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【最新パーツ性能チェック Vol.35】シングルコアの最高峰も渡さない!? 動作周波数2.8GHzの「Athlon 64 FX-57」の威力は?

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 クロックを下げないままデュアルコア化に成功し、マルチスレッドアプリで驚異的な高性能を見せる“Athlon 64 X2”が市場に登場し始めた。ただ、シングルスレッドアプリについては、3.8GHzという高クロックのPentium 4 670/570や FSBが1066MHzのPentium 4 XE-3.73GHzは、依然強力なライバルだ。AMDは「シングルスレッドが主流のゲーム向けには、シングルコアの“Athlon 64 FX”を今後も強化していく」と発表しているが、その公約通り、AMDはクロックをさらに1段高めた「Athlon 64 FX-57」(以下、FX-57)を6月27日に発表した。

fx57
90nmプロセスのFXである「Athlon 64 FX-57」。型番末尾のBNが“San Diego”コアを示している

“San Diego”コアに移行して“SSE3”もサポート

 “Athlon 64 FX”の新製品は、それまで販売されていた最高速の製品と同じ価格でリリースされ、従来品はフェードアウトするのが常であった。しかし今回のFX-57は、1000個ロット時の単価が11万3410円となる一方、従来品の「Athlon 64 FX-55」(以下 FX-55)は9万970円で併売されることになった。FX-55の価格は、発売時(昨年10月19日)に比べると日本円では約1万円安くなっているが、ドル価格は827ドルのままなので、FX-55は値下げせずに販売継続しつつ200ドル以上高いFX-57を追加投入した形となる。
 FX-57は予想どおり、FX-55の周波数をさらに200MHzアップして2.8GHzでの動作となった。L2キャッシュ1MB、Hyper Transportリンクは1GHz動作、Socket 939といった基本スペックはFX-55から変わっていない。ただし、製造プロセスはFX-55の130nmから90nmに移行し、“SSE3”のサポートが追加された。Athlon 64シリーズですでに製品化されている第2世代の90nmプロセスの“San Diego”コアが使われていることになる。  もっとも“San Diego”コアのFXはこれが初めてではない。AMDのデータシートによればFX-55には130nmの“Claw Hammer”コアによる製品のほかに、90nmの“San Diego”コアのものもリストアップされており、米国では入手可能という。130nm版では104WだったTDPが、90nm版では89Wに引き下げられてもいる。そのかいあってか、FX-57のTDPは130nm版のFX-55と同じ104Wとなっている。

「Athlon 64 FX-57」の仕様
「Athlon 64 FX-57」の仕様を「CPU-Z」で見たところ。“拡張モデルナンバー”(Ext. Model)が“27”であるのが“San Diego”コアであることを示している。“SSE3”も確かにサポートされている

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