CRX200Eが1.3GBのDD-R/RWに対応しながらCD-R/RWメディアもサポートするのはありがたいが、一方DD-R/RWメディアがCRX200Eでしか読み出せないのは注意が必要だろう。現在、ソニーのほかにDDCD規格をサポートするCD-RWドライブの発売をアナウンスしているメーカーは存在しないため、しばらくはCRX200Eのユーザーしか1.3GBという大容量の恩恵を受けられない。どうしても個人用のバックアップデバイスとしての用途しか見いだしづらいのが現状だ。
 またバックアップ専用のドライブとしてCRX200Eを捉えた場合、同製品の価格は3万円程度だが、同じく互換性/汎用性に問題を抱え、バックアップ専用のドライブとなりつつあるDVD-RAMドライブも一部の製品はすでに先行してほぼ同じ価格で販売されている。DVD-RAMメディアは1枚最大4.7GB。こう考えると、個人用のバックアップ装置としてCRX200Eの魅力はあまり高くないと言わざるを得ないだろう。もっとも、メディア1枚の価格はDD-Rが300円、DD-RWが600円程度とDVD-RAMに比べてかなり安価。このため、いくつかの規格が乱立する、いわゆる“次世代バックアップメディア”の本命が確定となるまでは、コストパフォーマンスの高いバックアップ装置として利用価値はあるかもしれない。



メディアの単品販売

 実売価格はコムサテライト3号店で2万9780円、TSUKUMO eX.とT-ZONE.PC DIY SHOPで2万8000円。また、新宿ではヨドバシカメラ新宿西口本店 マルチメディア館とソフマップ新宿4号店 ChicagoIIで2万9800円となっていた。調査時、アキバの3店にメディアの在庫はなく、TWOTOP 1号店がDD-Rを1枚298円、DD-RWを598円で販売中だ。



日本語版
パッケージに同梱のメディアは英語版のケースに入っているが、小売版は日本語版のケースに入っている
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(小磯)




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