『東京大学物語』がアニメDVDに! 酒井若菜、井上和香、磯山さやかが妄想される?
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2004年1月17日
(株)小学館、(株)エイチエムピー、(株)セガは15日、オリジナルアニメDVD『東京大学物語』をセブンイレブン、ファミリーマート、サークルケイ、サンクス、スリーエフで2月24日に発売すると発表、都内で制作発表会を開催した。
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左から(株)セガゼネラルプロデューサー・赤松智氏、(株)エイチエムピー代表取締役・芳賀吉孝、(株)小学館週刊ビックコミックスピリッツ編集長・立川善剛氏、原作者・江川達也氏 |
『東京大学物語』は(株)小学館の『ビックコミックスピリッツ』に1992年から9年間に渡って連載された江川達也氏の人気漫画で、コミック全34巻、累計2000万部を誇る作品。容姿端麗、運動神経抜群、成績優秀とすべてに恵まれた主人公の函館向陽高校3年生の村上直樹は東大I文を目指して勉強。しかし、同じ学年の水野遥に一目惚れすることで人生が一転してしまう…、というストリーだ。村上直樹がいろいろな環境にもまれて成長していく様はもとより、過激な妄想シーンが当時話題を呼んだ。今回の作品は『東京大学物語』のアニメ版だが、DVDならではのマルチ音声機能を盛り込んでいるのが特徴。主人公の村上直樹に森久保 祥太郎さん、水野 遥に榎本温子さん、鈴木英里に桑谷夏子さんという声優陣のほか、酒井若菜さん(水野 遥)、井上和香さん(鈴木英里)、磯山さやかさん(小泉真紀)といったグラビアアイドルも声優として登場し、DVDを視聴するユーザーが声優バージョンとグラビアアイドルバージョンに声を切り変えて楽しむことができるという。
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「映像的にかなりイメージがしっかりできちゃってるんで、多分自分以外の人が作ると自分のイメージとは違うものになる、っていうのは仕方ない。まあ、キャラクターの顔が崩れないようにして欲しいっていうことくらいを話して、あとは比較的自由に料理してくださいとお願いしました」「(グラビアアイドルは)3人とも演技がとてもうまくて、本人たちの映像を見れないのが本当に残念」 |
記者会見に登場した原作者の江川達也氏は「描き始めたのは12年前で、テレビ朝日系で一度ドラマ化したんですけど、それから10年も経ってて忘れかけてました。この前、酒井若菜さんや井上和香さんのアフレコ風景に立ち会って、ちょっと申し訳ないような原作を描いてしまったと……。今後ちょっと恥しい芝居をして頂くんですけど、それをどうやって演じて頂けるかのかなって、少々不安になりつつ期待してます」と挨拶した。
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左から井上和香さん、酒井若菜さん、磯山さやかさん |
声優に挑戦した3人のアイドルは、「とにかく一生懸命やるしかなかった。アフレコでは、まだ他の方の声も入ってなくて、アニメーションもモノクロな感じだったんで、私自身もこれがどういう形で完成するのか楽しみ」(酒井)、「絵に合わせて声をのせていく難しさを感じました」(井上)、「画面の口の動きに夢中でボーッとしちゃったり……」(磯山)と振り返った。
この3人を前に、江川氏は「3人ともグラビアから注目していたので、本人の映像が見れないのは残念っていう感じ」とコメント。3人それぞれについては「井上和香さんが最初に決まって……。グラビアに出られてて注目していたんですけど……。どこに注目してたは置いといて(笑)、いいんじゃないかと。酒井さんとは名古屋テレビでドラマの脚本を書いた時に主役をお願いして……。酒井さんもグラビアに出たての頃から、かなりファンでした。磯山さんも結構グラビアで注目してて、『フロムI”sアイズ』の時に声優をされたんですよね。磯山さんは上手だったんで、この人は(きっちり)芝居できるなと思った」と話した。しかし、アイドルを前に「男性陣には自信をもってお送りできるんですけど、女の人に向けて自信をもってお送りできるか(笑)。本当にこんな作品の声優していただいて、どうもありがとう、というような感じですね」と、申し訳ないを連発した。
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水野遥役の酒井若菜さん。「(遥ちゃんの性格は)自分と正反対で、ネアカで素直でかわいらしくて、(私が)彼女の声をやっていいのかと思うくらい正反対でした」 |
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鈴木英里役の井上和香さん。「高校2年生の頃から村上君のことを思い続けている純粋な女の子なんですけど。すごい素直」 |
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小泉真紀役の磯山さやかさん。「正反対で気が強いコの役。難しかったです」 |
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『東京大学物語』の印象について酒井若菜さんは「かわいらしい作品」、井上和香さんは「男目線も分かってきたかな?」、そして磯山さんは「小さいころからこの作品を知っていて、(出演が決まって)ドキドキしたんですけど、成人にもなったことだし(笑)。この作品に出れてうれしい」とコメントした。
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「声優のへ挑戦はいい経験だった」と話す3人のアイドルたち |
江川達也氏は自分でもいつかは映画監督をやりたいと考えているそうで、各方面に現在根回し中だとか。「やっぱり自分でマンガを書いてるとですね、マンガより先に映像が(頭の中を)巡るんです。問題は、自分の頭のなかにある映像を現実に映像化するとすっごくお金がかかり、ちゃんとしたスタッフを揃えなきゃならないってことで……」と本音を明かした。『東京大学物語』をご自身で監督する企画も進めているとのことだ。
なお、記者会見後には個別インタビューが実施された。次のページからは、ASCII24編集部による酒井若菜さん、井上和香さん、磯山さやかさんへの直撃インタビューを掲載する。
[編集部]
まず、原作者の江川達也さんに会われた時の印象から聞かせていただけますか?
[酒井さん]
江川さんは、“しばられてない方”っていう感じがしますね。思ったことをすごくストレートにおっしゃる方ですし、マンガを見てわかるとおり“男の子の気持ち”の伝え方もすごく素直。素直なんて私の年齢で言うのは失礼なんですけど、少年っぽい感じの印象を受けました
[井上さん]
すごく気さくな方ですね。私、アフレコの時に緊張してたんですけど「楽しんで下さい」って言っていただいて……。私の勝手なイメージで、マンガとか描かれる方って、あまり喋らないのかなと思ったんですけど、すごく話しかけてくださって……
[磯山さん]
(直接会うまでは)私も静かな方っていうイメージを持ってたんですけど、周りの雰囲気を明るくしてくれる方だし、よく喋る方っていう印象をもちました。
[編集部]
声優をする際に江川さんからアドバイスはありましたか?
[井上さん]
(アフレコの時に)絵に自分の台詞が合わなかったんですよ。どうしても台詞が長くなってしまって……。で、その時に江川先生から「井上さんさんの気持ちを入れて欲しいから、ちゃんと収まらなくてもいいよ」と言ってくださって。「(無理に急いで声を絵に)収めることより、感情を入れて自然な言葉で喋ってもらった方がいい」と
[磯山さん]
実は、アフレコはまだやってないんです。前回アニメの声優をやったことがあるんですよ。その作品を先生が見て頂いてたみたいで、記者会見でも「芝居ができる子だなっ」て言われて嬉しかったですね
[編集部]
じゃあ、声優は馴れたもんですね(笑)
[磯山さん]
全然(笑)
[編集部]
演じる女性キャラクターは、自分と比較してどう思いますか?
[酒井さん]
私の演じた遥ちゃんはすごく素直で明るくて、いわゆる正統派というか優等生的なヒロインで、私とはかけ離れている。自分と似ているところはまったくなくて……
[編集部]
まったくないですか?
[酒井さん]
しいていうなら積極的なところですかね。だけど、キャラクターとして似てるところはないですね
[編集部]
遥ちゃんみたいな女性には憧れますか?
[酒井さん]
ある意味で羨ましいな、と思いますね。何でも持っているコで、いつも真ん中にいるコなんだろうなっていう……。クラスの中でもどこでも。そういうコって、何かを持ってるから、そういう風にできるわけで
[井上さん]
英里ちゃんっていうのはすごく大人しくて、すぐには自分の思ってること伝えられないコ。すごく一途に好きでいると思うんですけど……。なんだろ、一途なのは似てます(笑)
[編集部]
一途なんですか?
[井上さん]
私は浮気をしないので。絶対(笑)。だけど、おしとやかで(気持ちを)伝えられなくてもじもじしている一方で、いざ伝えようとすると、すごくストレートに相手に伝えるっていうのは、私にはないな。ストレートに言うのはすごく勇気がいるじゃないですか? それができる絵里ちゃんがすごく羨ましいと思いますね。私は、「もうちょっとおしとやかにしろ」とも言われます(笑)
[磯山さん]
私が演じる真紀ちゃんは、ちょっと気が強くて……しっかり者みたいな。台詞もズバっと言ったりして。でも裏を見れば一途に主人公の村上君のことが好きで……。その村上くんは遥ちゃんが好きだし……引き止めようとして恋の駆け引きをするんですけど、ある意味悲しいという気がしますね
[編集部]
自分と比べてどうですか?
[磯山さん]
うーん、一途は似てますけど、まったく違いますね
[編集部] 逆に、村上君みたいな男性はどう思いますか? 現実にいたら(笑)
[酒井さん]
男の子って、ああいう事を考えてるのかなぁって思うとショック!
[井上さん]
ショック!
[磯山さん]
これから出会う人もそう見ちゃうよね
[酒井さん]
“ああ、妄想されてるー”とか(笑)
[酒井さん]
でも、普通の男の子像だと思うんですよね。きっと女の子と話して色んな事を考えて。うーん。でも、なんかタイプじゃないなー(笑)
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「男の子って、ああいうこと考えてるのかなって思うとショック」 |
[編集部]
どんなタイプだったらいいんですか?
[酒井さん]
なんだろーな。みんな、あんなこと考えてるのかな〜(笑)。かわいらしくて、っていうのは好きなんですよ。一生懸命だったり、不器用だったり、そういうところは好きんなんですけど
[井上さん]
私はですね……
[編集部]
ショックですか?
[井上さん]
やっぱりショックですし……。なんでしょう……私は英里役なんですけど、(村上君は)遥ちゃんのことを好きなのに英里に……とかね
[酒井さん]
ねぇー!!(と大きく同意)
[井上さん]
ちょっと気持ち移りすぎじゃない? みたいな、そういうがちょっとあったりするので。結局、心移りのない人が良くて……。ただ、あれを読んでると、世の男の人はこんなことを考えているんだろうなって思っちゃうんですけど……決して、そういうところは見せないでほしいですね。いっさい見せないで欲しいですね
[磯山さん]
そうですね。女の子から見れば、(女の子を)いろいろ利用したりするところがあって「失礼だよ」みたいな部分があるんですけど。まあ、そういうのも“男の子”かなっていうのもわかるし、どっちの気持ちもわかるので何とも言えないんですけど……。タイプじゃないですね(笑)
[編集部]
(声優として)やりにくかったシーンはありますか?
[酒井さん]
息遣いですね。自分が演技する時に、「普通の息遣いを表現してください」って言われることはあまりないんですよ。それを今回、絵に合わせてやるっていうのは難しかったですし、台詞よりテンションの持っていき方とかがもっと難しかった
[井上さん]
そうですね。息遣いは難しかったですね。走ってきて立ち止まって、息が切れてっていうシーンがあったんですけど、すごく難しい
[磯山さん]
絵コンテを見る限りですが、“一方的に感情を入れるところ”があったんですよ。そういうのは普段ないので
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好きなマンガは? という質問に「普段はあまりマンガ読まないんですよ。東野圭吾さんの小説が好きでよく読んでるんです」(酒井)。「『20世紀少年』にハマってます」(井上)。「アニメだと『まじかる★タルるートくん』(江川達也氏の作品)とか」(磯山) |
[編集部]
好きなシーンは?
[酒井さん]
ズバリここっていうのはないんですけど、本当に男のコの理想のマンガだと思うんですよ。女の子に都合のいい部分っていうのは多分ないんですよね。どっちかというと、男の子から見て女のコはこうあって欲しい、こういう台詞を言ってほしいっていうものが描かれてる作品なんだと思います。だから、「ああ遥ちゃんの気持ちわかるな」っていうよりも、男の子目線を強く感じてて、私はその理想にハマるような話し方をしたいな、と思いながらやってました
[井上さん]
村上君に初めて話しかけるシーンがあるんです。「遥ちゃんの同級生なんです」っていう、本当に些細なことを伝えて自分の存在を知ってもらおうとしてる英里ちゃん。村上君と話せただけでもすごく幸せになってるっていうシーンが、女性としては共感できたかな
[編集部]
声だけを演じるっていうことについては?
[酒井さん]
面白いですよね。不思議な感覚があります。(他の仕事では)当然のように顔もついてきたから、声だけを録るっていうと新鮮な感じがします
[編集部]
自分の声ってどんな感じだと思いますか?
[酒井さん]
私はお芝居をする時に声から役作りをするタイプなので、“ああ、良かった”と思ったんです。でも、あまり自分の声が好きじゃなかったりするんで……。それなのに、声優の仕事に声をかけていただいたのはすごくうれしいことですね
[編集部]
自分の声が好きじゃないっていうのはどんなところが?
[酒井さん]
低くて通らないんですよ。いただく役が明るい女の子でキャピキャピしてるコの役が多くて……。で、普通にこういう風に話しをしていると「疲れてないですか?」とか、聞かれるんです(笑)。もっと可愛く喋りたいなとか思うんですよ(笑)
[編集部]
ドラマなんかで喋る時は、もっと高いですよね
[酒井さん]
そうですね。役的にそういうのが多いので
[井上さん]
私は自分で聞いてみてダメだったんですけど……あまり好きではないです、自分の声。自分で聞こえてる声と実際に聞いた声って違うじゃないですか。いまだにテレビで流れる自分の声が好きではないので(笑)。でも、今回選んでいただいたので、好きになってみようかなって思ってます
[磯山さん]
私も前回の作品で自分の声を(改めて)聞きました。自分の声はもっと低いかと思っていたんです。でも、まわりに聞いてみると全然違って……。私、声変わりしたかったんです(笑)。もっと図太い声になりたくて……。こんな(高い)声でこういう大人っぽい作品に出ちゃっていいのかなって思いますよね。まだアフレコしてないんですけど、声作りをどうしようかなって思ってるんです。声変わりしたかったです(笑)
[編集部]
今回、声優さんの声と3人の声を切り替えることができるんですけど、それについては?
[酒井さん]
アフレコした後に(選べることを)聞いたんですよ。ビックリしちゃって(笑)。でも、それぞれの楽しみ方ってあると思うし、私たちなりのキャラの表現の仕方っていうのをできたらいいなと思ってるんで、2つの形を楽しんでもらいたいです
[井上さん]
私も聞いて驚いたんですけど、比べるというよりも、まずはじめに私たちのほうを聞いていただいて、頑張ってるんだなっていうのわかっていただいて、その後にプロの方(声優さん)がやるとこういう風になるんだなっていうのを見てもらえれば
[磯山さん]
2つはまったく違うもので比べ物にならない。というかどっちの色にも染まらないで別々のものを楽しんで欲しいですね
(編集部 小板謙次)
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