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【最新パーツ性能チェック(Vol.18) 】驚異の新星「SiS655TX」のパフォーマンスをいち早く探る!

Printable Version 2003年12月10日

サードパーティラッシュの年末

週刊アスキープラスVol.12は12月26日発売
SiS655TXマザーレポートはじめ、「クロックアップで選ぶ買い換えCPUガイド」、「年末ゲーム&グラフィックボードガイド」など、今年最後のお買い物ガイドと注目パーツ情報満載の週刊アスキープラスVol.12は12月26日発売です。ぜひお近くの書店でお求めください(写真は11月26日発売のVol.11です) 。

 6月にFSB 800MHz版Pentium 4発売になったものの、デュアルチャネルの対応チップセットはながらくIntel875/865の2機種に限られていた。ところが、年末にかけて、サードパーティチップセットが続々と登場してくる。10月に、デュアルチャネルでは実績のあったSiS655に800MHz対応を施した「SiS655FX」、これまでは存在感の薄かったATIによる初のデュアルチャネル対応チップセット「RADEON 9100IGP」を搭載したマザーボードが市場をにぎわせ、先日はVIAが「PT880」をリリース、年末にはインテル含め4社5種類のデュアルチャネルチップセットが揃う事態になっていた。

 その渦中へ、早くもSiSの高速版チップセット「SiS655TX」が姿を現わす。この製品は、表向きのスペックはSiS655FXと何も変わらない。つまり、

●デュアルDDR400対応
●AGP 8X対応
●ハイパースレッディング対応
●1GB/秒のMUTIOL-1Gインターフェイスでサウスブリッジ「SiS964」と接続



「Advanced」なHSE(Hyper Streaming Engine)が特徴のSiS655TX。メモリコントローラとCPU、チップセット間の能力を高めたという。
SiSでは初めてシリアルATAに対応した964チップがサウスブリッジに。USBも8ポートに増えた(ただし本機では6ポートまで)

 といった点は共通である。唯一の違いは、655TXに「Advanced Hyper Streaming Engine」(AHSE)なるものが採用された点である。ちなみに655FXにはAdvancedでない、HSEが搭載されている。
 HSEは、複数のデバイスとのデータの送受信を、同時に、かつ効率的に行なえる機構だという。同社のデモフラッシュによれば、従来はLAN、HDD、キーボード、オーディオなど各種デバイスからの信号は順番に処理されるため、入力が立て込んだ場合には、たとえばオーディオやキーボードの入力がCPUにわたるまでに長時間待たされるような事態が発生するという。HSEは、1GB/秒のデータ転送能力を持つMUTIOLの力を生かし、複数の仮想的な「チャネル」を設けて、複数のデバイスからのデータを同時に(現実には短時間ごとに切り替えて)送信することで、すべての処理にスムーズに対応できる、といった内容だ。

 AHSEは、HSEの機能に加え、CPU、チップセット、メモリコントローラ間の転送レートを高速化することによって、システム全体の性能をさらに引き上げることができるという。よくわからないが、メモリ関係の内部処理を高速化するという部分は、イメージ的にはi875のPATを思わせる。

期待できるお値段

「GA-8S655TX ULTRA」
11月22日のGIGABYTE Expoで発表されたギガバイト製SiS655TX搭載マザー「GA-8S655TX ULTRA」。そろそろ市場に出回りそうだ。

 今回評価機としたのは、GIGABYTEが12月中にも出荷開始予定の“GA-8S655TX ULTRA”。ATXフォームファクタで、サウスブリッジは当然SiS964。シリアルATA RAIDと8ポートのUSBをサポートする最新チップだ。
 本機には背面に4つのUSBポートがあるほか、標準添付のブラケットで2つのUSBポート、および2つのIEEE1394ポートを引き出すことができる。また、スロットのエッジを一つ使う形になるが、SPDIFおよびRCAジャックによる光オーディオ出力と、リア・サブウーファコネクタが提供される。
 LANは964内蔵の100BASE-Tは使わず、別途RealtekのRTL8110Sチップを搭載してギガビットイーサをサポートしている。また、964による2つのシリアルATAポートに加え、おなじみGIGA RAIDチップ(ITE社IT8212F)によるATA133のRAID機能も備え、IDEポートは計4つになる。また、黄色いCPUのリテンションが示すように、このマザーはPrescottにも対応している。

 価格のほうは出てみないとわからないが、同社のSiS655FXマザー「GA-8S655FX-L」が、ギガビットイーサはないとはいえ、初登場時に1万円以下で登場している。編集部で入手したSiSのロードマップを見る限り、655TXは655FXに遅れて登場し、しばらく併存した後655TXに置き換わるように描かれており、Intelの875のようなプレミアムモデルではなさそうであり、となれば、価格的には1万円ちょっと程度で収まりそうだ。性能的にIntel865程度あれば、まずまずお買い得と言えそうだ。




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