2001年1月24日
秋葉原には似たような店名のショップがいくつかあるが、今回はズバリ“TOP”という言葉の入るTWOTOPとOVERTOP、スリートップを調査した。資本関係にはないこの3店、店名の由来は? そして、一番最初に“TOP”を使用したのはどこなのだろうか?
93年7月オープンのTWOTOP〜“TWO”は価格とサービス
DOS/Vパラダイスやクレバリー、T-ZONE.にツクモなどが乱立するパーツショップ激戦区で、じゃんがららあめんの隣にそびえる第2日加石油ビル。このビルの3〜5階がTWOTOPの秋葉原1号店だ。
秋葉原1号店は、TWOTOPの店舗第1号でもある。同店の経営母体であるフリーウェイは92年後半〜93年くらいに足立区北千住で個人ユーザー向けの通販事業を開始していたが、この通販の好調により秋葉原進出が決定。店舗開店にあたり初代店長によって「価格とサービスのトップを目指す」意味で命名されたということだ。
開店当時は、ショップブランドPC“ViP”や、メーカー製PC本体の販売が事業の半分程度を占めていた。420MBのHDDがブレイクする頃である……。
オープンの日付は、93年7月7日。開店当初はアキバの別の場所で営業していたが、9月に現在の第2日加石油ビルに移転している。
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由来を説明していただいた1号西野店長 |
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TWOTOPとOVERTOPのある第2日加石油ビル |
命名はウチの方が先というOVERTOP〜ライバルに打ち勝て!
OVERTOPは第2日加石油ビル1〜2階のショップ。ビル新築時に入居、開店した。当初はパーツショップではなく海外コンシューマーゲームの輸入販売などを行なっていた。ご存じのかたも多いだろうが、OVERTOPはアキバの大手ゲームショップ、メッセサンオーの系列。開店当時の店員が「ライバル店よりも頭ひとつ抜け出すように」と命名した。TWOTOPとオープン時期が同じくらいだったため、TWOTOPへの対抗でつけられた店名と思われがちだが「OVERTOPの方が若干早く名前が決まっており、まったく偶然の一致」とのことだ。
こちらは93年11月23日オープン。ここでTWOTOPのコメントと矛盾が生じるが、OVERTOPという店名が決定したのが9月だという。両者の言い分を総合すると、TWOTOPが第2日加石油ビルに移ってくる前に、OVERTOPの名称が決定し、11月23日開店の告知が行われていたと思われる。“TOP”の名称を使い始めたのはTWOTOPが先、現在の場所で使い始めたのはOVERTOPが先、というところではないだろうか。
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由来を語っていただいた1階フロア責任者石井さん |
スリートップ〜スタート時の体制が由来
秋葉原ラジオデパートの1階に1号店、3階に2号店を構えるスリートップは、1997年開店。会社設立時の出資者が3人だったことでこの名前に決まったという。ちなみに「数が1つ少ない有名ショップに続け」という意味もあったとか?! 開店当初、まったく関係ない“数が1つ少ない”TWOTOP商品のサポート依頼を持ち込まれるというトラブルがあったのは、今ではもう笑い話。
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2号店の勝田店長 |
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秋葉原ラジオデパート1Fのスリートップ1号店 |
調べてみると、TWOTOPとOVERTOPの“トップ争い”は、命名/開店/移転のタイミングもあり、なかなかおもしろい決着を迎えた。スリートップも、実にアキバ的な誕生秘話だ。時には、このような由来を思い出しながら、またこのほかの店名の由来を想像しながらアキバを歩くのも、また一興だろう。
アキバ版トップをねらえ! の流れ
| 93年7月7日 |
TWOTOP 1号店、アキバで現在とは別の場所に開店 |
| 93年9月 |
第2日加石油ビル1、2FにOVERTOPの開店が決定。 11/23オープンを告知? |
| 93年9月 |
TWOTOP 1号店、第2日加石油ビルに移転 |
| 93年11月23日 |
OVERTOP開店 |
| 97年 |
スリートップ開店 |
【取材協力】
(狭間太一郎)
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