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【帰ってきた!「買う買う団」】ASOBITCITYで歴史的オモチャを購入

Printable Version 2002年11月15日

夜9時まで営業してるASOBITCITY
夜9時まで営業してるASOBITCITY

 10月、突如、秋葉原にオープンしたホビーの殿堂「LAOX ASOBITCITY」。
 1階から、テレビゲーム・関連機器、DVD・CD、ゲーム攻略本・雑誌、4玩具・バラエティ、ホビー関連、PCゲーム・周辺機器・DTM、アダルトゲーム・DVD、イベントホールと、8階建てのあのビルが、すべてホビー系で埋め尽くされている。
 某日、さっそくASOBITCITYに出かけたのだが、そこで私が買う買うしたものは……。

 オモチャでコンピュータが作れるという話を聞いたことがあるだろうか?
 惜しまれながらも閉鎖してしまったボストンのコンピュータ・ミュージアムには、「Tinkertoy Computer」というのが展示されていて、いわゆる「三並べゲーム」を解くというものだった。「Tinkertoy」というのは、棒とコネクタを使った組み立てオモチャで、日本でも、ポテトチップの筒を太くしたようなパッケージが一部売られていたものだが、「Tinkertoy Computer」よりも、本格的なコンピュータが「Meccano」による「微分解析機」。




5番街でブロックを物色
左のクレーンが標準小売価格1万5000円、右の列車は1万6800円の商品。列車のほうが1/43スケールを決めることになった歴史的モデル。これを置かないミニカー屋さんはモグリということになりますね

 「Meccano」というのは、「Tinkertoy」と同じく「LEGO」に比べるともうひとつ認知度が低いのだが、実は、この種の組み立てオモチャの元祖。その後、米国のErector(これも米国に行くといまでも売られていますが)などに影響を与えて、知育玩具の歴史を作ったともいわれる存在だ。
 その「Meccano」の日本での正式な販売が始まったばかりなのだが、ここASOBITCITYでは、シッカリその“100周年記念モデル”も売られていた。
 いまの「Meccano」は、プラスチック製部品が多用されているのだが、さすがに100周年記念モデル(写真の列車とクレーン)は、一部を除いてほとんどすべてが金属部品。私も、さっそくクレーンのほうを買ったのだが、これが、なんともはや100年前の人って優秀だったのかなーと本気で感じてしまった。
 ちなみに列車のほうは、当時、これに合わせて人形や自動車の模型も作られたのだが、そのスケールがたまたま1/43で作られたために、その後の世界各国のミニカーのスケールが1/43で作られたという歴史的オモチャである。



クレーンを実際に組み立ててみたのだが、643パーツは大人でも1日では完成しない。25種類と制作例のバリエーションが多いのも特徴だ

 さて、このMeccanoを使って微分解析機という1930年代には最先端の計算機械が作られた。MITのバネバー・ブッシュが潤沢な予算を投じて作った微分解析機(これは歴史に残る機械なのだが)を真似て、英国の物理学者ダグラス・R・ハートレーがアーサー・ポーターの協力を得て、Meccanoで同じ微分解析機を作ってしまったのだ!(このお話は、月刊アスキーの12月号(11月18日発売の新連載「ナード・ランド」で触れたので、ご興味のある方は参照のこと)。
 クレーンも列車もそうなのだが、ギアやチェーンで動作するところが、いかにもMeccanoらしいところで、たしかに、機械式のコンピュータくらい作れそうな気分にたしかになる。メカ系、鉄道系、ついでにミニカー系、コンピュータ系の方々の注目すべきオモチャである。



(遠藤諭)




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