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【全国電商調査隊・女子部】お姉さま系レースクイーン・安田樹里が九州のショップを調査


2005年7月12日

九州地区の調査担当として、今回はレースクイーン・安田樹里ちゃんが任命されることになった。安田樹里ちゃんは1983年12月3日生まれの21歳。今年は“全日本選手権フォーミュラ・ニッポン”に参戦する“Team5ZIGEN”のレースクイーンとして活動するほか、朝日放送『笑いの金メダル』等でアシスタントなどもこなす。生まれも育ちも東京・下町なので、人懐っこいキャラクターがまた人気を呼んでいる。

安田樹里
安田樹里
安田樹里
安田樹里
1983年12月3日生まれ(21歳)。“Team5ZIGEN”のレースクイーン、朝日放送『笑いの金メダル』等でアシスタントもこなす

写真のようにこれまでの大須日本橋などの調査隊員とはまた違うお姉さま系のレースクイーンだ。この娘を見た編集長は、「絶対にメガネをかけてもらうように」というわけのわからない指令を下したが、実際に打ち合わせで聞いてみると、「普段外出するときはメガネはかけませんけど……」という決定的な事実が発覚!! で、無理やりかけてもらったのが写真のショット。まさにお宝ではないでしょうか? 

実はTeam5ZIGENでブログを持っている樹里ちゃん。更新もマメに行っているそうで、空港や、電車の中で常にブログをチェック。

調査にあたる九州について、樹里ちゃんは「家族旅行とレースのお仕事で通り過ぎただけなんですよね……」とのこと。長崎県にあるハウステンボスを除いて、じっくり歩くのは今回が初。

博多までは福岡空港から5分で到着。天候はくもり。気温は30度近くになっていた

博多までは福岡空港から福岡市地下鉄空港線を使って約5分と意外に近かった。博多駅周辺にはヨドバシカメラなどの量販店もある。駅の外にはタクシーがずらりと並ぶが、最初の調査対象『マウスコンピューター福岡ダイレクトショップ』は駅から歩いたほうが早いくらい。東京からのフライトでちょっと足もむくみ気味の樹里ちゃんだが、ここは頑張って歩いてもらおう。



マウスコンピューター福岡ダイレクトショップ

最初の調査ショップ『マウスコンピューター福岡ダイレクトショップ』は、駅から歩いて数分の場所に位置し、アクセスはかなり良好。(株)MCJが運営するショップでソフマップやビックカメラとの共同開発によるコラボレーションモデルも数多く販売する。ブランド名に由来するネズミとチーズのマークの看板には、“工場直送、2万9800円からのオーダーメイドパソコン”という元気なキャッチが掲げられていた。




九州編の第1店目。視線にも気合が入って表情もキリリと美しい樹里ちゃん

ショップ店頭の看板にはさまざまな製品のリストや価格が記されたビラが貼られてはいるが、店内はパーツショップという印象はなく、どちらかというとショールームに近いイメージ。自社ブランドのデスクトップ“LUV MACHINES(ラヴマシーンズ)”を中心に、キューブ型PC“Easy Cube”などの販売に力を入れている。

ショップの外にはLUV MACHINESなどのショーウィンドーも設置。店内は中央部に製品の陳列がないので意外と広く感じられる。また、ショップ全体の色づかいが明るく、女性でも気軽に入れるような雰囲気である

店長の野内さんによると、5〜6万円のキューブ型に2万5000円程度の17インチ液晶をプラスし、8万円くらいで購入していくお客が多いそうだが、樹里ちゃんが気になったのも、やはりキューブ型PC。


店長の野内さんが直々に樹里ちゃんに製品について説明。どうやらキューブ型PCが気になっている様子だ

[樹里] できればパソコンでTVが見たいので、液晶ディスプレーだけは大きくしたいんです

[店長] う〜ん、大きくなるとちょっと高くなりますけど……。本体と同時購入で17インチが2万3940円、19インチが3万5700円になる“液晶ディスプレーバンドルキャンペーン”も実施していますので参考にしてください。液晶ディスプレーは指定ブランドで先着20台となっています(調査時はAcer製だった)。

ちなみに液晶モニターは個別に展示されている。扱うブランドもLG電子やAcer、BenQなどとさまざま。

ショップの外に貼られたLUV MACHINESのコンパクトスリム型『Lm-iS300-N』のポスター
ショップの外に貼られたLUV MACHINESのコンパクトスリム型『Lm-iS300-N』のポスター。Celeron D 320(2.4GHz)採用で、価格が4万1790円からとコストパフォーマンスで勝負
LUV MACHINESのコンパクトスリム型
LUV MACHINESのコンパクトスリム型“iSシリーズ”の大まかな説明が書かれたボード。どのモデルでもUSB 2.0、10BASE-T/100BASE-TXのLAN、AGPスロット、5.1chサラウンドを搭載する
こちらはLUV MACHINESのスタンダード型
こちらはLUV MACHINESのスタンダード型“iシリーズ”のボード。Celeron Dを搭載するモデルのチップセットはVIAのP4M266Aで、ハードウェアが持つスペックはiSシリーズと同一
ショップに在庫があり、持ち帰りが可能な『CMEGP56G330D7』(5万4600円)と『Express Cube 56DR-SP2-N』(5万7540円)。
ショップに在庫があり、持ち帰りが可能な『CMEGP56G330D7』(5万4600円)と『Express Cube 56DR-SP2-N』(5万7540円)。前者はサンの統合オフィスツール『StarSuits 7 Windows版』を搭載する


下の写真で彼女が触れているのは、チップセットにSiS 661FXを採用し、Celeron D 340(2.93GHz)を搭載したキューブ型PC『Express Cube56DR-SP2-N』。メモリーは512MB、HDDは160GBで、DVDスーパーマルチドライブを備える。OS、ディスプレーなしの価格は5万7540円だ。

「パソコンはみんな25万円くらいするのかと思っていたので、5万円くらいでこんなものが買えるとは驚きました!!」
「パソコンはみんな25万円くらいするのかと思っていたので、5万円くらいでこんなものが買えるとは驚きました!!」
前面には6メディアに対応したマルチカードリーダーも装備
前面には6メディアに対応したマルチカードリーダーも装備。「デジカメで撮影した画像も簡単に取り込めて便利そう……」
製品は国内生産をうたう。信頼性の高い製品を提供する努力をしているという
国内生産をうたう。信頼性の高い製品を提供する努力をしているという
背面の様子。IEEE1394端子×2を装備するなど、搭載するインターフェースは豊富。マザーボードはShuttle FS56を採用。PCIスロットの空きを確保している
背面の様子。IEEE1394端子×2を装備するなど、搭載するインターフェースは豊富。マザーボードはShuttle FS56を採用。PCIスロットの空きを確保している

ほかにも、Shuttleの『XPC SB61G2 V4』を発見。Socket 478を採用しているが、まだこうして現役で店頭販売されている。

Socket 478を採用するShuttleの『XPC SB61G2 V4』を抱える樹里ちゃん
前面はピカピカの鏡面仕上げ。思わず顔を近づけて覗き込んでいる……。「鏡としても使えそうですよ!」

店頭には出されていなかったがBTX規格のキューブ型PCも販売されている。ショップの在庫から特別に出してもらった『Express Cube 86GB SP1-N』は、マザーボードにShuttleのFB86、チップセットにインテルの915Gを採用。CPUは64ビットのPentium 4 640(3.2GHz)と小さくてもスペックはかなりのもの。OSなしで約11万円から購入できる。

BTX規格を採用したキューブ型PC『Express Cube 86GB SP1-N』。シンプルなフロントパネルが特徴で、価格はOSなしで11万40円から
背面から見ると拡張スロットが左側に配置され、これがBTX規格だということがわかる。搭載するLANは10/100/1000Base-Tに対応したギガビットLANだ
正面から見て左側面に、よく使われるインターフェース類。USB(2.0対応)×2、IEEE1394×1、ヘッドフォン×1、マイク×1の計5端子が並んでいる
正面から見て右側面に電源ボタンとカードリーダーを配置。カードリーダーは6メディアに対応するマルチタイプだ
前側からCPU、チップセット、電源が一直線に配置され、効率のいい冷却が可能になっている。メモリーは写真の奥(本体左側面)にある。また、本製品はインテルの915Gを採用するため、搭載する2つの拡張スロットは空いている状態。オプションでグラフィックボードも追加できる
HDDはシリアルATAタイプで、Western Digitalの1600JD(160GB)を採用。写真の奥(本体の前側)に搭載されているHDDのほか、このケースでは手前の空いている部分にもう1基搭載できる

[樹里] いつから販売されてるんですか?

[店長] BTXのキューブは3カ月ほど前から売っています。6台ほど仕入れたが、まだキューブ型のBTXは珍しいです。

店内のノートパソコンに触れる樹里ちゃん。ノート型はLUV Bookシリーズほか、より性能の高い“m-Book”をラインアップする
「けっこうおしゃれ」。天板にはマウスコンピュータのロゴが
LUV MACHINESは木箱のようなデザインの外箱(実際はダンボール)に入っている
会社のシンボルでもあるネズミとチーズのマークもプリント

マウスコンピューター製品はすべて1年間の無償修理保証と24時間の電話サポートを標準搭載。メールやFAXでの問い合わせにも応じている

ちなみに、ショップでは個別のパーツ販売も行っている。これは工場などから放出されたものを仕入れているそうだが、さりげなくショップの奥に置いてあったりする。仕入れは不定期となってしまうため、どんなパーツが入荷されるのかは状況に応じて異なるとのこと。



ドスパラ博多店

次に向かったのは、同じ博多駅の近辺にある『ドスパラ博多店』。全国に32店舗を持つショップで、第1回でも紹介している。周辺機器をはじめとした各種パーツはもちろん、周辺機器やオリジナルPC“Prime(プライム)”の販売を行っている。


大通りからちょっと入ったところにあるドスパラ博多店だが、その大きな看板はかなり目立つ

一行を迎えてくれたのは法人担当の光安さんだ。まずは樹里ちゃんに対して、Primeの特徴を語ってくれた。

[樹里] 私、まったくの初心者なんですけど

[光安] Primeはホワイトとブラック、2色のカラーバリエーションを用意し、全モデルが1年間の保証付きのため、樹里ちゃんのような女性の初心者にも安心してすすめられますよ。ミドルレンジの“Magnate(マグネイト)”ほか、エントリー向けの“Knight(ナイト)”、ハイエンドの“Monarch(モナーク)”、ゲームユーザー向けの“Galleria(ガレリア)”など多彩なラインアップを用意してます。

Primeは法人の注文も多く5万円程度のエントリークラスがよく売れている。たとえばCeleron D 320(2.4GHz)に256MBのメモリー、40GBのHDD、50倍速対応のCD-ROMドライブという構成の『Prime A Knight V』は3万3800円。HDDを80GBに、光学ドライブを2層式に対応したDVD±R/RWドライブにアップグレードした『Prime A Knight VD』は3万9800円となっていた。なお、表示価格はOSなしの状態が基本なので初心者は注意が必要である。Prime A Knight Vの場合はOS(Windows XP Home Edition)付きで4万6400円、Prime A Knight VDは5万2400円だ。ちなみに、PrimeはすべてにASUSTek製のマザーボードを採用している。


法人担当の光安さんが熱心にPrimeをはじめとしたショップの特徴を樹里ちゃんに説明

どこのショップも似たような傾向にあるが、入り口付近にはさまざまなメーカーのDVDメディアを展示。一番の売れ筋は“FORTIS”というブランドで、8倍速に対応した100枚入りが3890円。価格もさることながら、ホワイトプリンタブル仕様となっている点も売れ行きに貢献しているようだ。

写真右のほうがショップの入り口側となっている。入り口の周辺に、各メディアなどを陳列し、その奥にオリジナルPCのPrimeを置く
8倍速対応のDVD-Rが100枚で3890円。樹里ちゃんもしゃがんでじっくり見ていました
ずらりと陳列されたPrimeの在庫。右上に赤いシールが貼ってあるものは3000円引きの特価品である
Primeの前でポーズ。在庫も豊富にあり、ショップとして力を入れていることがうかがえる

[樹里] パソコンって意外とうるさいじゃなですか?事務所にあるマシンも結構うるさいんですよ。静かなパソコンはありますか?

と、たまにはスルどい質問をなげなける樹里ちゃん。

自作市場で流行している静音化についてもPrimeでは配慮しているようだ。静音化カスタマイズオプションとして“静音パック”を導入している。静音ケースファン(12cm角)を取り付けた“お手軽コース”(1800円)、ケースとCPUファンを静音化した“まんぞくコース”(6800円)、さらにHDDの静音化まで推し進めた“とことんコース”(1万3800円)の3つから選べる。まんぞくコース以上で取り付けられるCPUファンは、Arctic Cooling社製の『Freezer7』を採用していた。

静音パック(まんぞくコース)がすでに組み込まれたPrimeも販売されていて、チップセットにインテルの915Gを採用し、Pentium 4 530J(3.0GHz)に1024MBのメモリー、160GBのHDD、DVDスーパーマルチドライブを搭載した『Prime Magnate LM』は7万6850円(OS付きで8万9450円)。通常は8万1850円で販売しているが、調査時は5000円引きとなっていた。

静音パック(まんぞくコース)が組み込まれた『Prime Magnate LM』。12cm角の大型ケースファンと、ヒートパイプを採用したCPUファンが見える
静音パックを導入していく客は、まんぞくコース(6800円)をチョイスしていくケースが多いそうだ


パーツの売れ筋はCPUならPentium 4 530J(3.0GHz)で、調査時は1万9980円と2万円を割り込む価格。デュアルコアとなったPentium D 820(2.8GHz)も2万8900円で入荷していた。Pentium Dに関しては、「価格が意外と安いので売れ行きもいい」とのこと。店内には特価品も数多く展示されているが、光安さんのイチ押しはENERMAXのケース『CS-718』。通常は2万5800円で販売されているが、展示品に限って6000円引きの1万9800円。熱を効率よく排出するためにダクト“Wind Tunnel”を装備し、前面側、背面側の両方に12cm角ファンが搭載されている。

CS-718はマザーボードを上下逆さまに取り付け、ケース下部に設けられたダクトを通してCPUの熱を出すという特殊な構造をしている
透明のダクトが気になる樹里ちゃん。実は電源を入れると前後のファンがブルーに光るギミックも……
価格札のほかにもカラーバリエーションやPentium Dにも適している点を記した札が付けられ、その性能をアピールするCS-718
CS-718の主な機能を紹介したカード。過熱アラームや温度やファンスピードの表示機能、ファンコントロール用のダイヤルも装備する

Primeやパーツのほか、直接パソコンとは関係のない面白アイテムもショップには陳列。コンパクトな体脂肪計『脂肪遊技』(580円)、FMラジオ付きペン『NBJ-RPEN』(480円)など、どうやら中国や台湾からの輸入製品のようだ。ほとんどが1000円以下で購入できるので、パーツを買いに来たついでに気軽に見ていく客の姿も見られた。

“握って計って強くなれ!!”という妙なキャッチの入ったデジタル握力計『燃えよアクリョク』
さっそく樹里ちゃんも握力測定にチャレンジ。駆動には単4乾電池×2が必要だ

フラッシュメモリーの特価品では、アイ・オー・データのUSBフラッシュメモリー“ガンダムEasyDisk”が1680円、ノーブランドの512MBのSDカードが4780円、SunDiskの128MBのminiSDカードが2680円で販売されていた。ガンダムEasyDiskは全部で10製品がラインアップされているが、販売されていたのは『ガンダム RX-78-2』『ジオング MSN-02』『シャア専用ズゴック MSM-07S』『シャア専用ゲルググ MS-14S』の4種類のみだった。

[編集] ここにも大阪で見たガンダム関連パーツがあるね。どれがカッコいい?

[カメラマン] 「やっぱジオングでしょ」「ズゴックって今見るとカッコ悪いなあ……」

[樹里] ??????

さすがに樹里ちゃんの世代になると、ガンダムといっても思い入れがないようでガンダム談義についていけなかったもよう。というかどうでもいいような感じでした。

そのほか、DVDメディアの展示スペース付近に、ワゴンセールのような形で置かれていた特価品として、定番のチップセット865PEを採用したSocket 478のECSのマザーボード『865PE-A』が6580円。また、915Gを採用し、HDオーディオ対応コーデックのC-Media“CMI9880”やIEEE1394ポートを備えた豪華なマザーボード『ASUS P5GDC-V Deluxe』も1万5980円で販売。現品限りの特価だが、ほかのショップより1〜2割ほど安い。ショップでのセールは不定期で行っているので、こうした特価品はこまめに見ておきたい。


樹里ちゃんが右手に持っているのは、ふにゃふにゃ曲がるフレキシブルなキーボード(1480円)。左手のほうは特価品のミニキーボード
ワゴンセールのような特価品コーナー。マザーボードだけでなく、アライドテレシス製のルーターも4980円


アプライド博多店

ドスパラ博多店の調査を終えた一行は、ひと休みしてから次の調査地『アプライド博多店』へ向かう準備を始める。JRの博多駅もしくは吉塚駅が最寄りとなるが、徒歩で移動するとかなり時間がかかる。地図で場所を確認してから、タクシーで向かうことにした。 アプライドも全国19店舗を持つ大型ショップ。福岡地区ではこの博多店のほか、西福岡店南福岡店、久留米店を持つ。また、系列店として『あぷあぷ』を全国で7店舗展開中。あぷあぷは秋葉原でも知られたパーツショップなので、ご存知の読者も多いのではないだろうか。アプライド博多店は福岡都市高速の空港通りの出口付近に位置する郊外型だ。

下から見上げると距離感がつかめなくなるほど大きい“APPLIED(アプライド)”の看板
お客様専用駐車場の看板もご覧のとおり大きい。「車で来るなら最適!! 」

[編集] うわっ!

[樹里] 広〜い

[編集] なんかスーパーみたいだね。博多にもこんなショップがあるなんて

入り口を入るとすぐに階段があり、ここを登った先に広大な店舗スペースがある。一見すると、どこまで店内が続くのか判別ができないくらいの広さだ。階段を登りきったところに、ノーブランドのフラッシュメモリーやMP3プレーヤー、各種DVDメディアなどが目に入るが、どれを選んだらいいのかわからないほど種類が豊富。このメディア陳列スペースを抜けると、やっとメーカー製のパソコンやデジカメ、オーディオ機器などのデジタル家電コーナーになる。九州でも有数の大型ショップのため、「佐賀県から買いに来るお客様もいらっしゃいます」と副店長の讃井さん。この広さには樹里ちゃんを筆頭に調査隊もかなり驚いてしまった。120台が入れる広大な駐車場も完備。

ショップの入り口は大きな看板に比べると小さい。セール中の商品などのチラシを多数貼り付けてある
電子マネーの“Edy(エディ)”でも支払いが可能。おサイフケータイでも決済できる
売り場への階段を上る樹里ちゃん。2階は広大な販売スペースが
東京の量販店も負けそうなくらいの品揃え。手前にDVDメディア、奥にデジカメなどの陳列スペースがある
各種ケーブルやキーボードカバーなどのサプライ製品を見る樹里ちゃん。「天井が高いので、上のほうまで商品がぎっしり……すごい」
“東京秋葉原より続々入荷。”の横断幕。このフレーズは博多地区では威力を発揮しそうだ

自作パソコンコーナーは、入り口から一番遠いところにある。大きな特徴としては、自作初心者向けにパーツをショップでセレクトして構成例を示した“JYS(JUST YOUR SYSTEM)組立BOX”と、製品のサポートをする“アプライドテクニカルカウンター”の存在が挙げられる。 JYS組立BOXでは、TV録画に対応した構成例として、Pentium 4 530J(3.0GHz)、512MBのメモリー、160GBのHDD、2層式対応のDVD±R/RWドライブ、TVキャプチャーカードを搭載した商品が10万9800円(OS、モニター、キーボード、マウスは別売)。もちろんこれはあくまで構成例なので、ベースとなるモデルを選んでからカスタマイズすることも可能だ。心配ならプラス1万5000円でショップのスタッフが組み立て、動作チェックまで行うオプションもある。

JYS組立BOXの展示コーナーには、ローエンドからハイエンドまで、多彩な構成例を表示
こちらがアプライドテクニカルカウンター。整理券を引いて順番を待つシステムで、待合スペースも完備。(樹里)ただ今の待ち人数は2人で〜す

一方のアプライドテクニカルカウンターは、ショップの目玉ともいえる存在。常時2人ほどがサポートに当たり、パソコンの修理やアップグレード、ウイルス駆除までも行う。カウンターの後ろが作業場になっていて、直せる症状のものはすぐに直してくれる。パソコン検定を持っているスタッフも多く、ほかの量販店との差別化という意味でもうまく機能しているようだ。持ち込むパソコンは「アプライドで買ったものでなくても大丈夫」と讃井さん。料金に関してはそれぞれのパソコンの状況に応じて異なるが、フリーズ多発や文字化けなどの診断が3000円、ウイルス駆除がソフト代込みで6500円から、ルーター設定などのネットワーク構築が1万円となっていた。出張サービスも可能だ。

サポートに関してはほかにも“アプライドビジネスデー”と“テクニカルデー”を設置。アプライドビジネスでーは毎週木曜日と金曜日に法人専門のスタッフを常駐させ、法人の質問や相談に応じるというもの。月に2回設けられるテクニカルデーは、有料となるアップグレードに関する技術料、作業料ほかサーバー構築などの相談を含めてすべて無料で行うというサービスだ。上手に利用すればかなりお得なサービスである。



ブロードバンドサービスに同時加入すると、17インチの液晶ディスプレーが付いて4万9800円になるi-PlaceのBBセット
BBセットは大々的にキャンペーンを実施していた。「4万9800円で液晶ディスプレーが付くなら、私も欲しくなりそう……」

パーツの構成例を示したJYS組立BOXは自作パソコンだが、さらにショップブランドとしてミドルレンジの“i-Place”、ビジネス向けの“i-Works”、ゲームユーザー向けの“i-Blain”の3シリーズを用意。このシリーズに関しては自社工場を持って製造しているので、「メーカーとして保証も付けられます」と讃井さん。スペックの変更に関しては追加のみとなっている。 さらにブロードバンドサービスに同時加入すると17インチ液晶ディスプレーが付くBBセットも用意。Celeron D 325(2.53GHz)に128MBのメモリー、40GBのHDDにOSもインストールされ、アイ・オー・データの『LCD-A173VS』が付いた『i-Works Type A-0 WS-D325MSS/40』は3万9800円。さすがにこの安さになると、ほかのプロバイダーから乗り換えてくる人もいる。 ちなみにブロードバンドサービスの詳細だが、NTT西日本の“フレッツADSL”、同“フレッツスポット”、同“フレッツコミュニケーション”、同“マイラインプラス あっと割引 CLUB NTT WEST イチリッツ”と、@niftyの5つをすべて新規で同時加入することが条件だった。

樹里ちゃんもオーディオプレーヤーは気になっていたようで、調査中も何度か足を運んでかなり熱心に見ていた
CREATIVE ZEN NANO PLUSをチェックする樹里ちゃん。(樹里)これはカラフルでおしゃれ。ちょっと欲しいかも……

人気の高いポータブルオーディオプレーヤーもHDD型、フラッシュメモリー型を問わず展示。スペースは店内中央にとられていて、入り口の階段を登ったところにあるノーブランドの製品とは違った扱いとなっている。クリエイティブメディアのフラッシュメモリー型プレーヤー『CREATIVE ZEN NANO PLUS』なら256MBが9980円、512MBが1万4400円、1Gが1万8400円。ネックストラップ型で人気のADTEC『ADFL300』は128MBが8350円、256MBが1万2980円。

スピーカーも付いているZ-902Dxiは価格も手頃なので、とりあえずコンポが欲しいという人にはおすすめ
BN-2002のアナログ風フロントディスプレーをいじっている。「真空管は何かの意味があるんですか?」

オーディオコンポも積極的に入荷しているアプライド博多店では、とくに1万円以下の安い商品に力を入れている。PalazzoのCD-R/RW再生対応のAM/FMチューナー付きコンポ『Z-902Dxi』は9980円。イルミネーションに真空管ユニットを搭載した2.1chステレオスピーカーaBen『BN-2002』は6980円。登場時期も秋葉原より早いかったほどで、ショップの努力がうかがえる。

中国、台湾、韓国、そして東南アジアからの輸入パーツも取り扱っており、「日本にないもの、アプライドにしかないものを積極的に売ります」と讃井さん。実際、オリジナルケースの『0338-BL/RED/SL』(4980円)や2.5インチHDDケース『SK-26-2』(980円)など、アプライドでしか手に入らないアイテムもある。今後も輸入商品は強化したいというが、「英語が話せないとビジネスにならないほどですよ」と苦笑していた。

独特な形状のカラフルな小型スピーカー『JHT-221』は1980円
「これ、かわいいと思いませんか? 気軽に外に持ち出して使えそうですね」
アプライド限定のオリジナルケース『0338-BL/RED/SL』は4980円。3色のカラーに合わせたスピーカーも1980円で販売されている
MP3プレーヤーの『TB-001』は3980円。メモリーはSDカード/MMCを利用するタイプだ
FMトランスミッター『digidock』は2980円。

そのほか、ケースの3.5/5インチベイに搭載するオウルテックのファンコントロールやUSBポートなどのアルミブラケットシリーズも豊富に展示。玄人志向のコーナーも九州なのにショーウィンドウとともにしっかり設けられていたのは驚きだった。「でも、売り場は急にガラッと変えることも多いです」とのこと。HDDに関しては容量300GBのMaxtor『5A300J0』(5400回転)が2万3980円、シリアルATAで250GBのHGST『HDS722525VLSA80』(7200回転)が1万5480円といったところ。

オウルテックのアルミブラケットシリーズをずらりとアクリルケースに入れて展示。なんとなくアキバっぽさの漂う風景
九州でも玄人志向の製品は健在だが、売り場はかなりのサイクルで変わっていくという
HDDの価格表はこのようにExcelの画面で表示。赤い地色が引いてあるのがシリアルATAタイプ
HDDには左上に番号が記されたシールを貼っている。型番を伝えなくても番号で商品を探せる仕組みだ


それぞれ特徴の異なる3ショップの取材を終えた調査隊。夕刻になり、そろそろお腹も減ってきた。「博多といえばやっぱり屋台のラーメンじゃないでしょうか?」。こんな樹里ちゃんの言葉に触発されたのか、一行は屋台が連なる中洲へ出発した。博多の名物ともいえるラーメンは、豚骨ベースのこってり系。白濁したスープにチャーシューと刻みネギ、高菜などが乗っている。途中で年配のタクシーの運転手さんに聞いたところ、「昔はスープが麺にへばりつくほどこってりしていたけど、今はあっさりになったね」という情報が。果たしてどんなラーメンが食べられるのか、とにかく屋台で確認せねば!

中洲の屋台街に到着。中年のサラリーマンが多いと思いきや、若いカップルや子どもの姿も。「下町育ちの私にはこの雰囲気、かなり馴染みますよ」(樹里)
確かにスープは意外とあっさり系。「念願のラーメンを屋台で食べて幸せ〜!」(樹里)

屋台は博多川沿いに軒を連ねていて全体的に似たような雰囲気。どこがいいのかさっぱりわからなくなってしまった調査隊だったが、威勢のいいかけ声に導かれて『やまちゃん』という屋台に決めた。


牛もつ鍋を前にする樹里ちゃんだが、現在公開しているブログの更新も大切な仕事。食べたい気持を抑え、頑張ってメールでメッセージを書き込んでいた

無事にラーメンを平らげた樹里ちゃん。ところが1杯のラーメンではまだお腹は足りていない様子だ。そこで急遽、牛もつ鍋を食べることに。博多でも評判という『おおいし』に足を向けた。実は、この店もショップの店員さんに教えてもらったところ。オーダーした牛もつ鍋は、たっぷりのニラにゴボウやキャベツが入っていて、栄養も満点といった印象。味もかなりのもので、「仕上げとして、このスープにうどんを入れて食べたい」と樹里ちゃん。恐れ入りました!



翌朝。この日は熊本の平成駅まで行く予定だ。鹿児島本線の特急つばめ号に乗って揺られること約1時間半。とりあえず熊本駅に到着した。さすがに熊本までくると博多では味わえなかった旅気分に浸れる。


シックなグレーで統一された特急つばめ号に乗り込む。なんとなくおしゃれな列車で一向は感激。ボックス席なども用意されていたが、当然調査隊は普通席。この後は当然ながら座席でグッスリだった

熊本駅からはJR豊肥本線に乗り換えて、目的の平成駅に向かう。2両編成のワンマン電車

パソコン工房のある平成駅に到着。ちょっとローカル色ただよう駅だ

こうして見ると女一人旅って感じが……

つばめ号とは熊本駅でお別れし、そのままJR豊肥本線へ乗り換え。平成駅は熊本駅の次なので5分程度で着ける。2両編成のワンワン電車を降りると、改札を経ないでそのまま駅を出ることができた。無人駅である。「本当にこんなところにパソコンショップがあるんですか?」と心配し始める樹里ちゃん。次の調査対象となっている『パソコン工房 熊本店』は、地図で判断するとタクシーを利用したほうが賢い選択のようだ。



パソコン工房 熊本店

『パソコン工房 熊本店』は、大阪の日本橋に本店を置くハンドメイドパソコンショップ『パソコン工房』の一店舗。オープンして8年目。わずか8坪から始まり、現在は60坪の売場面積を持つショップに成長している。同店には特価品もかなり多い。

大きな通りに面しているので、車で通る人たちの目に入りやすいように大きな看板を設置
平成駅からけっこう距離があり、車での移動は必須と思われるため、ショップの前には駐車場を完備
入り口でなぜかレースクイーンポーズ。熊本からは黒いワンピースでちょっと悩殺モードに入っている!?
店内にはバランスよく商品を配置。入り口から見て手前側はやはりDVDメディアなどが置かれている

一行が到着したときは車でやってきた客が、カラーレーザープリンター『magicolor2300DL』は3万9800円を購入。「これとランクに入るかな」との店員とのやりとりが聞こえてきた。また、915Pを採用したECSのマザーボード『ECS-915P-A/T』が7980円。レバー式のコネクターを採用したユニークな3Rの電源『PHARAOH PHA500A』が1万2880円。メンテナンス性を考慮すれば候補に入れておきたい電源の一つだ。電源との同時購入でPCケースが10%安くなるセールも行っていた。

「スピーカーってもっと高いと思っていたら安いんですね。どれが一番音がいいのかな? 」
5.1chに対応したJUSTERのスピーカー『6D-626』は3980円。この価格で5.1chが楽しめる
カーアダプターの付いたポータブルDVDプレーヤーは2万5800円。アイ・オー・データのネットワークDVDプレーヤー『AVeL LinkPlayer』は展示品処分価格で販売されている
4色のインクを採用し、4800×1200dpiの解像度を持つキヤノンの『PIXUS iP1500』は9870円
客がさっそく購入していったミノルタのカラーレーザープリンター『magicolor2300DL』は3万9800円

WATANABE DENGEN Second EditionやA・I・Dの14.1インチ液晶ディスプレー『MV141AB』もあった。

[店員] これなんかはオススメですよ

[樹里] う……薄い。本当に14mmくらいかしら。

[店員] メイン用途には小さいかもしれませんが、セカンドディスプレーとしてはいいと思いますよ

[樹里] 最初のお店からワイドの液晶で安いのを探していたんですけど。だんだんわからなくなってきちゃった。これでもいいかも(笑)

厚さが14mmしかないスリム型で、壁かけにも対応した優れもの。価格も1万9800円。熊本で出くわした思わぬ掘り出し物に、編集も「帰りに買って帰る」と意気込んでいた。

厚さ14mmというA・I・Dの液晶ディスプレー。スリムで持ち帰りもラクラク
ショップではブラックが在庫としてあったが、シルバーカラーも存在する
これ、軽いし薄いし、スペースもとらないので家に欲しいな
こんなに薄くてちゃんと映るのかな?


ショップブランドのパソコンは九州限定の特別モデル“PASOVI(パソビ)”ほか、ハイエンドの“AmphisValue(アンフィスバリュー) ”、ローエンドの“Scenage(セナージュ)”などをラインアップ。ケースメーカーのIN-WINと共同デザインしたケースは美しく、ショップブランドとしては高級感もある。中でもPASOVIは女性向けという位置付けで、見た目重視のコンセプト。TVとしての利用も考慮したキャプチャーカードを組み込んで、省スペースに優れたミルキーホワイトとブラックの2色から選べるケースを採用。リビングに置けるデザインとなっている。Celeron D 340(2.93GHz)、512MBのメモリー、160GBのHDDで、ELSAのTVキャプチャーカード『EV1500TV』を搭載した『8G2916RAMJ/B』はOSなしで7万9800円。Windows XP Media Center Edition付きならリモコンが付属して9万9800円だ。PASOVIにはENERMAXの電源が入っているのもポイント。とはいえ、売れ筋は7〜10万円くらいのAmphisValue。その理由を店員は「何をやっても困らないスペックでバランスがいい」と分析する。Pentium 4 530J(3.0GHz)、256MB×2のメモリー、120GBのHDD、Windows XP Media Center Editionがプリインストールされた『AmphisValueW M530DVR』は7万9800円。Celeron Dを採用し、コストパフォーマンスが高いScenageは学生が多く購入していくという。

ショップブランドの在庫はAmphisValueを中心にかなりある。価格は7〜10万円程度がメインストリーム
こちらはASUSTeKのノートパソコン『M5N350 DVR10』。パソコン工房10周年を記念したモデルで、11万9800円(OS付き13万9800円)
ショップの入り口側にAmphisValueなどの実機を展示。樹里ちゃんが見ているのは、九州限定販売となるPASOVIだ
ホワイトで統一されたPASOVI。ハードウェア的な性能はエントリークラスだが、TVキャプチャーカードが付いている

ところで、 AmphisValueなどには型番の末尾に“W”が入ったモデルも存在する。これはHDDリカバリーに対応したものだ。「自作屋の中にはCD-ROMはいらないという人も多いので、そのニーズに応えました。ちょっとめずらしいかもしれませんね」と店員。


64ビット対応のPentium 4 650(3.4GHz)を採用した『AmphisValueW M650ARAM』。HDDリカバリーに対応した“W”が末尾に付く。調査時は6000円引きの特価セールを実施していた

特徴的なパーツとしては、その名も『WATANABE DENGEN Second Edition』が挙げられる。“鎌力”シリーズなどを発売するサイズ社とのコラボレーションで実現したオリジナルモデル。同店によると電源担当の渡辺さんの協力で実現したという。製品自体はサイズ製で、12cmファンと温度センサーを搭載する。価格は7980円だった。

「ワタナベデンゲンってこれまた変わった名前ですね」
ブタのトーキングFMラジオは398円。カエルバージョンもあり。「これちょっと怪しいけれど、安いから買っていこうかな……」

ショップの奥には買い取りコーナーも設置。ソフマップの“U-FRONT(ユーフロント)”との提携により実施しているもので、パソコン本体、周辺機器、デジカメ、ゲーム機、DVDソフト、アセンブリーパーツなどを取り扱う。利用する人の数には波があるそうだが、「メーカーパソコンを売りに来て、そのお金でうちのパソコンを買っていく人が多い」とのこと。買い取られた中古パーツなどは九州地区では福岡南店と小倉店が販売を行う。


さりげなく設置されている買い取りコーナー。下取りなら10%アップの買取価格となるので、自作のヘビーユーザーなら積極的に利用したいサービスといえる


せっかく熊本に来たのだからと、繁華街となっている熊本駅周辺まで繰り出した調査隊。樹里ちゃんが「熊本城を見たい!」と言い出し、編集はタクシーを呼ぶ。実は城郭好きの編集。樹里ちゃんに言われなくても行くつもりだったらしい。熊本城は戦国の名将・加藤清正の命によって慶長6年(1601年)に着工され、今では日本三名城の一つに数えられている。しかしその本丸は西南戦争で焼失してしまったため、現在、その復元に向けて工事が進められている。

ちょうど天気も快晴で、日光浴には最適の観光となった。天守閣をバックにポーズ
天守閣を登って熊本の市街を見下ろす樹里ちゃん。旅の疲れも癒されます

天守閣を降り、坂を下ったところにある休憩所では、名物“いきなり団子”が売られていた。熊本のおやつとして定番になっていて、不意の来客にもいきなり作って食べさせられるというスピード感からこの名称が付いたそうだ。1個100円。形などによっていくつかバリエーションがあるが、とりあえず全部オーダーしてみた。

いきなり団子の由来が書かれたチラシ。これを見なかったらどうしてこの名前になったのかわからなかった
いきなり団子の原料は小麦粉、芋、小豆、米粉、砂糖、食塩。手が込んでいるかといえば実際はそうでもない

ふかしたてだったからか、疲れていたからか、いきなり団子のうまさに調査隊一同は感動してしまった。甘くもなくしょっぱくもなく、ただ素朴な味……。通好みの大人の味かもしれない。ついでにかき氷もオーダーし、ひと休みしたところで熊本城を後にした。


右手にかき氷、左手にいきなり団子。

市街へはタクシーで戻ったが、そこで運転手さんが「熊本に来たら馬刺しは食べないと。とくに霜降りのおいしさは絶品だよ」なんて余計な言葉を樹里ちゃんにかけてしまった。霜降りの馬刺し……これは確かにおいしそうだ。熊本に来てこれを食べなかったらもったいない。かくして市街で昼間から馬刺屋探しが始まった。 ショップの店長などに聞きながら探し当てたのは馬肉料理の『菅乃屋 銀座通り店』。営業時間より早く着いてしまったのだが、調査隊の交渉により何とか入店に成功。レバーに始まり、霜降り、ハツ(心臓)、たて髪、大動脈に至るまで馬刺しのフルコースを食べ尽くしてしまった。

箸はもちろん霜降りに……。「やわらかくてジューシーでした」
先付けを食べている樹里ちゃん。熊本で馬刺しを食べられることになり、終始嬉しそうだった


ステップアップPC

九州編のラストは熊本は『ステップアップPC』。マンションの1階部分が店舗になっていて、4台ほどだが駐車場も設置されていた。パソコンのパーツショップではあるのだが、近所に大学が多いこともあってXeonを使用したサーバーモデルなども販売する。顧客比率でいうと法人が7割を占める。対応してくれたのは代表取締役の富田さん。


マンションの1階部分が店舗になっている

駐車場も4台ほど完備

ショップ歴は8年ほど。「お客さんは男性が98%くらいかな」と苦笑交じりに話す富田さん。サーバー用途の特殊なパーツも扱っている。学校のほか医療機関への納品も増えているそうだ。患者のカルテをはじめさまざまな医療データをネットワーク化して利用しようという日本医師会の“ORCAプロジェクト”用に組み立てたパソコンも活躍中だ。


熱心に話しを聞く樹里ちゃん

こうした特殊な用途のパソコンを扱っている関係で、防犯用の遠隔監視システムなども構築して販売していたりする。主な顧客はパーラー(パチンコ屋)や食品の工場など。パーラーは不審者の監視、工場では生産ラインで異物がないかチェックするなどの用途に役立つ。詳しい話はセキュリティ上できないが、システム自体はふつうのパソコン。これに防犯用のハードウェアやそれを動かすアプリケーションを組み込んで販売している。

防犯システムの話を熱心に聞いて、表情も真剣になってきた。(樹里)システムの話はむずかしいけれど、興味深い内容が多いですよね
ステップアップPCの代表取締役の富田さん。元々は医療メーカーにつとめていたので、医療関係には明るい

ショップにはネットワーク対応の低価格の防犯システム『ESS1104 NET』なども展示。こちらはHDDや赤外線カメラ、リモコンなどを組み込んだ形で販売され、価格はフルセットで14万円ほど。ほかにもパソコンとは直接関係のない『電撃殺虫ラケット』(480円)なども置かれてあった。単三乾電池×2で駆動するおもちゃみたいなものだが、スイッチを入れればその電圧は1000V以上にもなる。「手に当てたらかなり痛いことになりますよ」と富田さんも注意を促すほど。樹里ちゃんはかなり気に入った様子で、遊び半分にスイッチを入れていた。頼むからほかのスタッフに向けないでください……。

価格は安いけれどその威力は侮れない電撃殺虫ラケット。実は店の外で虫を探して試していました……
高電圧が発生する部分には直接手が触れないようにガードネットが付いている。製造は中国のようだ。くれぐれも扱いには注意
低価格の防犯システムESS1104 NETの本体。左側に撮影したデータ(MPEG4形式)を保存するHDD格納用のベイが見える
背面部。最大で4チャンネルが利用でき、それを一つの画面に表示させることができる

サーバー用途や防犯用途の製品が目立ってしまったが、ふつうのパソコンパーツも販売中。大学生が多いのでPentiumよりもCeleronの売り上げのほうが良く、売れ筋はCeleron D 325J(2.53GHz)。マザーボードはインテル純正かMSIの製品が売れている。グラフィックボードに関しては「映ればいいと思っているので、オンボードが多いかな」と感想を述べるが、それでもnVidiaのGeForce 6600GTを採用したMSIの『NX6600GT-TD128E』(2万1609円)などが売られていた。


チップセットにSiS 661FXを採用したMSIの『661FM-3V』。LGA775仕様で8190円

アルバイトの大学院生と富田さんと一緒に。2人ともちょっと緊張した様子だった

サーバー用のマザーボードはSUPERMICROの『X6DHE-G』がよく出ていて、「Xeon 3.2GHzなどがコストパフォーマンス的にいい」と富田さん。しかし、実際はレジスタードのECCメモリーを4GBも載せたり、400GBのHDDを4台まとめて組み込むといったことが当たり前。ケースも専用になり5万円以上してしまうため、トータルでは1台30〜40万円くらいが標準的だ。防犯用に至っては2TBものHDDを入れるという。この辺りの構成は会社によってスタンスはまちまち。一概に価格が安い、性能がいいというだけでは評価できず、学校や病院にはむしろ、スペックは低いがチップセットに定番の865PE/Gを採用したインテル純正などが安定性から好まれている。


※記事中の価格などは6月下旬時点のものです。記載の価格で販売されることをAkiba2GO!が保証するものではありません。また、保証内容も各店により異なります。実際の価格や保証内容については、各ショップに直接お問い合わせください。




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