Akiba2GO!

最強のケータイを目指して!〜feel H”にハマル


2001年4月6日

買う買う団員プロフィール
筆者:南謙治
南謙治
もうすぐ2歳という愛娘・愛理の育児に追われるアスキーデジタルバイヤーの編集者。モバイル/電子工作担当にして読者ページ担当でもある。食べ物(食材。主に甘いモノ)・衣服からPCパーツまでジャンルを問わず、基本的に衝動買いをしやすい体質だ。また、クルマ好きで、かつては峠を攻めていた過去を持つ。ずっと不満に思っているのは「東京に峠がないことと、首都高は路面が悪くて攻められないこと」。


 「ケータイに欲しいもの! ウォークマン!」ってCMも昔あったが、それに踊らされることなく、今まで平穏無事な日々を過ごしていた。CMが流れていた当時は、「MDやMP3プレーヤも持ってるし、いらないや」って言い切っていたけど、その舌も根も乾かないうちに、サウンド機能付きケータイ、いやPHSを買ってしまいましたよ。マジで。



TESORO PS-C1
折りたたみ式のFeelH”端末「TESORO PS-C1」。音楽プレーヤやデジタルカメラにもなる

 そのPHSとは、音楽配信サービス“Sound Market”に対応したDDIポケットのfeel H”端末「TESORO PS-C1」(以下TESORO)。なぜ携帯電話ではなくPHSか? 携帯電話の特集のとき503iを少し使ってみたのだけど、音が悪い(携帯電話の中でも、cdmaOneは音が良いのだが、いまさら新規で買うのは…という気持ちがあるのと、次世代機の登場が近いので購入予定には入っていなかった)。503iは受信時の音が小さくて低く、いつも籠もって聞こえる。その点PHSは、当たり前といえば当たり前だけれど、断然音がクリアなのだ。特に新宿のような、高層ビルに囲まれた場所だとその差は顕著になる。



RZ-RM1
別売りのリモコンタイププレーヤ「RZ-RM1」を接続したところ

 このTESORO、Sound Marketを利用するためには、別売りのリモコンタイププレーヤ「RZ-RM1」が必要なのだ。速攻ゲットだぜ! と思って新宿を一日中歩いていたけど(私の行動パターンでは、PC関連は秋葉原、家電関連は新宿か池袋の量販店を回る)、どこにも売っていない。リモコンがないとTESOROのオモシロさ半減、いや90%OFFだ。そこで携帯24の編集長に頼み込んで、メーカーからなんとか取り寄せてもらうことに成功した。実はTESOROの値段が1万円ぐらいなのだが、このリモコンは2万円以上。オドロキの高値。周辺機器のほうが本体より高いなんて、いったいどうなってんの。
 このほかに、専用デジタルカメラユニット「Treva」もゲット。これで、「ケータイで音楽、ケータイでカメラ、ケータイで通話(あたりまえか)」の最高スペックを手に入れたのだ。



ケータイで音楽の生活
まずは曲のダウンロード

セキュアマルチメディアカード
これが、セキュアマルチメディアカードだ。おそらくほとんどの人は見たことがないメモリカードだろう

 まずはケータイで音楽を聴いてみる。曲を聴くためには、Sound Market専用サイトからのダウンロードが必要だ。H”キーを押すとメニューが表われるので、そこで“Sound Market”を選択する。そして、センター接続を選ぶとSound Marketのメニュー画面が表示される。あとは曲を選んでダウンロードするだけだ。曲はセキュアマルチメディアカードに保存される。それはそうと、このセキュア・マルチメディアカードって初めて使うんだけど、なんでコンパクトフラッシュとかにしてくれないの? ほかに使い道ないじゃん。コンパクトフラッシュ、スマートメディア、メモリースティックと使っているのに、さらに増えるのかよ(ちょっとグチ)。



曲のダウンロード手順1
【ダウンロード手順1】H”キーを押すとメニューが表われるので、“Sound Market”を選択
曲のダウンロード手順2
【ダウンロード手順2】Sound Marketのメニューが表示されたら“センター接続”を選び、H”キーを押す
曲のダウンロード手順3
【ダウンロード手順3】ちょっと待つと、Sound Marketのトップページが出てくる
曲のダウンロード手順4
【ダウンロード手順4】スクロールさせていくと“MUSIC ch”という音楽ダウンロード用のページにジャンプするためのタグが表われる。あとは、指示に従って曲を選択し、ダウンロードするだけ

 気を取り直して本題に戻るが、曲をダウンロードするだけでは、聴くことができない。このほかに、不正コピー防止用の「パスキー」というものが必要になるのだ。このパスキーのダウンロードは、Sound Marketのメニュー画面に“パスキーダウンロード”から行うのだが、曲をダウンロードして、もう1回今度はパスキーをダウンロードするという手順は結構メンドウだ。

欲しい曲があまりに少ないのが難点

カラオケ…
宇多田ヒカルを見つけたと思ったら、カラオケだった

 問題はSound Market専用サイト上にダウンロード可能な曲がどれくらい用意されているかだ。実のところ、クラシックやJAZといった私が普段聴いていないようなものが多く、よく聴くJ-POPSなどが少なく感じる(アーティストや曲の一覧はココを参照)。宇多田ヒカルや浜崎あゆみを見つけたと思ったら、カラオケだけだし。今後増える予定らしいが、まだ始まったばかりのSound Marketに、レコードメーカーがどんどん楽曲を提供するとは思えないし……。



カラオケは1曲150円
浜崎あゆみも同様にカラオケしかなかった。カラオケは1曲150円。高いか安いかといわれても……。どうなんでしょう

 でもそれを解消すべく、アイ・オー・データ機器からUSB対応セキュア・マルチメディアカード用リーダ/ライタ「USB-MMCRW」が発売されている。まだ購入していないが、音楽CDからコピーしたデータを聴けるようになるらしい。これについては機会があったら、紹介したいものだ。というかTESOROを持っている私にとっては即買いだ。この記事がアップロードされているころには購入済みで、きっと音楽聴きまくり状態になっているハズ。

音には満足
でもダウンロード時間が問題

1曲300円程度
ダウンロードしたBonnie Pinkの「過去と現実」。これは350円。ほかの曲もだいたい300円前後だった

 気になるのは“カラオケじゃない”歌入りの楽曲、1曲あたりの価格だと思うけれども、これは300円前後と、まぁ納得できる範囲内だ。ダウンロード時間だが、今回Bonnie Pinkの曲では、1曲(3分30秒程度)に10分以上もかかった(ほかの曲でも同じくらいかかる)。この時間はかかりすぎだ。また、ダウンロード中に電話がかかってきても受けられない。試してみると、ずっと話し中の状態になっていた。

 ここで肝心なのは音だけども、Sound Marketの曲は、圧縮方式がMP3、圧縮レートは48〜128kbpsに対応している。ダウンロードした音楽を聴いてみると結構クリアなので、主観的には96kbps以上という印象だ。ここで試しにピンジャックとライン出力の変換ケーブルを通してミニコンポにつないで再生してみた。MP3だから仕方ないかもしれないが、さすがに高音のレベルが低い。でもいつもは、通勤途中にヘッドホンを使って音楽を聴いているので、少々高音が効いていなくても満足できるのだ。





曲の再生・停止だけでなく
イコライザやリピート機能が付いている

液晶
曲の再生中にはアーティスト名や曲名が表示される。ちなみに、リモコンのサイドには曲の再生停止などができるボタンが付いている

 ダウンロードした曲の再生・停止は、リモコンで操作する。このリモコンには、再生停止などの機能のほかに、ホールドやボリューム調節、曲のスキップといった最低限の機能を搭載している。ただし、早送りなどの細かい操作は、テンキーをそれぞれの機能に割り当てた音楽再生用モード“KdMリモコン”を用いる必要がある。このKdMリモコンモードでは、たとえばH”キー(もしくは2)を押せば曲を再生できる。また、低音を強調させるイコライザ機能や、曲のリピート機能などもある。機能的にはそんなに期待していなかったので、このくらいで十分といったところだ。
 ちなみに、某携帯電話では、音楽再生中に電話がかかってくると不具合が出るという話だったが、TESOROは再生が中断され、電話がかかってきたことを着信音で知らせてくれる。もちろんその後通話が可能だ。



KdMリモコン
TESOROに内蔵された“KdMリモコン”でも曲の制御ができる
キー操作も可能
再生・停止などの各機能は数字キーなどに割り当てられている

バッテリ駆動時間はまぁまぁってところ

 この間、いい気になって曲を聴いていたら、TESOROのバッテリがなくなってしまった。外出先で充電というわけにも行かないので、そのときは非常に困ったのだ。そこでバッテリの持ち時間を調べてみたら、約6時間という結果だった(フル充電の状態で、曲を流しっぱなしにして電池が切れた時間を計ったもの)。往復2時間の通勤ではなにも問題ない。MP3プレーヤとして使っているとバッテリの消費が激しいし、使い切るともちろん電話としても使えなくなるので、この点は要注意。

“ケータイでカメラ”はオマケ機能

Treva
feel H”専用デジタルカメラユニット「Treva」

 feel H”のもうひとつの目玉は、専用デジタルカメラユニット「Treva」だ。これはTESOROのヘッドホン端子に差し込み、H”キーを押すだけで簡単に撮影できるので、使いやすい。ただし、画像自体は96×72ドット。まぁ、待ち受け画面かプリクラでしか使えないレベル。まさにグリコのオマケ的な機能といえる。携帯電話上でしかこの画像を使わないのなら十分だろう。ケータイひとつで何もかもしてしまおうというのは、虫が良すぎるのかな。と、ちょっと思ってしまった。



Trevaを接続
Trevaは、データ通信用のコネクタではなく、ヘッドホンジャックにつなげる
カメラ撮影
撮影のために“カメラ機能”を選択
ボタンを押して撮影
H”キーを押せば撮影できる

ケータイでメール!?

モバイルアダプタGB
「モバイルアダプタGB」を買った。これで任天堂のゲームボーイ専用サイトが見られる

 今回、最強のケータイを目指すために、メール&ブラウザ用の周辺機器をさらに用意した。以前から携帯電話にもデータ通信機能が付いている。TESOROもその例外ではなく、PCとのメール交換をするためのEメール機能やfeel H”やH”端末同士でやり取りできるDXメール機能が付いているが、それをサポートするようなものではない。使っているのは、新規購入した「モバイルアダプタGB」。これでゲームボーイアドバンスに接続してメールを行っているのだ。

 使うには登録が必要。ケータイとゲームボーイを接続し、同梱のカートリッジを差す。電源を入れると“モバイルトレーナー”が立ち上がる。必要な設定(あらかじめ決められているメールアドレスやパスワード)を入力するだけと、とてもカンタン。
 オモシロイのは、メールで使える文字がひらがなだけということ。さすが子供向け。でも、最強のfeel H”を目指すならぜひともそろえておきたいアイテムだ。任天堂のモバイルホームページが楽しめるし、ポケットモンスター クリスタルバージョンを持っているのなら、通信対戦ができる(周りで誰もモバイルアダプタGBを持っていないので試したことはないけど)。
 PDAを持っているので本当に必要かといわれれば答えに困ってしまうけど、最強を目指すからには、これは買いでしょう。



接続して起動
TESOROに接続してゲームボーイを起動させたところ
3択!?
スタートさせても“ホームページ”“メール”“ヘルプ”しか選べない
漢字は使えません
使える文字は、ひらがな、カタカナ、英数字のみ。漢字なんてもってのほか
任天堂の専用サイト
任天堂の“モバイルホームページ”。モバイルアダプタGBを持っていれば閲覧できる

実はもうひとつPHSを購入!
ついにiモード端末ユーザーに

brouserphone
現在browserphoneは、ストレートタイプとフリップタイプの2種類あるが、購入したのはこのフリップタイプのもの

 iモードって何に使うの? PCがあればいらないのでは。と今まで思っていたけど、携帯電話の特集で503iを使ってみて、つい欲しくなってしまった。冒頭にも書いたが、503iは音が悪い。そこで、browserphone(iモードの勝ってサイトが見れるNTTドコモのPHS)にしたのだ。



ポケアスに繋いでみる

 実は本当の理由は64kpsでつながるから。503iなどは足元に及ばないほどページの切り替えが速い。快適そのもの。iモードユーザーの中で、勝手サイトばかり見ている人なら、買うしかないといったところだ。ただし、専用コンテンツはまだまだ少ないので、その辺りは今後に期待しよう。




愛娘
親が年がら年中携帯(PHSだけど)で遊んでるせいか、娘が最近は電話をかけるまねごとをするようになってしまった

 ここで紹介しているTESOROを含めたfeel H”について、“これは即買いか?”と聞かれれば、“そうだすぐ買え”とは言い切れない。今後AAC対応版が出るといった具合に、まだまだ進化の途中という感じがするからだ。だが、私のような新モノ好き(ただし、すぐ飽きるといわれているが)には、話は別。即買いで決まりだ。だって機能だけでもたっぷり用意されているし、使いこなしていくだけで満足感があるからね。

 いままで単なる電話としてしか使っていなかったPHSだが、実はとってもオモシロイ。でも5月には、FOMAという新しい規格の携帯電話も登場する予定で、動画配信も本格的に始まる。回線が384kbpsと高速になるので、PHS好きの私にとっても目が離せない。…なんかそのころにはやっぱPHSでなく携帯電話だぜ、といっているような気もするなぁ。






[通常ページに戻る]
ASCII24 http://ascii24.com/
Copyright (C)2000-2008 ASCII Corporation. All rights reserved.