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【帰ってきた「買う買う団」】温度に応じてファンを制御するファンコントローラー『RD7-TFC』

Printable Version 2003年8月12日

なんだかんだと、7月いっぱい梅雨が続いていた東京だが、8月に入って、やっとこさ梅雨が明けたと思ったら、代わりに訪れたのは、いきなりの暑さである。

おかげで、阿佐谷の「うさぎや」のかき氷が食べられるし、いよいよビールがうまいぜ、という夏らしいさ満喫モードはうれしいもんではあるが、暑さになれていなかった身体には、うだるような暑さは堪える。団員も先日、炎天下のアキバに買い物に出て、あまりに暑さに、帰るころにはフラフラになってしまった。

暑さに弱いのは、なにも人間だけではなく、PCとて同様。PCを構成するパーツは、動作環境の温度が上昇すれば、それだけ故障しやすくなるし、「暴走」したりもする。なにより、PCには多くの熱源をもっており、自ら発熱しているがゆえ、「冷却」は安定したPCの動作には、きわめて重大なテーマなのだ。

「静音」か「冷却」か、それが問題だ

アキバのマーケットでは、この冷却に対して、まったく異なるベクトルをもった2つの大きなパワーが働いているようだ。1つは、オーバクロックは当然「とにかく冷やすぜ」という勢力。そして、「静音」勢力である。

VIA C3搭載でHDDレスのルータマシン。NetBSDを使ったフロッピーブートのルータ「fdgw」を利用。ファンレスで稼働中だが

Akiba2GO!の読者には、いまさら説明する必要もないだろうが、「冷却」と「静音」はトレードオフの関係であり、空冷が主な冷却手段であるかぎり、とことん冷却を追求すれば爆音になり、代わりに静音を追求すれば、熱暴走の危険すらある。

「静音PC」というコンテクストでは、「完全ファンレス」というのが「夢」として語られ、実際にチャレンジしたりするわけだが、VIA C3などの低発熱のパーツを使い、ケースも自作、場合によっては電源も自作といったように、パフォーマンスを犠牲にし、手間暇を惜しまないのなら、それもアリではある。

はずかしながら、団員の自宅にも、VIA C3、ACアダプタ電源、HDDレスで、ケース改造を施し、ルータとして稼働しているPCがあるが、この暑さで、室温は35度近くに達し、PC内部の温度が50度近くまで上昇してきているのにおよんで、ファンを付けるかどうか思案中である。実際問題、静音のために導入したはずのACアダプタ外付けの電源が、かなりの熱源となっているのである。

一度は完全ファンレスを夢見た静音マニア(団員も含む)も、その多くがいきつく結論は、「やはりファンは必要」であり、だからこそ「適切にコントロールされた静かなファンがほしい」ということになるのだ。



いかにファンを制御するのか?

静音マニアの多くがたどるのが、高性能なヒートシンクを買い求めたり、静かなファンをひたすら求めて、さまざまなファンを買っては散財というループ地獄、ファンの回転数を落すために、5V駆動やら7V駆動(これはよろしくないが)やら、ファンコントローラを試してみる、といった道だろう。さらに、風切り音の低減や、エアーフローの確保のためのケース加工、防振材、防音材購入、ダクトの制作、果てはケース自作といった道もある。

しかし、メジャーな静音手法であるファンの回転数の低減は、たしかに静音にとって大きな効果があるのだが、はたして、必要なときに必要なだけの冷却能力が得られるか? といった不安が常に付きまとうのも事実だ。

実際、CPUやチップセット、ビデオカードなどのパーツが出す熱は、処理内容によって変わってくるし、空冷の場合、どんなにがんばっても、室温より低温には冷却できないわけで、冷却の目標とするPC内部やCPUの温度が同じであっても、「夏場の高負荷時」と「冬場の低負荷時」では、当然必要とされるエアーフローも異なる。

今回団員が購入したファンコントローラー『RD7-TFC』。3800円ナリ

つまり、温度に応じて、ファンの回転数が制御できればいいのではないか? ということになるわけだが、なかなかそうした要求にマッチした製品は多くないのが現実だ。一定の温度となると、最大速度で回転させる、といった機能のものもあるが、それだと突如爆音となってしまったり、設定温度に満たなければ、かなりの高温で動作を続けてしまう、といったことになりかねない。

Googleなどで検索すると、実際にPICを使い、目標温度以下を維持するにようにファンを制御するといった、高性能なファンコントローラを自作した人がいたりして、これはこれで突き詰めれば奥が深い世界だ。
団員は、さすがにファンコントローラを自作するパワーもなく、なにかないかと探していたところ、『Pull Thermal System 冷却ファン自動制御装置』という製品と、VICS Technologyの『RD7-TFC』という製品を発見した。今回、団員は、後者の『RD7-TFC』を購入した。Akiba2GO!にあるまじき行為だが、アキバに行くヒマもなかったので、USIDE.NETより通信販売にて購入。価格は3,800円+送料410円だった。



(加賀)


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