「Looking for sign」でメジャーデビュー!ゲーム主題歌でおなじみの歌手・佐藤裕美ロングインタビュー
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2001年10月30日
「カナリア」や「銀色」のテーマソングなど、ゲームの主題歌ですっかりおなじみの佐藤裕美さん。そんな彼女が本日30日にアルバム「佐藤裕美ゲームテーマソングコレクション〜Looking for sign〜」(コナミレーベル/キングレコード)でメジャーデビューした。歌手として長いキャリアを持つ佐藤さんにとって、ゲーム音楽とは、そして今回のアルバムはどのような存在なのだろうか?「歌手・佐藤裕美」に迫るロングインタビューをお届けしよう。
――今回のアルバム「Looking for sign」がメジャーデビュー第1弾になりますが、そもそも何がきっかけでゲームの歌を歌うようになったのですか?
【佐藤裕美さん(以下佐藤)】ずーっと、ゲームとかアニメとかをまったく知らないまま「サティアグラハ」というバンドで活動してきたんですね。で、あるときバンドのCDをプロデュースしてもらっていた人が、'99年の冬コミ会場でそのCDの販売をすることになったんです。せっかく販売するのだからとブースにいたら、偶然その時「カナリア」を作ったフロントウイングの社長の山川さんが「カナリア」で歌を歌ってくれる歌手を探していて、これまた偶然、私たちのブースに来て聴いてくれて「これ誰が歌ってるの?」と。「私です」って手を挙げたのがすべての始まりです。
その時は挨拶しただけだったんですけど、1カ月後ぐらいに山川さんから連絡があって「カナリア」の歌を歌わせてもらうことになりました。それが最初の、ゲームのお仕事ですね。冬コミの会場でCDを販売していなかったら、こういうことには絶対なってなかったと思うんですよ。ゲームもあまりしないし、アニメとかの世界もよくわからないまま、音楽一辺倒でやってきたので…。
――「カナリア」の曲を歌ったあとは…
【佐藤】運良く、いろいろな会社さんからお仕事をいただけてますね。次はねこねこソフトさんの「銀色」の曲を歌わせていただくんですけど、その時はある人の紹介ですね。
――「カナリア」が1年半くらい前で、その後紹介があって、あれよあれよという間に人気が上がってきた印象です。
【佐藤】昨年受けたお仕事は「カナリア」「銀色」「すいすいSweet」の3作品だけなんです。昨年はちょっと体調を崩して半年ほど療養してたので、ってそんなに大したことはなくて、“療養”中に「すいすいSweet」のレコーディングをしたりもしてたんですけど(笑) それでお仕事は3つだけでした。今年に入ってからですね、多くのお仕事をいただくようになったのは。自分でもすぐには、何曲歌ったのか思い出せないくらい(笑)
――1カ月単位で見ても、佐藤さんの歌が入ったソフトが何本もリリースされたりしてますよね。
【佐藤】今月(10月)はスゴい状態かもしれない(笑)
――たくさん歌ってきた中で“仕事”として1番印象に残っているのは?
【佐藤】やっぱり最初の「カナリア」ですね。もうスゴく緊張して…。前の人のレコーディングが押していて1時間以上待ったんですけど、その間に余計緊張してしまいました。前の人が終わってレコーディングブースに入っても震えが止まりませんでした。そのときディレクションしてくれたのが、今回のアルバムをプロデュースしてくれているA川さん(編注:佐藤さんのインタビューに同席しています)なんですが、A川さんがいろいろ励ましてくれてなんとか録り終わったのを覚えています。
それで、終わったら当然レコーディングブースから出ますよね。すると山川社長が泣いてたんですよ(笑) 泣きながら無言で握手を求めてくれて。もう忘れられないですね。よかった、やってよかったと。仕事の楽しさをそこで味わえたので、続けていけたらいきたいと思ったのが、いまお仕事をいただいている出発点なのかもしれませんね。
「語るも涙」なアルバム製作時のエピソード
――今回のアルバムはどういったタイミングで、いつごろ作ることが決定したのですか?
【佐藤】A川さんが「イベントでファンが多く集まるようになったし、ウェブサイト(「佐藤裕美のHP」)のカウンタが1万を超えたらアルバムの話をレコード会社に掛け合うよ」って言ってくれたのが最初です。ちょうどそれが、私のサイトのカウンタが6000くらいの時でした。特に事務所とかに所属していないフリーの立場でメジャーレーベルからアルバムが出せるとは思ってなかったので「おうおう、じゃあ1万になったらプレゼンかけてくれよぅ」なんて言って、本気にしてなかったんです(笑)
(A川氏「6000を超えたくらいからカウンタが回るのが早くなってきて、ちょうどその頃にコナミとキングレコードのプロデューサーさんと話を始めてましたね。すると、レコード会社さんもちょうど手応えを感じていた。そういった経緯で実現したわけです」)
――アルバムタイトル「Looking for sign」という名前は、サティアグラハの曲と同名ですね。
【佐藤】はい。正確に言うと、ドリームキャスト版「カナリア」のヒロインのひとり、佐伯綾菜ちゃんのイメージソングが「サイン」なんですが、この原曲がサティアグラハの「Looking for sign」という曲で。自分のやってきたバンドの曲が採用されるというのが、とても嬉しかったんですよ。曲の良さを分かってくれる人がいたというのが。それで……ですね。
――アルバム制作中には「語るも涙」なエピソードがあったそうですが?
【佐藤】コナミ/キングレコードというメジャーレーベルでデビューするということは自分にとってプレッシャーだったみたいで、2週間というレコーディングの最中に風邪をひいてしまったんです。声が全然出なくなってしまって。でもレコーディングはしなきゃいけない。とにかくレコーディングがスゴく大変でした。声が出ないから、ちょっと歌ったら休んで。毎日明け方4時、5時、6時くらいですねぇ、帰れたのは(と、A川氏を見る。氏「オレのせいかよ(笑)」)。
――A川さんのせいですか(笑)
【佐藤】それはもうA川さんが鬼ぶりを発揮しまして(笑) 「声が出ないので、今日は帰りたいですぅ」って言ってるのに、帰してくれない。2週間のうち、帰してくれたのは1日だけなんですよ(笑)
(A川氏「レコーディングの間に、大阪でイベントがあったんですよ。なので「今日は帰って、体調を整えてきなさい」と」)
――大阪のイベントというと?
【佐藤】9月16日の「キャラフェス大阪2001秋」ですね。ちょうどレコーディング期間中に大阪で開催されて、そこで「グリーン・グリーン」の曲を3曲歌いました。実はイベント前には「レコーディング中だし、体調もあまり良くない。だから声をセーブして歌おう」と堅く心に決めてたんですが、大阪のお客さんのノリがスゴく良くて。コールまで入れてくれたんでもうはしゃいじゃって「大阪サイコーッ!!」とか絶叫(笑) 結果、見事声を潰して帰ってきて怒られました(笑)。
……それは半分冗談としても、長いこと歌を歌ってきて、こんなに声が出なくなることってなかったので、それが本当に辛かったですね。
――今回のアルバムでは、ほとんどの曲を各メーカーさんから提供してもらう必要があったわけですが?
【佐藤】各メーカーさんのご厚意には本当に感謝ですね。みなさん快く「どうぞ歌ってください」って、非常に暖かな対応をしてもらえました。メーカーさんありがとうございました。
――今回、オリジナル曲2曲を作詞されてますが…。
【佐藤】大変でした(笑) 2週間…というか、実質4日間くらいしか時間がなくて(笑)
7月末のイベントで「10月にアルバム出します」と発表してから、8月にレコード会社の人と正式にうち合わせをする機会があったんですよ。そこで「佐藤さんはバンド時代も作詞をしていたし、どうでしょう」と言われて「ぜひやらせていただきます!」とペロっと言っちゃったのが自分の首を絞めることに(笑)
私は曲を聴いてからイメージをふくらませるタイプなんで、曲のできていない8月の段階では作詞を始められなかった。それで結局レコーディングしながら作詞をすることになって、思わず「できない」って泣きを入れてみたり(笑)。体調が悪かったことで、マイナス思考になっていたのかもしれませんね。らしくないな、って思うんですけど。
――一方で、新録音の曲というか、歌い直した曲も多いですね。
【佐藤】ヒットしたゲームだとオリジナルサントラが出てますからね。それだったら、違う歌い方をした方がいいかなと。
(A川氏「ゲームのファンはもちろん、“佐藤裕美”というジャンルの曲を聴きたい人が今回のアルバムを買ってくれると思うんですよ。そういう人に、ゲームの曲とはまた違った楽しみ方をしてほしいですからね」)
――新しく歌い直すに当たって「前に歌ったのとは違う」って思った曲はありますか?
【佐藤】あります! 「銀色」の「こころのゆくさき」ですね。ゲームの仕事をするようになって2回目のレコーディングだったんですけど、うまく歌えなくて。レコーディングのスタッフは「OK」って言ってくれたけれども、自分の中では全然納得できなかった。それで「残念だな、またチャレンジしたいな」ってずっと思ってたんです。だから今回取り直すとことができてうれしかった。今回は、自分で納得のいく歌い方ができました。
――ボーナストラック2曲が「みずいろ」と「シールド」である理由は?
【佐藤】「みずいろ」のアコースティックバージョンは、私も聴いてみたかったし、ファンの人たちからもそういう声が聞こえてきたので「じゃあ作ってみましょう」と。コナミのプロデューサーさんが乗り気で、鶴の一声で決まったような感じもありますね(笑)。最初、15曲入りのハズだったんですよ。でもフタをあけたら1曲増えていたという。プロデューサーに「できますか」と言われたら「できます」と答えざるを得ないという(笑)。
「シールド」のアコースティックバージョンは、今年の夏コミ用に作った「カナリア茶」っていうファン向けのCDに入れた曲ですね。それが、かなりデキがよくてお気に入りになったので、入れてみたいなぁと。
「シールド」を今回録り直さなかったのは、私がはじめてレコーディングしたゲームの曲で、今聴き返してみると、必死になって歌っている1年半前の自分がいるからなんですよ。だからそれはそのまま手を加えずに入れて、それとは別に、あれから1年半経った今の私が歌う「シールド」を入れてみたかったというのもあります。
好きな曲、特別な曲
――ゲームの曲を歌い始めた頃は、ゲームということもあってOPなら明るめのポップスか壮大な感じの曲、EDならしっとりとした曲が多かったように思います。ですが、最近発表あるいは発売されたゲームには、ご自身もライナーノーツで「新しい佐藤裕美を発見しました」と書いている「ニャンだふるわーるど」をはじめ、これまで歌ったことのないタイプの曲にチャレンジする機会が多くなってきているような印象を受けます。
【佐藤】そうですね。最近の曲では、アルバムに入っていないもので公爵(デューク)さんの「ジサツのための101の方法」っていうゲームのOP曲はこれまでとはちょっと違いますね。作った人は「ビジュアルロック」って言ってるんですけど(笑) あれはどちらかと言うと、バンドの歌い方に近いので、私はけっこうノビノビと歌えました。
あと、こちらはアルバムにも入っていますが、TRIFACTさんの「プライムガール」のED曲「sincerely」はどちらかというとクラブ系の曲で、最初はどうやって歌っていいか分からなかったんです。それで、ディレクターの方に歌い方を指導していただいて、私も歌ったことのない歌い方をマスターできたというか。いろいろな曲にチャレンジできることで、レコーディングしながら成長できていくのはすごくうれしいし、ありがたいです。だから、今後もいろいろな曲にチャレンジしますんで、お仕事ください(笑)
――それらをはじめ、「グリーン・グリーン」の曲など、アルバムに入っていない曲があります。でも新しい曲は入っていないのかなと思うと、ゲームとしてはまだリリースされていないタイトルの曲も入っています。このあたり選曲の基準は?
【佐藤】できれば歌った曲は全部入れたかった。でも、このアルバムのレコーディングをした段階でまだ歌ってない曲は入れられませんよね。歌い終わっていても、ゲーム自身の発表前で公表できなかったり。入っていないのは、そういう理由です。全部、入れてみたかったですねぇ。
――答えづらい質問だと思って、あえてうかがいますが、1番好きな曲は?
【佐藤】答えづらい(笑) うーん、私がもっとも好きな曲のジャンルっていうのはバンドでやっている曲というか、ゲームの曲のような“いわゆるポップス”ではないジャンルなので。ゲームの曲は、どちらかというと冷静に見ちゃうんですよね。「このジャンルの曲としては、これはいいデキなんじゃないか」みたいな。たとえば「こころのゆくさき」だったら「日本的なメロディラインで、情緒的な雰囲気が出ていて好き」とか。「シールド」だったら「ポップスとしてキャッチな、いいメロディラインだ」とか。そういう意味では全部が全部好きですね。
だから歌う時も「この曲調だったら、こういった風に歌ったほうがいいんじゃないかな」って思って歌ってたりしますね。レコーディングするときは、当然ゲームのことは分からないじゃないですか。だから「きっとこういうシナリオなんだろうな、こういうヒロインなんだろうな」っていうのを詞から想像して歌ってます。もちろんどんなゲームなのかっていうのはメーカーさんから教えてもらったり、自分でメーカーさんのサイトまで行って調べたりして頭に入れておきますけど。
ただ、オリジナルの「〜through the blow and like a bird〜かがやく丘へ」は、自分がずっと音楽活動をやってきて、うまくいかなかった何年間があるんですけど、そのとき空回りしていた自分の気持ちを書いたんですよ。だから、歌うたびに思い出して胸が熱くなって、そういった意味では……特別………というか……好きな曲……かな。
「ゲームの歌を歌う歌手」として
――ゲームの歌には必ず付いてまわる問題ですが、歌はMP3形式やOggVorbis形式に圧縮されることがあったり、あるいはショートバージョンになることがあります。このあたり、歌手としてどう考えていますか?
【佐藤】ゲームの歌はあくまで歌はゲームを盛り上げるためのものだと思っているので、圧縮されたり、自分では2番の歌詞の方が好きでもショートバージョンになってしまったりというのは、それはしょうがないですね。もちろんサントラになれば嬉しいしですけどね。ゲームではショートバージョンだったのがフルバージョンになったり、自分の声の輪郭がはっきりした状態で音楽として聴いてもらえたらより幸せだなと思いますけど、自分の歌がゲームを盛り上げているのであれば、十分満足です。
――では、実際にゲーム中でどう使われてるか確認する?
もちろんします。実際にインストールして「ふーん、こうなるんだぁ」って(笑)。女の子と恋愛するのは……だけど(笑)
――佐藤さんがファンに支持されている理由のひとつとして、そういった、自身がボーカルとして参加したゲームに関連するイベントへ、積極的に出演しているのが挙げられると思うのですが。
【佐藤】アスキーさんには前に、イベントで歌い終わって疲れて、呆けていたところを撮られてますね(笑)
ゲームのジャンルが18禁だと、いわゆる“顔出し”する人は多くないって聞いたんですけど、コトバは悪いのかもしれないけど“偏見”みたいなものはまったくなくて。逆に、ずっと何年間も下積み時代をやってきたので「応援してくれる人がいて、待っていてくれている人がいるなら、どこにでも行くよ」っていう思いの方がはるかに強いです。ゲームのジャンルがどうあれ、曲はすごくいいですからね。私って運がいいと思うんですけど、いただくお仕事の曲がどれもいい曲で、本当にありがたいです。バンドでやってきた曲とは違いますけど、ポップスとしてどれも良質だと思うんですよ。
――イベントはやればやるほど人が増えていってますよね。
【佐藤】うれしいし、ありがたいですね。今でもドキドキしながら行ってるんですよ、誰もいなかったらどうしようって(笑) 下積み時代の話ですけど、昔お客さんが6人くらいしかいないところで歌ったことがあるので、トラウマになってるんですよ(笑)
――自分の認知度が上がってきたと感じたのはどの段階?
【佐藤】ウェブサイトのカウンタが回るのが、最近速いんですよ。カウンタの数が、佐藤裕美に興味を持っている人が増えているんだなっていう目安になってます。
――そのウェブサイトにあるプロフィールのところで、今後やりたい仕事として「声優」や「DJ」といった文字が見受けられますが、具体的な話などは?
【佐藤】なし(笑) 声優をやってみようと思ったときは「簡単にできるだろうな」と思ってたんですけど、いざやってみると難しいんですよ。声だけで演技をするっていうのはこんなに難しいのか、と痛感してしまって。声が固くなってしまうんですよ。だからといって「もうやらない」ではなく、機会さえあればまたやってみたいですね。
――現状では歌手の仕事がメインで…
【佐藤】そうですね。しゃべることや書くことは好きなので、そういった方向にも進んでいきたいです。ある雑誌でコラムを書くのが決まったんですけど、当初3カ月の予定だったのが、もっと伸びたんですよ。どのくらいかは聞いてないので、担当の人には「死ぬまで書く」と言っておきました(笑) 歌だけに限定しないで、自分の気持ちや思いを表現できる場があれば、積極的に表現していきたいと思っています。
「姐さん」の今、そして将来
――最近の活動についてうかがいます。まず、最近ファンになったという人のため、毎週出演しているウェブラジオ「とろめらねっとsecond stage」について聞かせてください。
【佐藤】あれはですね、高橋あきおくんという方がやっている声優同人サークルの番組ですね。高橋くんは「カナリア」で“良太くん”という男の子の声をあてていて、一方で私は綾菜ちゃんの歌を歌わせていただいていたのが知り合ったきっかけです。そこで、私も声優…のまねごと?(笑) というか、先ほどもお話ししたようにをしたんですけど、高橋くんに演技についていろいろ教えてもらって、そのうちに仲良くなったんですよ。
それでとろめらねっとのラジオの話を彼から聞いて、じゃあ、と番組にゲストで出たら、意気投合して「司会を手伝ってくれ」と言われて(笑) 今に至ります。
――番組を聴かせていただいている限り、お手伝いというよりはメインパーソナリティですが…(笑)
【佐藤】お手伝いのハズなのに、高橋くんをおしのけて(笑)「佐藤裕美のとろめらねっと」みたいな感じで(笑)。もともとしゃべるのが好きなので、一度しゃべり始めると歯止めが利かなくなってしまうというか…。高橋くんごめんなさい(笑)
――そういったキャラのためか、ファンの間では「姐さん」(ねえさん)と呼ばれています(笑)
【佐藤】「姐さん」なんですねぇ。そもそもはフロントウイングさんのウェブサイトで「歌のお姉さん、佐藤裕美さん」って紹介されたのがはじまりなんですけど。最初は「お姉さん」だったんですよ。
――いつの間にか字が変わって(笑)
【佐藤】そう(笑)。とろめらねっとでですね、ゲストで呼ばれたにもかかわらず、パーソナリティの高橋くんに「死ね」って言ったこと以来(笑)、「歌の“お姉さん”」から“姐さん”に変わっちゃっいました。でも「まぁいいか、どうせそうだし(笑)」って、そのまま“姐”の字を使った姐さんになっちゃったんですよ。
――このほかにもいろいろ呼ばれてますよね。「ちびっこ」とか「ゲーム界のマライア・キャリー」とか……。
「ゲーム界のマライア・キャリー」はですね、某GROOVERの某Bambooさんという人が(笑)、なにかの取材が来たときに緊張してテンパっちゃって「げげげ…ゲーム界のマライア・キャリーの佐藤さんです」って紹介したのから始まったんです。Bambooさんは、ニックネームつけるのが上手なんですよ。
――今後の活動予定は? たとえば「アルバムを引っさげてのソロライブ」とか。
【佐藤】やれたらやりたいですね。ライブやイベントは大好きなので。とりあえず近々では、11月4日のキャラフェスでねこねこソフトさんブースにお邪魔させていただくかもしれません。あとゲーマーズさんで11月10日に昼2回のイベントがありますから、酸素マスクがいるくらいのイベントにしていきたい感じです(笑)
11月23日には、東京都主催のアニメ系のイベントにも出る予定があります。それから、12月29日の冬コミで、GROOVERさんのブースでサイン会をする予定です。「グリーングリーン」のサントラ発売のタイミングにあわせてですね。このほかにもいくつかイベントのお話はいただいています。
――というと、最近はかなり忙しい?
【佐藤】取材を受けることは多くなりましたね。でも普段はぼーっと暮らしてます(笑) だからモノを書く仕事ができるといいなぁ。よろしくお願いします(笑)
――将来的なビジョンについてお聞かせください。ゲームやアニメの歌手というと、今回アルバムを出すキングレコードにはビッグネームとして奥井雅美さんがいらっしゃいますけど。
【佐藤】私ってゲームとかアニメの世界って知らなくて、今もまだあまり分かってないんですけど(笑)、そんなこともあるので、ゲームやアニメの世界“だけ”で歌っていこうとは思っていないんですよ。もちろんバンド活動も並行してやっていきますし。ただ、将来的には、ゲームの歌とかバンドの歌、といったカテゴリじゃなくて“佐藤裕美”っていうジャンルができたらなぁ、と思います。それが夢ですね。自分のオリジナリティ、といったものを探していきながら、佐藤裕美の世界を表現して行ければなぁと思っています。
――最後に、ファンへメッセージを。
【佐藤】本当に、応援してくれてどうもありがとうございます。このようなCDができたり、メディアの取材を受けたりするようになったのは、ファンの方々が支えてくれて、応援してくれたおかげだと思っています。その応援に負けないように私もがんばっていくので、みなさんも暖かく見守ってください。よろしくお願いします。
プロフィール
佐藤裕美(さとうひろみ)
'94年にインディーズバンド「サティアグラハ」を結成し、ボーカルとして活動。バンド活動休止後の'00年からソロシンガーとしての活動を開始し、PCゲーム「カナリア」のオープニング・エンディング曲を担当する。その後、PCゲーム「銀色」「すいすいSweet」をはじめ、ボーカリストとしてさまざまなゲームタイトルの主題歌や挿入歌に起用される。10月30日にメジャーデビューアルバム「佐藤裕美ゲームテーマソングコレクション〜Looking for sign」が発売に。いまゲーム業界でもっとも注目されるシンガーのひとりである。
誕生日:12月10日
血液型:B型
出身:岩手県
趣味:散歩、昼寝
特技:長風呂「名人級です(笑)」
【イベント出演予定】
11月4日:キャラフェス2001秋(ねこねこソフトブースに出演)
11月10日:ゲーマーズ(アルバム発売記念イベント。第1部13:00〜、第2部15:30〜)
11月23日:アニメセンチュリー2001 イン ハイジア(於:新宿区東京健康ランドハイジア ステージイベントを予定)
12月29日:コミックマーケット61(GROOVERブースにてサイン会)
【CDリリース予定】
12月29日:「グリーン・グリーン」オリジナルサウンドトラック
(インタビュー:小磯/撮影:亀井一郎)
【撮影協力】
Y-MIR Arm Chair:\173,500
INZONI Living Unit:\189,800
INZONI BED King Size:\110,300
INZONI Night Stand:\30,500
MIA Floor Lamp Grey:\35,600
LISABON Table Lamp:\5,600
Candle(13.5×7cm):\700
Square Plate:\1,260
Flower:\1,260
Vase:\4,800
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