2005年6月20日
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最新最速パソコンで満喫する極上のSWG世界!
SF映画の金字塔『スター・ウォーズ』の世界で生きるオンラインRPG『スター・ウォーズ ギャラクシーズ』(以下SWG)。いよいよ映画の最終作『エピソード3 シスの復讐』の公開も始まり、SWGにも新規参入者を対象とした新パッケージ『エピソード3 オールインワンパック』が23日に発売されるなど、スター・ウォーズの盛り上がりはまさにピーク! プレイヤーはそんな映画の壮大な世界の住人となり、冒険と戦いを繰り広げるのだ!
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プレイヤーたちが操るX-Wingファイター部隊が帝国軍戦闘機隊と遭遇! 映画さながらの白熱した宇宙戦闘を、仲間と一緒に楽しめるのがSWGの醍醐味のひとつ |
SWGを楽しむパソコンや環境について考察する本特集では前回で、低価格パソコンやグラフィックスカードの交換により、どれくらいSWGの快適に遊べるのか、グラフィックの美しさが変わるのかを検証してみた。そこで今回は逆に、ハイスペックな最新パソコンとグラフィックスカードの組み合わせでは、どんなに快適なのかを実際にプレイして検証してみた。また、一般的には3Dグラフィックスゲームは苦手とされるノートパソコンでは、実際にどの程度遊べるのか、ベンチマークテストも交えて検証してみた。SWGに興味を持った読者の一助になれば幸いである。
最新のデュアルコアCPUでSWGを遊んでみた!
現在最新のパソコンと言えば、5月27日に発表されたインテル(株)の最新デュアルコアCPU“Pentium D”を搭載したパソコンと言えよう。そこで今回のテストには、エプソンダイレクト(株)のハイエンドデスクトップパソコン『Endeavor Pro3300』を使用してみた。詳細なスペックについては下記のコラムに譲るが、CPUにはデュアルコアCPUのPentium Dだけでなく、シングルコアのPentium 4も選択可能である。しっかりと作られた頑丈な筐体ながら、工具などを必要とせずにHDDやグラフィックカードなどを交換できる工夫が凝らされている。またCPUや内蔵パーツを効果的に冷やす冷却機構を備えている。テストマシンでは、CPUにPentium D 830-3.0GHzを使用してみた。SWG自体は特にデュアルコアCPUに最適化されたゲームではないので、デュアルコアCPUの特徴が発揮されるかどうかは、やってみないと分からないのが正直なところだ。
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Endeavor Pro3300(テスト機)の主なスペック
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Pentium D 830-3.0GHz/1024MBメモリー/Intel 955X Expressチップセット/RADEON X850 XT 256MB/160GB HDD(80GB×2、RAID 0構成)/DVDスーパーマルチドライブ/Windows XP Home Edition SP2
エプソンダイレクトが販売するハイエンド・デスクトップパソコン。注文時にハードウェア構成などを指定・変更できるBTO形式で販売されている。最小構成時の価格は11万3400円。最新のハードウェアに対応しているのが特徴で、CPUにはインテルの最新デュアルコアCPU“Pentium D”や“Pentium Extream Edition 840”を選択可能、チップセットも最上位の“Intel 955X Express”(+ICH7R)を採用するなど、現状最高速のパソコンを構成可能である。
CPUやHDD、メモリー、ビデオカードなどを注文時に選択可能で、たとえばCPUの場合、Pentium 4 630-3GHzからPentium Extream Edition 840-3.20GHzまで、10種類から選択可能となっている。チップセットがRAID機能に対応しているので、最大でシリアルATA HDD 4台を内蔵してのRAID 0構成やRAID 10構成で注文することも可能だ。
またグラフィックスカードも、GeForce 6200TCからRADEON X850 XTまで、6種類から選択できる。ハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載する“高画質TVチューナキット”も、オプションで追加可能である。本機をパソコン拡張のベースにするという使い方もあるだろう。 |
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ATI RADEON X850 XTを搭載するEndeavor Pro3300(テスト機)付属カード。ビデオメモリーは256MB搭載 |
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日本ギガバイト『GV-NX68U256D-B』。GeForce 6800 Ultraと256MBメモリーを搭載する |
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この最新マシンと組み合わせるグラフィックカードには、カナダATIテクノロジーズ社のハイエンドGPU(グラフィックスチップ)“RADEON X850 XT”(以下X850、Endeavor Pro3300のBTO選択品)と、別途用意した米エヌビディア社のハイエンドGPU“GeForce 6800 Ultra”を搭載する、日本ギガバイト(株)の『GV-NX68U256D-B』を使用した。いずれも現状最速クラスのGPUで、DirectX 9のプログラマブルシェーダー(X850はShader 2.0、6800はShader 3.0)に対応し、16本のピクセルパイプラインと256bit幅のメモリーインターフェースを備える。またどちらも256MBのビデオメモリーを搭載するPCI Expressカードで、SWGの推奨環境は軽くクリアーしている高性能な製品だ。グラフィックカードの頂上決戦は、どちらに軍配が上がるのだろうか? 両カードとも、SWGがサポートしている最大解像度である1600×1200で起動可能であり、解像度の違いで描画速度が変わるのかもチェックしてみる。なおフレームレートの測定には、前回同様DirectXアプリケーションのフレームレートをリアルタイムで表示するオンラインソフト『Fraps 2.5.5』を使用した。
RADEON X850 XTで描画速度を検証
まずはEndeavor Pro3300に搭載されているX850を使い、SWGのフレームレートと表示品質を検証した。デフォルトの解像度である1024×768で起動したところ、前回のレポートで使用したパソコンと比べると、キャラクターが画面に表示された瞬間から明らかに違いが分かる。デフォルト設定のグラフィックの品質ではとても滑らかに動作し、まるで家庭用ゲーム機で遊んでいるかのようなスムーズさだ。Frapsが表示するフレームレートは28〜30。マウスをグリグリと動かしてキャラクターの視線を変更しても、驚くべきことにフレームレートはほとんど下がらない。
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X850を使用し、解像度1024×768ドットで表示したゲームの様子。普通なら表示の重い街の中を移動中にもかかわらず、フレームレートは29を表示している |
前回のテストでは、視界内に新しいオブジェクトが表示されそうになると画面がガクガクと重くなり、オブジェクトが少しずつ表示されていた。しかしX850の環境では、それも気にならない程度。しかもフレームレートが28と表示されるのはほんの一瞬で、キャラクターの動きを止めると、スグに30まで上がってゆく。多数のオブジェクトが配置されている街の中を歩き回っても、フレームレートは28以上をキープしているのは見事だ。プレイ感覚はもちろん極上。なにもストレスなくゲームを楽しめる環境だった。一方で画面内に表示されるオブジェクト数を減らしてみても、フレームレートは30以上を表示しなかった。ディスプレー出力のリフレッシュレートの制限でもないようで、SWG側で上限を30にしているのかもしれない。
次にゲーム内の“オプション”画面を開いて、グラフィックの品質を上げてみる。変更箇所は“グラフィック”と“地形表示”。“キャラクターの影”の項目は変更せず、デフォルトのままにしてある。この状態でオプション画面を閉じ、再び街の中を歩き回ってみたところ……。なんとフレームレートは先ほどとまったく変わらない! 画面内のグラフィッククオリティーは明らかに向上しているにもかかわらず、フレームレートは常に28以上をキープしている。
ここでさらに“キャラクターの影”と“キャラクター以外の影”を、ボリューメトリックに設定する。キャラクターや建物にリアルな影を表示する負荷の高い処理で、これを有効にしたところ、初めてフレームレートが28以下に下がり始めた。だが最低でも24フレーム以上は描画していたので、動作が重く感じることはない。X850クラスのグラフィックカードを使用すれば、グラフィックの設定項目をどんな状態に設定しても快適に遊べるようだ。
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グラフィックのディテールをすべて最高まで上げ、影もボリューメトリックに設定。それでもフレームレートは落ちず、29を示している |
続いてX850で表示可能な最大解像度1600×1200ドット(UXGA)で、同様のテストを行なってみた。解像度を上げると画面内に表示される情報量が大幅に増え、ゲームはとても遊びやすくなる。SWGでは同時に複数のウィンドウを表示可能なので、解像度は高ければ高いほど快適にプレイできるわけだ。オプションで解像度を変更して、いざ起動してみると、なんとフレームレートは解像度1024×768ドットのときとほぼ同じ。コンスタントに28〜30を描画している。影表示をボリューメトリックに設定するとやはり描画速度は若干低下し、たまに22フレーム程度まで落ちることもあったが、平均では26フレーム程度表示しているので、遊んでいてストレスを感じることはない。広い画面と美しくかつ高速な表示で、実に快適にSWGを楽しめる。さすがは現状最高クラスのパソコン+グラフィックスカードというところか。
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最大解像度1600×1200ドットに設定。ディテールを最高にして、影もボリューメトリックにしている。臨場感のある画像を描画しているにもかかわらず、フレームレートは30近い |
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自分の宇宙船“Z-95 ヘッドハンター”に乗って宇宙に出発。解像度が高いと周囲を見渡すのが容易なため、敵の戦闘機を発見しやすい。実に遊びやすい環境だ |
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グラフィックカードによって地形表示を変えよう
オプションの“地形表示”の中に、“グローバル・テレイン・ディティール”と“テレイン・ハイ・ディティール・レンジ”という項目がある。直訳すると前者は“世界地形詳細描画”、後者は“地形詳細表示範囲”で、この項目を変更することにより、遠くのオブジェクトをきれいに描画できる。 しかしこの項目は使用しているグラフィックカードによって、設定可能な上限が定められている。今回使用したX850では、両項目とも最大まで上げられたが、低スペックのグラフィックスカードではそもそも変更すらできない。ハイエンドのグラフィックスカードなら、両項目とも最大にしておくと、臨場感の増したグラフィックでゲームを楽しめるだろう。
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“グローバル・テレイン・ディティール”を変更すると、背景のグラフィックが遠くまで鮮明に描かれる。左が最大値、右が最小値の状態で、遠くの山脈の輪郭に違いが確認できる |
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GeForce 6800 Ultraで描画速度を検証
続いては、Endevor Pro3300にGeForce 6800 Ultra搭載のGV-NX68U256D-B(以下NX68U)を装着し、フレームレートを検証してみる。まずはゲーム画面の解像度を1024×768ドットに戻し、グラフィックのクオリティーもすべてデフォルトに設定。先ほどと同じ条件で計測した結果、フレームレートは28〜30を表示。X850とほとんど変わらない数値である。グラフィックのディティールを最大にしても、フレームレートが目に見えて変化することもなく、非常に快適な表示だった。
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NX68Uで解像度を1600×1200ドットに上げて、街の中を歩いてみた。キャラクターや建物が表示されているが、フレームレートは軽く30。さすがハイエンドグラフィックカードである |
X850との違いが現われたのは、影の設定を最高画質であるボリューメトリックにした場合だ。体感できるほどではないが若干X850より速く、平均すると26〜29フレームを描画し続けた。画質面での違いは見受けられない。次に解像度を1600×1200ドットに設定して再び計測を行なう。この解像度でもX850と同様で、1024×768ドットと比べてフレームレートに差は出ない。グラフィックのディティールがデフォルトの場合は29〜30を、影をボリューメトリックにすると23〜28となった。
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マップをオーバーレイ表示させて、街を走り回ってみた。この状態でむりやりフレームレートを落とすように、移動中もマウスを高速で移動させて視線を変更し続けるが、それでも20フレーム出ているのは驚く |
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スターシップを操縦しながら、インベントリー画面を開いて処理を重くさせる……つもりであったが、フレームレートは30をキープ。何をしても早いのは気持ちいい |
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X850 XTとGeForce 6800 Ultraでのフレームレート測定結果
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X850(XGA) |
X850(UXGA) |
6800(XGA) |
6800(UXGA) |
| デフォルト |
28〜30 |
28〜30 |
28〜30 |
29〜30 |
| ディテールMax |
28〜30 |
28〜30 |
28〜30 |
26〜29 |
| キャラクターの影(ボリューメトリック) |
28〜30 |
25〜29 |
26〜30 |
25〜29 |
| キャラクター以外の影(ボリューメトリック)[街の中] |
24〜28 |
22〜27 |
26〜29 |
23〜29 |
| キャラクター以外の影(ボリューメトリック)[街の外] |
24〜28 |
22〜27 |
26〜29 |
23〜28 |
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テスト結果から見ると、SWGではRADEON X850 XTとGeForce 6800 Ultraの間に、決定的な性能差は見られなかった。両者ともプレイ感覚は快適なので、ストレスなく遊べるはずだ。どちらかを購入しようか迷っている読者は、製品の価格や好みなどで決めてよいだろう。
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どちらのグラフィックカードでも、SWGではパフォーマンスや画質はさほど変わらない。どちらかを選択しようとしている方は、かえって悩みが深まりそう? |
それにしてもPentium Dとハイエンドグラフィックスカードを組み合わせたパソコンならば、ディテールを最高にして表示の重い状態でもフレームレートが大きく低下することもなく、ここまで快適に遊べるとは驚きだった。
ノートは3Dがダメ……じゃない! ノートパソコンでも楽しむSWG
「SWGをノートパソコンでも遊びたい!」そう思っているスター・ウォーズファンは多いだろう。特に家庭向けパソコンの主流がノートパソコンとなった現在では、「ノートでゲーム」というのは決して珍しい使用法ではない。しかし一方で、「ノートパソコンは3Dゲームに向かない。安いデスクトップを自作した方がよい」という意見も、ゲーム関連の掲示板でよく目にする。CPUこそそれなり高速だが、ノートパソコンではグラフィックスカードの変更などできないし、価格を抑えるために、非力なチップセット内蔵グラフィックス機能を利用している製品も多いからだ。実際SWGでは、ノートパソコンは動作保証の対象外とされている。
前回でも書いたように、SWGの必須環境で要求されるグラフィックス機能は、“ハードウェアT&L機能(※1)があり、ビデオメモリー32MB以上搭載のグラフィックカード”という、パソコンに詳しくない人には分かりにくい記述となっている。ノートパソコン用GPUやチップセット内蔵グラフィックス機能がこれに該当するのか否かを、この一文で判断するのは難しい。とはいえゲームのためだけに、優れたGPUを積んだノートパソコンを買うというのも厳しいだろう。そこでここでは、チップセット内蔵グラフィックス機能を使う実売価格20万円前後のノートパソコンと、ノートパソコン用GPUを搭載する最新ノートパソコンを使って、ノートパソコンではSWGがどの程度快適にプレイできるかを検証してみる。
※1 ハードウェア トランスフォーム&ライティングの略。3Dグラフィック生成の流れの中で、トランスフォーム(座標変換)とライティング(光源処理)を、GPU内部の機能で高速に処理する機能のこと。単体のグラフィックスカードに搭載されるGPUには、ほぼ必ず同種の機能が搭載されているが、チップセット内蔵グラフィックス機能では、この機能を持たないものが多い。このページで登場するGPUの場合、GeForce Go 6200TCは搭載しているが、Intel 855GMは搭載していない。
ノートでSWG大実験 その1
GeForce Go 6200TC搭載のVAIO type F
まずはワイド液晶ディスプレー搭載のソニーの最新ノートパソコン“VAIO type F”『VGN-FS71B』(以下FS71)を使って、SWGを動作実験を行なってみる。スペックの詳細は下記コラム部を参照していただくとして、このFS71はCPUにPentium M 750-1.86GHz、GPUにはエヌビディアの“GeForce Go 6200 with TurboCache”(以下Go 6200)を搭載していて、快適に3Dゲームが遊べることをセールスポイントのひとつに挙げている。ただしSWG自体はワイド画面表示に対応していないため、FS71でプレイ可能な解像度は最大で1280×1024ドットとなる。
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VGN-FS71Bの主なスペック
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Pentium M 750-1.86GHz/512MBメモリー/Intel 915PM Expressチップセット/NVIDIA GeForce Go 6200TC 128MB/15.4インチ WSXGA+液晶ディスプレー/100GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ/Windows XP Home Edition SP2
ソニーの薄型ホームノートパソコン“VAIO type F”シリーズの最新最上位機種。15.4インチ1680×1050ドットのワイド液晶ディスプレーを内蔵しながら、厚さは最厚部で36.4mmと薄型なのが人気の製品である。
CPUには“Pentium M 750-1.86GHz”、チップセットには“Intel 915PM Express”を採用し、インテル製無線LANチップセットと合わせて、Centrinoモバイル・テクノロジに準拠したノートパソコンでもある。内蔵GPUとして、NVIDIA GeForce 6200 with TurboCacheを搭載。優れたCPUと合わせて、ノートパソコンとしては充実したグラフィック性能を実現している。また2層式DVD+Rに対応するDVDスーパーマルチドライブを内蔵している点も特徴である。
TVチューナーは搭載していないが、別売りの“テレビポートリプリケータ−”『VGP-PRFS10V』を装着すれば、TV視聴/録画も可能である。価格はオープンプライスで、予想実売価格は24万5000円前後。
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まずは解像度をデフォルトの1024×768ドットにして、SWGを起動してみる。グラフィックのオプションはすべてデフォルトに設定した。この状態でのフレームレートは23〜29を示し、かなり快適に動作している。メインメモリーの一部をビデオメモリーとして使用しているのが影響するのか、たまにフレームレートが1桁になる場面もあったが、平均としては20台後半をキープしていた。グラフィックの見た目も、滑らかに描画されている。設定を変更して影以外のディティールを最大にしたところ、フレームレートは22〜28になった。数値的には下がっているが、プレイ中の感覚はほとんど変わらない。前回の低価格デスクトップパソコンのチップセット内蔵グラフィックス機能よりも、はるかに快適に遊べる。
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FS71でSWGにログインした直後の画面(解像度は1024×768)。グラフィックの設定はデフォルトだが、フレームレートは29と、実に快適にプレイできた |
影をボリューメトリックに設定すると、さすがにフレームレートは下がる。キャラクターの影だけを設定すると、フレームレートは18〜28程度。キャラクター以外の影もボリューメトリックに設定すると、4〜10と大幅に低下した。影による傾向としては、前回のデスクトップパソコンにGeForce 6200搭載グラフィックスカードを装着したときと、ほとんど同様と言える。影のクオリティーを上げると遊びにくくなるが、影をOFFに設定すればFS71でもスムーズにプレイできる。
続いて解像度を1280×1024ドットに上げて検証してみた。すると、グラフィックオプションがデフォルトの状態でも、フレームレートは13〜22に低下。1024×768ドットと比較して、体感でもフレームレートが低下したことが分かる。解像度を上げたことでGPUに直結されたローカルビデオメモリーでは足りなくなり、メインメモリーへのアクセス頻度が増えたためかもしれない。しかし平均して20フレーム程度を表示できれば、十分にストレスを感じずに遊べるレベルだ。Go 6200を搭載しているノートパソコンなら、1280×1024ドットの高解像度でも十分プレイできるだろう。
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1280×1024ドットで起動させても快適さは変わらない。しかし影の表示を“ボリューメトリック”にすると描画速度はダウンする |
ノートでSWG大実験 その2
Intel 855GM搭載のVAIO type E
続いては普及価格帯のTV録画機能付きノートパソコンである、“VAIO type E”『VGN-E72B/D』(以下E72)を使って実験を行なった。ちなみにこれは2005年春モデルの製品で、現在は生産終了している。入手できるとすれば、中古パソコン販売店等になるだろう。E72のグラフィックス機能は、Intel 855GMチップセット内蔵機能を使用している。CPUもCeleron M 360-1.40GHz搭載なので、今回テストするパソコンの中では最も非力である。最新機種では少ないものの、ほんの半年前まではIntel 855GMを搭載するノートパソコンは多かった。Intel 855GMはハードウェアT&Lを備えないため、SWGの必須動作環境をクリアーしておらず動作保証はされない。しかし855系チップセットで動作したという話もある。果たしてE72で動作するだろうか?
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VGN-E72B/Dの主なスペック
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Celeron M 360-1.40GHz/512MBメモリー/Intel 855GMチップセット/855GM内蔵グラフィックス機能/15インチ XGA液晶ディスプレー/80GB HDD/DVDスーパーマルチドライブ/Windows XP Home Edition SP2
TV視聴・録画機能を搭載するソニーのホームノートパソコン“VAIO type E”シリーズの上位機種。15インチ1024×768ドットの液晶ディスプレーを備える、オーソドックスな2スピンドルノートである。本体重量は約3.7kgと、持ち歩きには適さない、いわゆるデスクノートである。2005年春モデルとして登場したため、現在はすでに生産終了している。
CPUには“Celeron M 360-1.40GHz”を採用。チップセットにはグラフィックス機能を持つ“Intel 855GM”を搭載する。2層式DVD+Rに対応するDVDスーパーマルチドライブを内蔵しているので、録画したTV番組をこれ1台でDVDに記録することが可能だ。
価格はオープンプライスで、発表時の予想実売価格は21万前後だった。
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さて実際にE72でSWGを起動させたところ、解像度は変更不可能で、デフォルトの1024×768ドット以外は選べない。グラフィックのオプションをすべてデフォルトで起動してみると、フレームレートは8〜20が表示された。フレームレートの数値は、ゲーム画面の状況によって刻々と変化する。画面内に表示されるオブジェクトが多くなると、フレームレートはたちまち1桁にまで落ちるが、オブジェクトが少ないシーンでは10台で表示できるといった具合だ。キャラクターを移動させるたびにフレームレートが変化するので、プレイ感覚は快適とは言い難い。しかし、かろうじて遊べる状態ではある。
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E72でSWGを起動すると、不安定ではあるがゲームは動く。フレームレートは画面内のオブジェクト数などの状況によって、激しく変化して安定しない。最低品質でも動くだけ上出来、というところか |
無理を承知でオプションからディティールを最大まで上げてみたところ、フレームレートはさらに下がって3〜15程度。そのままキャラクターを移動させてみたところ、オブジェクトの多い方向を向いた瞬間、アプリケーションが一切動かなくなってしまう。しばらくしてから「ディスプレイドライバが正常に動作していない」とのエラーが表示されて、SWGは強制終了してしまった。これ以上のテストは困難で、影をボリューメトリックにするなんてことは、とてもできなかった。
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グラフィックの設定で影をボリューメトリック表示させたところ、SWGは強制終了してしまった。グラフィック機能が非力なパソコンでは、影のクオリティーは上げないほうがよい |
結論を言えば、Intel 855GMクラスのグラフィックを使用しているノートパソコンでは、グラフィックのクオリティーを最低品質に落とさないとプレイできない。パソコンの機種によっては動作するものもあるかもしれないが、安定性に欠けるため率直に言ってSWGのプレイはお勧めできない。やはり動作保証されないIntel 855GMには、SWGは少々荷が重すぎたようだ。
VGN-FS71BとVGN-E72B/Dでのフレームレート測定結果
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FS71B(XGA) |
FS71B(SXGA) |
FS71B(SXGA、低設定) |
E72B(XGA) |
E72B(XGA、低設定) |
| デフォルト |
23〜29 |
13〜22 |
20〜29 |
8〜20 |
9〜16 |
| ディテールMax |
22〜28 |
13〜22 |
20〜29 |
3〜15 |
― |
| キャラクターの影(ボリューメトリック) |
18〜28 |
13〜22 |
20〜29 |
― |
― |
| キャラクター以外の影(ボリューメトリック)[街の中] |
4〜10 |
10〜21 |
4〜7 |
― |
― |
| キャラクター以外の影(ボリューメトリック)[街の外] |
4〜10 |
3〜6 |
4〜7 |
― |
― |
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非力なノートパソコンでSWGを快適にする方法?
E72のようなグラフィック性能が非力なノートパソコンでも、SWGをそれなりに快適に遊ぶ手段はある。描画速度に大きな影響を与えるのはテクスチャーレンダリングなので、これらを低解像度のテクスチャーにしたり、バンプマッピングやマルチパスレンダリングなどの処理を無効にすればよい。少しでも快適に遊びたいユーザーは、一度試してみる価値はあるだろう。
設定はクライアントを起動した直後に行なう。LaunchPadのボタンから“ゲームオプション”を押すと、“SwgClientSetup”ダイアログが表示される。ダイアログ中にある“Graphics”タブを選択し、以下の5項目にチェックをつけると動作が軽くなる。
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LaunchPadからグラフィック設定を変更するダイアログ。ここでの作業はゲーム内に入る前に行なう。低スペックパソコンで動作させるには、レンダリングやテクスチャーマッピング関連の設定にチェックを入れるとよい |
- Disable Bump Mapping
- Use Low Detail Textures
- Use Low Detail Normal Maps
- Disable Multi-Pass Rendaring
- Disable Vsync
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先の項目をすべてチェックした状態なら、E72でもフレームレートは最高で20まで上がった。画面奥にある建物を見ると、グラフィックの品質が明らかに下がっているのがわかる |
実際にこの設定を行なってからSWGを起動すると、快適に動作するようになった。またゲームが起動した後にグラフィックのクオリティーを最低にすると、フレームレートはE72で11〜20程度まで高速化された(上の表の低設定がそれ)。テクスチャーが貧弱だとゲーム内での臨場感はダウンするが、低いフレームレートで遊び続けるよりはよいだろう。平均的に15前後を描画し続けてくれれば、通常のプレイに支障はでないはずだ。SWGの画面がガクガクしていて悩んでいる方は、これらの設定を試してみてはいかがだろうか。
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GeForce 6800 Ultraで表示品質を最高にした画像(左)と、E72ですべてを最低ランクにした画像(右)の比較。キャラクターの皮膚や床の模様がこれほど大きく異なる。どうせなら早いパソコンとグラフィックスカードで楽しみたいものだ |
ゲームコントローラーで宇宙を飛び回れ!
さてここまでは、SWGを快適に遊ぶためのパソコン本体やグラフィックカードについて考察してきたが、最後はちょっと趣向を変えて、ゲームコントローラーを使った快適プレイについて検証してみたい。SWGでは拡張パック第1弾『ジャンプ・トゥ・ライトスピード』が実装された時(SWG日本語版ではスタート時から実装済み)に、プレイヤーは“X-Wing”や“TIEファイター”といったスター・ウォーズ世界に登場するスターシップを所有して、自由に宇宙へ飛び立つことが可能になった。宇宙飛行中はまるでフライトアクションゲームのようなシステムになる。
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マウスとキーボードを使ってスターシップを操作するが、慣れるまではなかなか敵を捕捉できない。挙げ句の果てに敵に笑われてしまった…… |
フライトアクションゲームを遊んだことがある方ならイメージできると思うが、この種のゲームはキーボードとマウスだけでは、とても操作しにくいもの。実際SWGでもそうだった。キーボードとマウスで戦闘機の微妙なコントロールを行なうのは、よほど操作に慣れているプレイヤーじゃないと難しい……。やはり、ゲームパッドやフライトスティックといった、ゲームコントローラーを用意したほうが遊びやすそうである。なによりキーボード&マウスに比べれば、臨場感も大きく違う。ただしSWGでゲームパッドが使えるのは、スターシップを操縦するときのみとアナウンスされている。
今回テストで使用したゲームパッドは、サンワサプライ(株)の『JC-U1012FS』。PlayStationのコントローラーを模したデザインで、12個のボタンを供える。上下左右のキーに加えて、2つのアナログスティックも搭載されている。グリップ部分にラバー素材を使用しているので、手で持ったときのホールド感がいい。なおSWGオフィシャルサイトには、動作確認されたゲームパッドの一覧が掲載されている。JC-U1012FSは確認済み一覧にない製品だが、編集部によるテストでは動作した。これ以外のゲームパッドでもWindows側で正常に認識されているものなら、基本的には使用できるはずだ。ただし一覧にないゲームコントローラーは動作保証がないので、動作するかどうか不安を感じる方には、一覧にある製品をお勧めする。
ゲームパッドをパソコンに装着し、さっそく宇宙へ旅立ってみることにした。ちなみにどのキャラクターでも、スターシップさえ持っていれば簡単に宇宙へ飛び立てる。離陸するにはスターポートにある“スターシップ・ターミナル”と呼ばれる端末を使用し、離陸を選択すればオーケー。ローディング画面が表示され、しばらくするとスターシップのコックピット画面に切り替わるのだ。
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ノートパソコンにゲームパッドをつなげてSWGを遊んでみる。思いどうりに軽快に宇宙船を操れ、とても快適だ。もうキーボードには戻りたくない。宇宙船用にゲームパッドの使用をぜひお勧めしたい |
SWGでゲームパッドを使うのは初めての経験なので、恐る恐るゲームパッドを操作してみると、特になにも設定していないにもかかわらずスターシップを操縦できた。アナログスティックにもきちんと対応している。キーボードでは困難だったスターシップの操作が、ゲームパッドを驚くほど使えば簡単で軽快に行なえる。狙った敵を攻撃するのも、移動しながら速度を上げ下げするのも自由自在。「これに慣れたらキーボードには戻れないな」と思うほどだ。各ボタンに割り当てられている操作が気に入らない場合は、オプションにある“コントロール”で任意の操作を再割り当てが可能だ。JC-U1012FSVのようにボタンの数が多いゲームパッドなら、多くの機能を割り当てられてられるので、なかなか便利だ。設定画面はゲーム中いつでも表示させられるため、遊びながら少しずつ調節していくといいだろう。
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ゲームパッドを使用すると、操作性は格段に向上。華麗に敵機を撃破できた! アナログスティックのおかげで機首を自由に振れるようになるだけでなく、微妙な速度の変化もつけられるようになる |
地上のキャラクター操作でも
ゲームパッドを使ってみたい!
先にも述べたように、SWGでゲームパッドが使用できるのはスターシップの操作だけである。実際に試してみたところ、やはり地上のキャラクターをゲームパッドで操作するのは不可能だった。宇宙では快適に動いていたゲームパッドも、地上ではウンともスンとも言わない。とても残念である。地上でもゲームパッドを使いたい人はいるはず! というわけでゲーム側ではサポートしていないが、特殊なユーティリティーソフトを使って、地上のキャラクターをゲームパッドで操作する実験を行なった。
今回使用したのは、フリーのオンラインソフト『MultiplePad』(作:PENTACLE)。マウスカーソルとボタンの操作を、ゲームパッドに割り当てられるという優れた常駐ソフトだ。SWGはマウスだけでもほとんどの操作が行なえるため、MultiplePadには期待できる。マウスの左右クリックを適当なボタンに割り当ててから、ゲームを起動してみた。
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フリーソフト『MultipulPad』を使い、マウスの動きをゲームパッドに割り当ててみた。設定方法はとても簡単 |
早速ゲームパッドを操作してみると、画面上のマウスカーソルが移動し始めた! 実験は大成功である。MultiplePadではマウスカーソルの移動量を細かく設定できるため、ゲームパッドの方向ボタンを押したときにカーソルが動く距離を、ユーザーが自由に設定できる。好みの設定を探し出せば、地上のキャラクターも家庭用ゲーム機感覚で操作できるかもしれない。また今回は地上でもゲームパッドで操作したいという人は、挑戦してみることをお勧めする。
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ゲームパッドにマウス操作を割り当ててみたところ、初めは思うように操作できないが、慣れてくると意外にいける。操作に慣れるまでは、強力なNPCを間違えて攻撃しないよう注意! ちなみにこのシーンは、レベル1のテストキャラクターがレベル45のElite Sand Trooperを誤射しそうになった瞬間だ。撃てばこちらが即死確定…… |
スター・ウォーズ関連グッズプレゼント!
SWG特集企画と映画公開を記念して、エピソード3とスター・ウォーズに関連したグッズをプレゼントいたします。エピソード3に登場するキャラクターのフィギュアや、エピソードIV〜VIをコミック化した“シネマンガ”など、豪華プレゼントが目白押し! プレゼントの内容と応募方法については こちらをご参照ください。
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シネマンガ スター・ウォーズ エピソードIV〜VI |
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(佐藤ポン)
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