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【最新パーツ性能チェック(Vol.27)】ついに出た1ギガファンレス!“Efficeon”マザーの実力を探る

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 小型・静音・省電力マシンといえば、“Eden”か“Pentium M”というのが相場だが、PC用CPUの世界に本気で省電力というキーワードを持ち込んだのが、Transmeta社の“Crusoe”であることには異論はないだろう。その元祖低消費電力CPUメーカーの現在のフラッグシップ、“Efficeon”を搭載したマザーボードを、台湾のiBASE社が販売開始するという。さっそくその使い勝手とパフォーマンスに迫ってみた。


アスキープラス11月号は、なかなか見えにくい「マザーボードのメーカー独自機能」を徹底比較! 第2特集では、これまた正体不明なマザーボードや各種パーツの基板上にある「部品」にフォーカス! 注目のコンデンサの見方までばっちりわかります。さらに第3特集には「RAID超入門」を用意。このボリュームで780円、今すぐお近くの書店でお買い求めください。

1ギガでファンレスを実現

 省電力・静音PCを作ろうとする場合、省電力というキーワードからは、CPUの選択肢はPentium MかC3(Eden)が候補となる。一方、静音のためにはCPUファンを排除したい。だがPentium Mはもちろんのこと、ファンレスのEdenオンボードが売りのVIAのEPIAマザーボードも、現状で実際にファンレスなのは600MHzまで。800MHz以上の製品にはファンが付いている(特殊なヒートシンクやケースとセットで1GHzファンレスを実現している製品はあるが)。
 一般に、ファンレス動作が可能な限界はTDPで7Wまでと言われている。Pentium Mも超低電圧版(ULV)ならBanias、Dothanともに7W以下なのでファンレスで作れそうだが、残念ながらCPU単体は流通していない。Edenも、VIAは1GHzファンレスの「ESP10000」を発表しているが、搭載するマザー(EPIA MSシリーズ)はまだ発売されていない。
 台湾のiBASE社が販売する「MB860」は、この「夢の1GHzファンレスCPU」を搭載する、初めてのマザーボードになりそうだ。CPUはTransmetaのEfficeon。256bit VLIWエンジンを備え、同消費電力のPentium Mと張り合う性能を持つとTransmetaは主張する。そのような性能がファンレスで実現できるなら確かに魅力的だ。

2種類のIDEケーブルが付属

 MB860は17(W)×17(D)cmのmini-ITXフォームファクタ。ATX、MicroATX、および数は少ないがmini-ITXのケースに装着できる。もちろんバックパネルも付属する。
 CPUのEfficeonは1GHz。EfficeonはAGP 4xのインターフェイスを内蔵しているのを利用し、オンボードでRADEON 7500相当のMobility RADEON M9と接続されている。パッケージ内に16MBのメモリを組み込んでいるため、メインメモリへのアクセスがCPUと競合することがない。サウスブリッジはハイパートランスポートでALiのM1593が接続され、シリアル、パラレル、USB 2.0×2、LAN(100BASE-TX)などを提供している。
 メモリは通常のDIMMではなく、ノート用のSO-DIMM(DDR333まで)スロットが1つとなっている。デスクトップ用に比べるとメモリの価格が倍近くするのはちょっと残念。電源は普通の20ピンATX、4ピンの追加電源は不要だ。

MB680マザーボード
MB680。大きなヒートシンクはCPU、小さいヒートシンクはRADEON。1GHz CPUでファンレスマザーなのはおそらくこれが初めてだろう。左上、ビデオチップの隣のコネクタはTMDS方式の液晶パネル接続用インターフェース。中央のBIOS ROMの左にある2つのコネクタはLVDS 20ピン方式の液晶インターフェース。PCIスロットの左上はUSB(ブラケットは付属しない)。
Efficeon 1GHz CPU
オンボードのEfficeon 1GHz CPU。CPU本体に加え、DDRメモリインターフェイス、AGP 4x、8bitハイパートランスポートバスと、事実上のノースブリッジの機能も備えることもあり、ダイサイズは119mm2と大きい(Banias/Dothanの約1.5倍)。

 面白いのはIDE(パラレルATA)で、2つのポートのうちプライマリ側は標準サイズの40ピンコネクタだが、セカンダリ側は2.5インチHDD用の小型の44ピン端子になっている。マザーには両方のケーブルが1本ずつ付いてくる。3.5インチドライブに比べれば2.5インチは割高だが、小さなスペースでメインの3.5インチドライブと光ドライブ以外にあと2台増設できるのはありがたい。
 CPUの上にあるFDDコネクタのような端子は、実は専用のブラケットで3つのCOMポートを引き出すためのものだ。背面にも1つCOMポートがあるから、計4ポートになる。FDDのポートは左上の、細い黒いコネクタだが、ケーブルは付属しないため、事実上利用できないと思ったほうが良さそうだ。
 拡張スロットはPCIが1つ。AGPがないのはちょっと残念な気もするが、CPUパワーを考えれば、これに高速ビデオカードを装着しても、最新のヘビーな3Dゲームをプレイという選択肢はないだろう。スロット用のスペースは1つしか取れそうもないので、となれば、ギガビットイーサやテレビチューナー&キャプチャなど、さまざまなカードを装着できるPCIのほうが確かに役に立ちそうだ。

「Mobility RADEON M9」
オンボードのビデオチップ「Mobility RADEON M9」。RADEON 7500と16MBのメモリがワンパッケージになっている。CPUと直接AGP接続される。ローカルメモリを持つためメインメモリをCPUと取り合わない。
ALi製
サウスブリッジに、最近ではあまり見かけなくなったALi製を採用しているのは、接続がハイパートランスポートのためだろう(VIAやSiSには該当製品がない)。

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