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オーバークロック研究室の最新記事一覧

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ドライアイス冷却でマイナス70℃の世界へ!FSB設定クロック200MHzでの起動をマーク!!

Printable Version 2001年8月19日

実験風景
ドライアイスを使ってマイナス75.5の低温を実現する

 既に立秋を過ぎているにもかかわらず毎日暑い日々が続き、オーバークロックマシンにとっても過酷な動作条件となっている。そこで今回のミッションは、こちらこちらで紹介されているアイテムを使って、零下70℃の環境を作り出し夏バテ気味?のPCを一気にリフレッシュさせてみよう!という作戦内容で実験にトライした。



●クリぬいてマス!Proとクリぬいてマス!MAXX

実験風景
“クリぬいてマス!Pro”と“クリぬいてマス!MAXX”をマザーボードに配置してみる。

 CPUの冷却装置については、通常ヒートシンクに電動ファンを組み合わせたCPUクーラーが一般的であるが、写真の製品は使用用途を極低温冷却の実験、あるいはベンチマークマシン専用に限って設計されており、オーバークロック愛好家には気になる存在だ。詳しくは上記のリンク先レポートを読んでいただくとして、本文冒頭ではこれらの製品を用いて極低温冷却実験を実施する上での準備に関する内容と、後半で実際に寒剤を投入し極低温環境におけるオーバークロックの実験レポートをお届けしよう。
 なお、実験で動作させる機器として、こちらの記事で使用したEPoX製EP-8K7AにAthlon1.2GHz(こちらの記事でテストしたCPU)の組み合わせで臨んだ。



実験風景
今回、予約して購入したドライアイスは、5kg。聞くところによると業者は零下30℃の冷凍庫で保管しているそうだがそれでも時間とともに気化して目減りするという。どうりで両側の塊まりはそれらに挟まれた3個に比較して明らかに小さい。でも、5kg分の料金を支払うのはこの業界において暗黙の了解かもしれない

 まず今回の極低温実験では、寒剤にドライアイスを使用する。入手方法は、電話帳やインターネットで「ドライアイス」をキーワードにして探してみるといいだろう。購入する時に注意することは、あらかじめ予約が必要な場合や最低購入量を決めている業者もあることだ(最悪、購入先が近所に見つからない場合は洋菓子店でもドライアイスを使用するので入手先の情報や余分に手配してもらえないか相談してみる手もある)。また、価格も500円/kg〜1000円/kgと結構バラついているので、あらかじめ聞いておくといい。ドライアイスは新聞紙などで簡易的に包装されているだけなので、業者から受け取る時点で軍手とクーラーBOXが必須だ(可能な限り保温性の良いクーラーBOXが好ましく必要に応じてBOX内に断熱材を追加するとよい。それでも日持ちはしないので実験の直前に入手するのが理想的)。ちなみに今回の実験では、5kgのドライアイスを用意した。それと薬局で「メタノール」を購入しておいた。これは、ドライアイスの温度をさらに低下させる目的と冷却装置を効率よく冷やすために使用するのだ(エタノールより安価で温度を下げる目的にはメタノールが向いている)。



メタノール
薬局でメタノールを調達する。500mlもあれば十分だ
メタノール
断熱処理を施した“クリぬいてマス!Pro”と“クリぬいてマス!MAXX”。配置の関係から断熱材同士が干渉する部分をカットした

 次に冷却装置についてだが、角柱タイプの“クリぬいてマス!MAXX”は、結構な容積が確保されており今回の実験で寒剤に使用するドライアイスであっても十分な量を詰め込める仕様になっている。また、CPUソケットに装着する際の設計も行き届いており、“鳥居くん”と呼ばれるアタッチメント金具を併用することで“クリぬいてマス!MAXX”とCPUをしっかり密着できる製品に仕上がっている。
 一方、円柱タイプの“クリぬいてマス!Pro”だが、CPUの冷却目的に設計されているのは言うまでもない。だが、ドライアイスを寒剤とするならば内容積から言って詰め込める量も限られ、低温を維持できる時間が短いと想像できた(どちらかというと寒剤に液体窒素を使う仕様で設計されたのではないだろうか)。
 そこで“クリぬいてマス!Pro”には、チップセット(NorthBridge)の冷却を担当してもらうことを思いついた。おそらくCPUより発熱しないNorthBridgeなら、ドライアイス寒剤であっても十分な実験時間を確保してくれるだろう。なお、冷却効率を増すために双方とも断熱処理を施すことにした。用意したのは、15mm厚の発泡スチロールパネルと5mm厚の発泡ウレタンシートで、どちらもホームセンターから調達してきた。発泡スチロールパネルは、角柱タイプの“クリぬいてマス!MAXX”の周囲を取り囲むように裁断して両面テープで固定。円柱タイプの“クリぬいてマス!Pro”には、発泡ウレタンシートを2重にして同じく両面テープでとめてみた。ただし、双方の“クリぬいてマス!”をマザーボードの所定位置に配置すると断熱材同士が干渉するので予めその部分はカットしておいた。


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