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【静音生活のススメ】“Efficeon”搭載Be Silent Mt6600を試す

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●国内初!トランスメタ製CPU“Efficeon”TM8600搭載のデスクトップPCとは

 今回は、11月1日(月)にイーレッツから発売となった「Be Silent Mt6600」(以下、Mt6600)を実際に組み立てて動作させてみたレポートをお届けしよう。まずは主にハードウェアを観察して、構造や設計意図から我々の欲求を満たしてくれる製品なのかどうかを検証する。その後、使用時の感触から本機にふさわしい用途を提案したいと思う。

 そもそも、Be Silent Mシリーズは表に示す通り、スペック違いで数機種がラインナップされている。今回、筆者の手元に届けられたモデルは新しく発売になった「Mt6600」である。同社の通販サイト“イーレッツダイレクト”での価格は9万2400円となっている。
 この「Mt6600」の概要についてはこちらのページをあわせてご覧いただくとして、アウトラインだけを述べると、「Mt6600」の心臓部とも言うべきCPUは、一時期“Crusoe”の名でモバイルPCを席巻したTransmeta社が送り出す“Efficeon”。TM8600-1GHzを搭載し、ALi製South Bridge“M1563M”とのコンビネーションで構成されている。これらはMini-ITXフォームファクタのマザーボードに搭載されているわけだが、CPUは基板に直に実装されているので交換はできない。ちなみにGPUはATI製“MOBILITY RADEON M9”がオンボードとなっており、AGP接続されている(“Mobility RADEON M9”は“RADEON 7500”とVRAM16MBがパッケージングされたもの)。
 なお、このマザーボードはiBASE社が販売している「MB860」なのだが、こちらのページにその詳細を紹介しているので合わせて参考にしていただきたい。

BeSilent シリーズスペック比較 M7000 Mt6600 MS6100 MS6000 M6000
CPU Pentium M
Celeron M(※)
TM8600 1GHz Eden-600MHz
チップセット i855GME ALI M1563M VIA CLE266/VT8235
VGA チップセット内蔵 ATI MOBILITY RADEON 7500 チップセット内蔵
メモリ PC2700/1GB MAX PC2700/1GB MAX PC2100/1GB MAX
スロット 184pin DIMM×1 200pin SO-DIMM×1 184pin DIMM×1
内蔵HDDベイ 2.5インチHDD×2 2.5インチHDD×1 2.5インチHDD×1 2.5インチHDD×2
エマージェンシーIDEポート あり あり あり なし
Ethernet 10/100/1000Mbps×1 10/100/1000Mbps×1 10/100Mbps x 2 10/100Mbps x 1
USBポート USB2.0×2 USB2.0×2 USB2.0×4
拡張スロット PCカード
(Type I/II、CardBus対応)
なし なし
電源 ACアダプタ ACアダプタ ACアダプタ
外形寸法(W)×(D)×(H)単位:mm 204×197×63 204×197×73 204×197×73
※対応CPU:Pentium M755/745/735/725/715(Dothan)1.7GHz/1.6GHz/1.5GHz/1.4GHz/1.3GHz(Banias)Celeron M340/330/320/310

 まず最初に申し上げておくが、手元に届けられた「Mt6600」は評価用のサンプル機であり、実際に読者が購入する製品とは少々異なる部分もあることも考えられる。また、パッケージには「上級者向けの製品」とメーカーにより明記されているほどのPCであることを念頭において、以下のレポートをお読みいただきたい。

 ではさっそく、内部を観察してみよう。「Mt6600」は底面のネジ4本をゆるめると外装パネルが外れる構造になっている。内部は、スチール製のシャーシにマザーボード「MB860」が組み込まれ、底板を挟んでドライブベイが設けられている。ユーザー側でメモリとHDDを用意する仕様で、メモリはノートPC用のSO-DIMMが1枚あれば良い(PC2100または2700)。当然容量は多ければ多いほど好ましいと考えられるが(スペック表によれば1GBまで使えるらしい)コストのかねあいもあるので悩ましいところだ(せめて256MB、できれば512MB超は欲しいところ)。


「Mt6600」のケースを外して内部にアクセスする。MB860(マザーボード)の中央にCPUが配置されている。スイッチング回路を持つ電源基板はマザーボードに並ぶ形で固定されているのがわかる(メモリは付属しない)。※ここで使用しているIDEケーブルはオプションの3.5インチHDD接続ユニット「PC-MS/HDX2」に付属しているもの。

 HDDについてはノート用の2.5インチHDDが1台接続可能になっている。HDDベイは、スペース的に2.5インチHDDなら楽に2台は並べられそうだ。もしも2ドライブ構成を必要とするなら、ケースの加工などの工夫次第で実現できるかも知れない。問題はケーブルの接続方法と電源容量と言ったところだろう(ある意味で上級者向け)。
 もうひと言つけ加えるとするならば、「Mt6600」は外部からACアダプタによるDC12Vの電源供給を受けるだけなので、マザーボードやストレージデバイス等が必要とする複数の電圧を生成しなければならない。それは、マザーボードの横に配置された電源基板で作り出しており、そこから電源の配線が各部に接続されているのが写真でもわかる。

 こうして内部を観察してみると「Mt6600」は、マザーボード「MB860」を中心にコンパクトにうまくまとめたPCだというのが見えてきた。


「Mt6600」の底面に位置するHDDベイと“エマージェンシーIDEポート”のようす

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