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【アキバ・キーマンインタビュー No.6】人気メイドの“イヌ発電”さんが店長になって、新店「グレースコート」が17日にオープン!

Printable Version 2006年6月15日

左から店長の“イヌ発電”さん、副店長の“モエギ”さん、オーナー

 カフェだけでなく、マッサージ、美容室とメイドショップが氾濫するなか、オーナーや店長、副店長がすべてメイドという本格的なアミューズメントカフェが17日(土)にオープンする。しかも店長は「アキバでいちばん人気がある」といわれる“イヌ発電”さんだけに、注目度も高い。シスターをテーマにした今回の新店「グレースコート」のこと、メイドカフェのこと、そしてアキバについて店長になるイヌ発電さんが、オーナー、副店長と一緒に語ってくれた。



今あるメイド喫茶で黒字なのは本当に数店舗

――さっそくですが、いつ店長さんにというお話があったんですか?
【店長】 そうですね、5月頃からですね。それからとんとん拍子で話が進んで。
【副店長】 成り行きがおもしろいですよね。
――どういう経緯だったんですか?
【オーナー】 最初に働いていたお店がみんな一緒だったんです。その後、私は秋葉原を離れていました。
――では先輩という形ですか?
【オーナー】 いや、ふたり(店長、副店長)が先輩です(笑)。イヌ発電さんがお店をやりたいけれども、なかなかオーナーが見つからないと聞いて、軽い気持ちでじゃあみんなでやろうかって。「ちょっとおもしろいね」みたいな話になって。でもそれから決まるまでは、いろいろとすごく大変でしたね。
――もともとお店をやりたいという話は、オーナーにされていたんですか?
【店長】 ちょっと前に話をしていて、なんかやりたいなあって。前のお店もとりあえず区切りをつけて辞めてたから。漠然とやりたいなあと思っていました。
――前のお店を辞められたのはどういう理由だったんですか?
【店長】 もうそろそろいい加減、年齢的にもやばいし、あとメイドがいっぱい増えてしまって、そろそろ世代交代かなっていう感じもあったんですよ。現場に出るのは最後にしようって。
――前のお店にはどれくらいいたんですか?
【店長】 約1年ですね。
【オーナー】 オーナー側と働いている側の意見がぴったり合うっていうのは難しいんですよ。
――今あるメイド喫茶とかもあんまりうまくいってないんですか?
【オーナー】 なかなか難しいんじゃないですかね。きちんとできているところは少ないと思います。
――数がこれだけあるのにですか?
【オーナー】 黒字なのは本当に数店舗です。
――オーナーさんも元メイドさんですよね?
【オーナー】 はい。1年以上はなんだかんだやっていましたね。
――それが初めてのメイド?
【オーナー】 そうです。衝撃を受けました(笑)。こんな世界があるのかと思って。私は別に時給はいくらでもよかったので、最後の方はもう趣味の延長みたいな感じでやっていたんです。
――なんでメイドをやったんですか?
【オーナー】 一番最初に行ったメイド喫茶で、そこに居た女の子があまりにも二次元の世界からそのまま出てきたような感じで、別世界を見てしまった(笑)。
【副店長】 アニメから出てきたみたいな。
――それで自分もちょっと働いてみようかなと?
【オーナー】 そうです。
――じゃあそのメイドをやっていた1年間は、かなり衝撃的でした?
【オーナー】 そうですね。ただ私は全くアキバ受けしないんですよ(笑)。私のお客さんって女の子が多くて。
――男性にすごく好かれそうに見えますけど?
【オーナー】 私はもう秋葉原では全くダメ(苦笑)。
【副店長】 私もギャルだギャルだと言われました。全然ギャルじゃないのに。
――普通と感覚が違うってことですかね。
【副店長】 そう。どっちかっていうと私なんか怖がられますね。

イヌ発電さん人気の秘密は?

イヌ発電さん

――イヌ発電さんは何でそんなに知られた存在なんですか?
【店長】 名前が変だから、名前だけがすごく出ちゃうんですよ。ウェイトレスの名前だったら、例えばかなちゃんとか、えりなちゃんとかが普通じゃないですか。
――でも人気ありますよね?
【店長】 ちゃんと仕事をすればついてくるものなんですよ。基礎をちゃんとしないのに人気だけ取ろうっていうのは違うかなと思います。
――でも人気を取ろうって、メイドさんなら思いますよね?
【店長】 私は人気を取ろうとか思わなかったですね。だから仕事をちゃんとすればいいかなって。
――ちゃんとっていうのは?
【店長】 グラスの置き方とか、本当に基礎の基礎をやることですね。
――グラスの置き方とかってあるんですか?
【店長】 ガシャーンって置かないで、小指をクッションにしてとか。グラスもベターっと触ると、中の温度が温まってしまうじゃないですか。だから下を持つとグラスの中の水が温まらないとか。
――それって教えるんですか?
【副店長】 うちは教えますね、全部。でも普通のメイド喫茶とかは、そういうの全く教えないんですよ。基本ですけどね。あと、お客さんにもタメ口だとか。「あー、うん」とか、「そうなのー」とか言ったりして。
――どうして、その辺を徹底させようと思ったのですか?
【副店長】 私たちは飲食店の経験があるので、それで知っているだけなんです。
――ちなみに、飲食店っていうのは?
【副店長】 普通にウェイトレスです。
――普通のウェイトレスをやっている時にそういうことは教わるんですか?
【副店長】 教わりますね。
【店長】 いきなりかわいい服を着たいから来るという感じの人が多いので、基礎を教える人がだれもいないんですよ、メイド喫茶って。グラスの置き方とか、水の置き方とか全然教えられないのに、忙しい時にポーンと入れられて。
【副店長】 お冷やのおかわりも、「水飲みます?」って言って持って来るんですよ。
【店長】 「お冷やのおかわりいかがですか?」って言わないと。ザバザバーって水を入れてみたりね。
――友達みたいですね。
【副店長】 そうですね。仲のいい先輩・後輩みたいな感じで。
――店ではそれもOKってことなんですよね?
【店長】 それをコンセプトにしているお店さんは否定しないですよ。もちろんコンセプトでやっているというのは、それはすごいと思います。
【副店長】 でも、メイドさんなのにそれは……とも思いますね。なおかつご主人様って呼んでいるのに、なんで「水飲む?」なの!? と思いますね。
――「ご主人様」って呼んでるだけになっちゃいますね。
【副店長】 言ってるだけですね。中身がないというのが多いと思います。(次ページへ続く)




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