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エプソン、高画質化技術“EPSON Color”を搭載した複合機/専用機など2005年冬のプリンター新製品を発表――イメージキャラクターは長澤まさみに

Printable Version 2005年9月22日

from ASCII24

セイコーエプソン(株)とエプソン販売(株)は22日、東京・赤坂見附の赤坂プリンスホテルにプレス関係者を集め、2005年冬のプリンター新製品“Colorio(カラリオ)”シリーズとして複合機4機種、メモリーカードスロットと液晶ディスプレーを持つダイレクト機3機種、パソコンに接続して印刷を行なう単機能機2機種を10月6日に発売すると発表した。また、デジタルカメラなどで撮影した静止画/動画を再生表示する携帯マルチフォトビューアーの新製品『P-4000』も同時発売すると発表した。

2005年冬モデルの“Colorio(カラリオ)”シリーズのCMキャラクターに起用された長澤まさみさん
2005年冬モデルの“Colorio”シリーズのCMキャラクターに起用された長澤まさみさん

冬モデルプリンターに共通する特徴は、

  • プリンターに内蔵する新画像処理エンジン“オートフォトファイン!EX”、顔料/染料ともに高発色と耐久性を持つ“つよインク”、発色性と耐久性を高めた“クリスピア”シリーズなどのフォト専用紙の3点を組み合わせた“EPSON Color”テクノロジーを搭載(一部機種を除く)
  • 複合機/ダイレクトプリンターともに液晶ディスプレーを標準搭載し、従来機種よりも大型化・高精細化を実現(一部機種を除く)
  • 各カテゴリーの上位機種では1.5plの極小インク滴をより正確に着弾させる新ノズルを開発したほか、ヘッドの移動制御技術、紙送りの改良と印刷Pass数の極小化(特にフチなし印刷での末端部)、加減速時間の短縮などにより印刷時間を2004年モデルの半分程度に短縮(L判プリントでの同社測定値)

など。各製品の特徴と編集部による予想実売価格は次のとおり。

複合機(スキャナー/コピー/プリンター/メモリーカードスロット)

『PM-A950』
複合機だけでなくCalorioシリーズのフラッグシップモデルとなる『PM-A950』
『PM-A890』
携帯電話との連携機能を強化した『PM-A890』
『PM-A750』
4色インク採用の普及モデル『PM-A750』
『PX-A650』
唯一の顔料インク採用複合機『PX-A650』
PM-A950
『PM-A900』の後継機種で、“写真を扱う楽しさ”を搭載したというフラッグシップモデル
EPSON Color対応/チルト機構付きの3.5インチ“PhotoFine”液晶ディスプレー(VGA表示)搭載/最小インク滴1.5pl 6色染料インク/最高印刷解像度5760×1440dpi/4800dpi CCDスキャナー内蔵/L判フチなし印刷で20秒(同社測定値)の倍速化を実現
4万円台後半
PM-A890
『PM-A870』の後継機種
EPSON Color対応/2.5インチ“PhotoFine”液晶ディスプレー(512×384ドット)/最小1.5plの6色染料インク/印刷解像度5760×1440dpi/3200dpi CCDスキャナー内蔵/IrDA V1.2標準搭載/L判フチなし印刷 32秒
3万円台半ば
PM-A750
『PM-A700』の後継機種
1.5インチTFT液晶ディスプレー(512×218ドット、デルタ配列)/最小2plの4色染料インク/印刷解像度5760×1440dpi(ダイレクトプリント時:720×720dpi)/2400dpi CISスキャナー内蔵/L判フチなし印刷 38秒
2万円台半ば
PX-A650
『PX-A550』の後継機種
液晶ディスプレーなし/最小3plの4色顔料インク/印刷解像度5760×1440dpi(ダイレクトプリント時:1440×720dpi)/1200dpi CISスキャナー内蔵(フィルムスキャン非対応)
1万円台後半


ダイレクトプリント機(プリンター/メモリーカードスロット)

『PM-D800』
ダイレクトプリント機の最上位モデル『PM-D800』
『PM-D600』
4色インク採用の普及モデル『PM-D600』
『E-150』
バッテリー駆動も可能なコンパクトダイレクトプリンター“Colorio Me:”『E-150』
PM-D800
『PM-D700』の上位機種にあたる、操作性を向上したダイレクトプリント機の最上位モデル
EPSON Color対応/2.4インチTFDカラー液晶ディスプレー(320×240ドット)/最小3plの6色染料インク/印刷解像度5760×1440dpi(ダイレクトプリント時:2880×720dpi)/L判フチなし印刷 45秒
2万円台後半
PM-D600
『PM-D700』の後継機種にあたる普及モデル
1.5インチTFTカラー液晶ディスプレー(512×218ドット、デルタ配列)/最小2plの4色染料インク/印刷解像度5760×1440dpi(ダイレクトプリント時:1440×720dpi)/L判フチなし印刷 38秒
1万円台後半
E-150
『E-200』(併売)の下位機種にあたる携帯型ダイレクトプリンターの普及モデル
EPSON Color対応/1.5インチTFTカラー液晶ディスプレー(512×218ドット、デルタ配列)/最小3plの4色染料インク/印刷解像度5760×720dpi(ダイレクトプリント時:1440×720dpi)
1万円台後半


単機能機(プリンター)

『PM-G630』
単機能プリンターの最上位モデル『PM-G630』
『PX-V630』
顔料インク採用で、今回のラインナップ中で唯一パラレルポートを標準装備する『PX-V630』
PM-G730
『PM-G720』の後継機種にあたる単機能機のハイエンドモデル
EPSON Color対応/最小3plの6色染料インク/印刷解像度5760×1440dpi/L判フチなし印刷 45秒
1万円台後半
PX-V630
顔料インクを採用する単機能機の普及モデル
最小3plの4色顔料インク/印刷解像度5760×1440dpi/唯一パラレルポートを標準装備し、Windows 95をサポート
1万円台前半


携帯マルチフォトビューアー

『P-4000』
HDD容量が倍増して80GBになったポータブルフォトビューアー『P-4000』
P-4000
『P-2000』(併売)からHDD容量を倍増した上位モデル
HDD 80GB搭載/3.8インチ“Photo Fine”液晶ディスプレー搭載(VGA表示)/SDメモリーカード&CF TypeIIスロット装備/USB 2.0、ビデオ出力、ヘッドホン出力端子搭載/1780万画素までのJPEG/RAW/TIFF形式の静止画、VGAサイズまでのMPEG-4(Simple Profile、平均ビットレート2.5Mbps、最大2GB)形式の動画、MP3/AAC(最大320kbps)までの音声を再生可能
7万円台半ば


会場にはセイコーエプソンの代表取締役副社長の丹羽憲夫氏、情報画像事業本部IJP事業部長の三村孝雄氏、エプソン販売の代表取締役社長の真藤昌良氏らが出席し、プリンター市場の傾向や2005年モデルの戦略などを説明した。

丹羽憲夫氏
セイコーエプソンの代表取締役副社長の丹羽憲夫氏

最初に丹羽氏が壇上に立ち、プリンター市場について「2000年度をピークに下降傾向が続いたが、昨年末から盛り返して今年も期ごとに成長傾向を続けている。これは昨年末から複合機へのシフト、買い替えが進んだことと、“Colorio Me:”『E-100』に代表されるコンパクト機が市場を牽引しているため。特に複合機は現在のインクジェットプリンター全体の40%を占め、エプソンではその複合機でシェア60%を得ている。また、Colorio Me:で“おうちプリント”を提案し、“写真専用コンパクトプリンター”という新しい市場を開拓できた。これらを要因として、国内シェア50%を超えたい」と、プリンター事業の好調ぶりをアピールした。

三村孝雄氏
情報画像事業本部IJP事業部長の三村孝雄氏

続いて三村氏が2005年モデルの戦略について、「従来の銀塩カメラで撮影してお店にプリントを頼むという状況から、いかに家庭で印刷する機会を増やすか。そのために“美しく/簡単に/色あせない/楽しい/お得”の5つを追求し、訴求していく」と述べ、それを実現するために搭載した新技術“EPSON Color”の詳細を説明した。

新製品の位置づけ
新製品の位置づけ
新製品の特徴
新製品の特徴

EPSON Colorは、プリンターの画像処理エンジンを改良し、つよインク/メディア(写真専用紙)との組み合わせで、DPEショップや競合他社以上の“好ましい絵作り”を実現するというもの。改良した画像処理エンジン“オートファイン!EX”では、DPEショップのプリントで行なわれている、“人の手を介した、好ましい肌色への調整”を自動的に行なうという。これは、画像の中から人物の顔と思われる部分を自動検出して、逆光(顔が暗く写る)や色かぶり(蛍光灯の下での緑かぶり)などを補整して、顔の肌色を好ましい範囲に自動調整するもの。同社のテストでは検出率は80%以上を誇るとしている。また、人物が含まれない/小さくしか写っていない風景写真などでは空の青、森の緑を検出して、それらを最適に調整する。

EPSON Colorの内容と市場分析
EPSON Colorの内容と市場分析
肌色のばらつきと好ましい肌色の範囲
肌色のばらつきと好ましい肌色の範囲
人物検出機能の概要
人物検出機能の概要

家庭で印刷する“楽しさ”の提案としては、手書き文字合成機能を強化し、自分の手書き文字を合成したハガキなどの印刷が容易に行なえるようになった。これは、合成する写真を“手書きシート”上に薄い青の下地として印刷することで、大事な場所(人物の顔など)に重ならないように手書き文字を配置できるというもの。さらに、PM-A890ではIrDA端子を標準装備し、写真に合成する文字を携帯電話から入力する(携帯電話で入力した文字列を赤外線通信で転送する)機能も備える。パソコンを使わずに、携帯電話で撮影した画像に名前や挨拶などの短文を重ね合わせた“文字入り写真プリント”が楽しめるというわけだ。

2005年Colorioシリーズの販促方針
2005年Colorioシリーズの販促方針
2005年の訴求効果の狙い
2004年までの複合機訴求方針と2005年の訴求効果の狙い
ケータイとの連携機能による販促強化を行なうという
ケータイとの連携機能による販促強化を行なうという


CMキャラクターは“あやや”から長澤まさみへバトン“タッチ”

真藤昌良氏
エプソン販売の代表取締役社長の真藤昌良氏

発表会の第2部として、当日の午後2時からは新たにCMキャラクターに起用された女優の長澤まさみさん、およびお父さん役の俳優・高橋克実さん、おじいちゃん役の俳優・藤村俊二さんが勢ぞろいして、CM撮影の裏話などを披露した。第2部の最初に挨拶した真道氏は、キャラクターの変更について「黎明期を抜けた複合機を、より多くの人にアピールしていく必要がある。これまでタレントさん(アイドルの松浦亜弥さんら)には十分役目を果たしていただいたが、これからは開花期ということで新しいイメージキャラクターとして長澤まさみさんを起用した」と理由を説明した。



2枚の画像を並べて見比べる長澤さん
逆光で顔が暗く写ってしまった写真も、そのまま印刷するだけで自動的に補整して顔を明るく印刷できると、2枚の画像を並べて見比べて納得する長澤さん

深みのある青いノースリーブのワンピース姿という大人っぽいいでたちで登場した長澤さんは、「写真は思い出を残してくれるもので、自分でもよく撮ります。そんなイメージキャラクターに起用されてうれしい」と感想を述べた。また、アドリブでもユニークなコメントで切り返すお父さん(高橋さん)やおじいちゃん(藤村さん)については、「理想的なお父さんとおじいちゃんです」と紹介するも、「裏でそう言えってオドシましたから(笑)」(高橋さん)、「私はオドシませんよ」(藤村さん)と笑いを取った。

CMに出演する長澤さんら3人が勢ぞろい
おじいちゃん役の“おひょい”さんこと藤村俊二さんとお父さん役の高橋克実さんが、楽しいアドリブで会場を沸かせた

今回の写真補整機能が強化された複合機について、高橋さんは「実際にも(カメラ撮影が)得意じゃないので、逆光になったり、(頭を押えながら)隔世遺伝のせいかここがハレーションを起こしたり(笑)するので、プリンターが補整して印刷してくれるのを現場で見て、驚きました」と発言。藤村さんも、「カラリオ、びっくりしました。世の中進んでるなぁと思って。僕は携帯電話もだめなんで、周りからは“不携帯電話”って呼ばれてるんです。この撮影のときにも(孫役の長澤まさみさんが)こうやるとプリントされて出てくるよ、って言われて、もうびっくりしてしばらく寝込んじゃった(笑)」と愉快なコメントを連発した。

全体にアダルトな印象のスタイルを見せてくれた
この日の長澤さんは大人っぽいワンピースに合わせて、編み上げるタイプの膝下までのブーツや髪をアップにするなど、全体にアダルトな印象のファッションを見せてくれた。このワンピースも、濃い青と淡い青のストライプの生地を、ドレープの陰影ように見せるというデザインにも凝ったもの!

最後に長澤さんは、「おうちで簡単に印刷できるのは、お店に出しに行く手間も省けるし、一度覚えてしまえば簡単なので、これを買えばもっと楽しい“写真生活”を送れると思います。多くの人に使ってもらいたいですね」としっかり新製品の特徴をアピールした。

(編集部 佐久間康仁)




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