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【T指令のパーツで遊ぼう!! No.7】“PhysX”搭載カードほか購入意欲を刺激された製品をまとめてチェック!!

Printable Version 2006年6月19日

T指令
【T指令プロフィール】小学生の頃から秋葉原に通う。その後は、自作パーツメーカーのサポートや秋葉原のパーツショップを転々とする。最新パーツや珍しいパーツを見ると身体がうずき、気がつくと手に持ってレジへ向かってしまう

 魅力的な製品が次々と発売されている。例えば、久々に登場した3Dアクセラレータの“PhysX”搭載カードだ。そのほかでは、価格改定でお手ごろ価格となった「CoreDuo T2500」や、オーバークロック耐性が高いとの情報を入手したUMAX製DDR2 1GBメモリなどなど、今回はこれらの製品をまとめて検証してみた。



物理演算チップ“PhysX”搭載カードで何が変わるの?

 1996年にPCゲーム環境にちょっとした旋風を巻き起こした、3dfx社の“VooDoo”カード。当時、2D/3Dの機能強化が各社ビデオカードメーカーで激化するなか、“VooDoo”は2D機能を搭載せず、3D機能のみを強化する3Dアクセラレータカードとして登場した。実は、私も“Tomb Raider”シリーズの1作目を快適にプレーするために購入していた。「初めて使った時の感動は凄かった!!」と今でも思い出す。しかし、3dfxの黄金時代は長く続かず2000年にはnVIDIAが買収し、3dfx社はPC業界から消えてしまった。
 いわば“VooDoo”のような3Dアクセラレータが久々に登場した。それが、製品発表時から「絶対買う!!」と登場を心待ちにしていた、BFG製の「BFGRPHYSX128P」だ。この製品は、AGEIA社の物理演算チップ“PhysX”を搭載しており、搭載メモリはDDR3 128MBとなる。一見するとPCI接続のビデオカードだが、ディスプレイに接続するためのコネクタ類は装備していない。
 さて、肝心の物理演算チップ“PhysX”とはいったい何なのか?通常、3DゲームはCPUとビデオカードのGPUがグラフィックの物理演算処理を行なうが、“PhysX”はCPUとGPUに代わってこの処理を行なってくれる。これにより、ゲームのオブジェクト(物体)にリアリティを出せるようになる。たとえば、ゲーム内で車を壁にぶつけると当然車はダメージを受けるが、複雑な描画はせずに車がへこむ程度で、ダメージが大きいとタイヤが外れるといった感じになる。しかし、“PhysX”の物理演算チップを使用すると、車が壁に衝突→車がへこむ→影響でフロントガラスが割れる→ガラスが飛散し、衝突の衝撃でタイヤが外れる。さらに外れたタイヤやガラスの破片は物理法則に則って散乱する。といった現実の物理法則に似たリアリティ溢れる表現がゲーム内で可能なる。というわけで、“PhysX”チップでは、“VooDoo”シリーズのように3Dゲームの高解像度・パフォーマンスの向上とはならないが、細かい物理演算によるリアリティの向上を体験できるのだ。

「BFGRPHYSX128P」
AGEIA社の物理エンジンチップ“PhysX”を搭載したBFG製のPCI対応物理演算向上カード「BFGRPHYSX128P」。製品には“PhysX”テクノロジーに対応したFPS「Tom Clancy's Ghost Recon: Advanced Warfighter」がバンドルされている

 さっそく「BFGRPHYSX128P」で何が変わるのか、搭載時と非搭載時で確かめてみよう。今回の検証には、インテル製「Core Duo T2500」(デュアルコア搭載/動作クロック2GHz /L2キャッシュ2MB)、マザーボードはAOpen製「i975Xa-YDG」、メモリには、マスタードシードが販売を行なうUMAX製の「UMAX DDR2-667 1GB」×2枚、ビデオカードはAlbtron製「PC7600GS」(GeForce 7600 GS/DDR2 256MB)を使用。ソフトは、“PhysX”テクノロジーに対応したFPS「Tom Clancy's Ghost Recon: Advanced Warfighter」(以下GRAW)を使用する。ちなみに、「BFGRPHYSX128P」には「GRAW」の製品版がバンドルされている。そして、ゲーム画面のキャプチャーには、FPS計測やゲーム画面のキャプチャ/録画が可能な「Fraps」(作者:Rod Maher氏)の体験版を使用した。

 まずは、「BFGRPHYSX128P」を取り付けてドライバをインストールしよう。取り付けはPCIスロットに製品を差し込み、補助電力の4ピン電源コネクタを取り付けるだけだ。その後、ドライバをインストールすると、デバイスマネージャーに“AGEIA AG1011 Physics Processor”と認識される。ちなみにユーティリティもインストールされたが、設定の項目にはカードのリセットと診断の2つの項目しかなく、特別な設定は不要だ。(次ページに続く)

ユーティリティ
使用前に複雑な設定を行なう必要はない。同梱されているユーティリティの設定項目にも、カードのリセットと診断の2つの項目しかない

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