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ゲーム中に登場する人物やモンスター、惑星に都市、そして宇宙船の数々は、いずれも映画の世界観に沿って作られている。時代背景は映画1作目『スター・ウォーズ』(エピソード4)と『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』(エピソード5)の間に当たる。もちろんゲームの世界でも帝国軍と反乱同盟軍は激しい戦争を行なっていて、プレイヤーはどちらかに加担して戦うことも可能だ。対立する陣営に属するプレイヤー同士で争う戦闘もSWGの魅力のひとつだ。
キャラクターを作成する際には、種族(人間はもちろん、多種多様なエイリアンにもなれる!)と職業(SWGでは“プロフェッション”と呼ぶ)を選択することになる。SWGはいわゆる“スキル制”と呼ばれるシステムを採用していて、自分の好むスキルを持ったキャラクターを作ることができる。スキルを覚えるには欲しいスキルを持つ職業になり、経験値を貯めてゆくだけだ。最初に選べるのは基本となる6つの職業だけだが、スキルを習得していくと別の職業や上位の職業を選択できるようになる。オンラインRPG初心者でも分かりやすいシステムと言えよう。欲しいスキルを持った職業の掛け持ちや、スキルを忘れて覚え直すこともできるので、キャラクター育成のバリエーションは非常に多彩だ。
拡張パックで広がり続けるSWGの世界!
SWGがアメリカで発売されたのは2002年のこと。最初は惑星上で冒険するだけだった。その後2004年には、ゲームシステムや冒険世界を大幅に広げる“拡張パック”の第1弾、『ジャンプ・トゥ・ライトスピード』が発売され、宇宙船に乗り組んで宇宙空間での冒険も楽しめるようになった。映画でおなじみの戦闘機“X-Wing”や“TIEファイター”に乗り込み、宇宙でクエストを行なったり、プレイヤー同士の空中戦(宇宙戦?)が楽しめるようになった。生産の技能を持つプレイヤーなら、自分で戦闘機を作ったり、パーツを改造したりもできる。オンラインRPGにフライトアクションゲームが融合したような、壮大なゲーム世界が誕生したわけだ。ちなみに日本でサービスされているSWG日本語版は、最初からジャンプ・トゥ・ライトスピードが加わった状態でスタートしている。
そして2005年6月23日には、待望の拡張パック第2弾『ウーキーの咆哮』が発売される(価格はオープンプライス、既存プレイヤー向けにはダウンロード版がすでに提供されている)。今回のバージョンアップでは、ウーキー(ハン・ソロ船長の相棒、巨漢の“チューバッカ”の種族)の故郷である“キャッシーク星”が新たなエリアとして追加された。キャッシークは7月9日から劇場公開予定の映画『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐』に登場する惑星だ。映画で登場する惑星を一足先に探検できるというのも、SWGならではの楽しみだろう。またそのほかにも、多数のクエストやモンスター、アイテムなどが追加された。戦闘システムも大幅に改良されている。 いまからSWGの世界を思い切り楽しみたい人は、すべての拡張パックがセットになったお得なパッケージ『スター・ウォーズ ギャラクシーズ エピソード3 オールインワンパック』の購入をお勧めする。価格はオープンプライスである。 低価格パソコンではどこまでできる?
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PC STATION PM4000 |
そこで今回は実売価格で10万円を下回る低価格パソコンを元に、どの程度性能があれば、SWGが快適に動作するのかを検証してみた。今回テストに使用したパソコンは、ソーテック(株)の『PC STATION PM4000』。同社ウェブサイトで販売されている、注文時にハードウェア構成を選択可能な“ダイレクト専用フルBTOモデル”で、最小構成価格は4万9800円と安価なパソコンだ(詳細はコラムを参照)。今回は下記スペック欄の構成でテストを行なった。CPUはHT対応Pentium 4-3.20E GHz、テスト機はメモリーのみ256MBと必須環境を下回っていたため、追加で256MBを増設して512MBでテストを行なっている。CPUを除けば、必須環境をギリギリクリアーしているスペックと言える。
なおパフォーマンスの計測には、DirectXを使用するアプリケーションのフレームレートをリアルタイムで表示するオンラインソフト『Fraps 2.5.5』を使用した。
| ソーテック PC STATION PM4000
ソーテックの直販サイト“SOTEC DIRECT”で販売されているBTO専用モデル。BTOモデルならではの、低価格と拡張性の高さを両立した製品だ。CPUやHDD、メモリー、ビデオカードなどを注文時に選択可能で、フロントパネルも5色の中から好きな色を選択できる。CPUの場合、Celeron D 325-2.53GHz、Pentium 4-3.20E GHz、Pentium 4-3.40E GHzから選択可能。チップセットはVIA PM800で固定だが、チップセット内蔵グラフィックス使用のほかに、AGPスロットにビデオカードを装着した状態での注文も可能だ。選択可能なGPUは、GeForce FX 5200、GeForce FX 5700、RADEON 9600 XT、RADEON X800 Proの4種類。またハードウェアMPEG-2エンコーダー搭載TVチューナーカードも、オプションで追加可能である。
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SWGはグラフィックの品質設定をある程度下げることで、低スペックパソコンでも遊べるようになる。もちろんハイスペックマシンなら、品質を最高に上げることで、美しい世界を堪能できる。左はすべてのディティールを最高まで上げた状態で、右は逆に最低にした状態。左写真では右手にある建物が、かなり細かい部分まで表現されていることが分かる | |||
まずはPM4000のグラフィックス機能内蔵チップセット“VIA PM800”で、SWGがどの程度の画質で表示できるかをテストした。PM800はメインメモリーの一部をビデオメモリーとして使用する。使用メモリー量はBIOSで設定するのだが、今回は64MBを割り当てたため、その分だけWindowsから見えるメインメモリーは少なく(約448MB)なっている。
この環境で特にグラフィック関連の設定を変更したりせずにSWGを起動してみたところ、Frapsが表示するフレームレートは6〜8フレーム/秒程度。プレイしてみた感じでも、とても快適に遊べるレベルではない。キャラクターを方向転換させて画面内に新たなオブジェクトを表示させようとすると、フレームレートは4まで落ちてしまった。標準設定のままでのプレイは正直難しい。
SWGにはグラフィックの表示品質を変更するための設定が、非常に多く用意されている。オプションウインドー内にある、“グラフィック”と“地形表示”がそれだ。グラフィッククオリティーを最低限の状態に設定してみる。
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以上のように、すべての設定をもっとも軽い状態にさせて再びフレームレートを計測してみた。しかしやはりチップセット内蔵グラフィックスでは非力なせいか、結果はほとんど変わらず、パフォーマンスの向上は体感できなかった。
次に同じパソコンに、市場価格で1万円前後の低価格ビデオカードを導入すると、SWGの動作はどのくらい快適になるかを検証してみた。テストに使用したのは、日本ギガバイト(株)の『GV-N62128DP』。GPUに米エヌビディア社(NVIDIA)の“GeForce 6200”を採用した製品だ。ビデオメモリーは128MBを搭載し、インターフェースはAGP。GeForce 6200はDirectX 9の最新仕様“シェーダーモデル 3.0”に対応したGPUで、GeForce 6x00世代GPUではローエンドに位置づけられている。もちろんSWGの推奨環境を満たしたGPUである。実売価格は1万4000円弱。低価格ビデオカードとしては価格は上の方で、ビデオメモリーを128MB搭載しているので性能も高めの部類に属する。GPUに“GeForce 6200 with TurboCache”を搭載した製品ならば、1万円未満で販売されているものもある。“GeForce FX 5200”や“RADEON 9200/9250”といった、1〜2世代古いGPUを搭載するビデオカードなら、5000円未満で販売されているものもあるが、さすがに性能面では見劣りするため、今回は対象外とした。
まずはSWGのグラフィッククオリティーを標準設定の状態に戻して、フレームレートを計測した。結果は同じシーンを表示させても、20フレーム/秒程度は常に描画された。画面内のオブジェクトが移動しないように止まっていると、最高で26フレーム/秒までいく。プレイした感覚も、どのような場面でも滑らかに動くので快適に遊べる。
次にグラフィックのクオリティーを最高に上げてチェックしてみる。変更させる項目は上述した項目を逆に設定して、負荷をかける方向にする。すると“影”の設定を変更しない限りは、フレームレートに大きな影響は及ぼさなかった。影の設定のみ、設定によって大きく変化が出た。具体的には、“キャラクターの影”を“ボリューメトリック”にすると、キャラクターの足下に表示される影は、きちんとキャラクターの形を反映したものになるが、フレームレートは16〜19程度まで下がる。この程度ならばまだ支障なくゲームはできる。ちなみにチップセット内蔵グラフィックスでは、ボリューメトリックは正常に表示されなかった。
これに加えて“キャラクター以外の影”もボリューメトリックにすると、フレームレートはたちまち4〜7へと大幅にダウンする。キャラクター以外の影とは、主に建物や障害物などが作る影を指す。テストを行なった街の中には建物が多いため、それが影響していると思われる。フレームレートは大幅に落ちたが、グラフィックの臨場感は格段に向上する。しかしさすがにこのフレームレートで遊ぶのは非現実的だろう。建物の影も含めて高品質で遊ぶには、GeForce 6200程度ではまだ荷が重いようだ。
次に実売価格が2〜3万円前後の、いわゆるメインストリームの価格帯に位置するビデオカードでの、SWGのパフォーマンスを検証してみた。使用したのは(株)エルザジャパンの『ELSA GLADIAC 743 GT AGP 128MB』。前述のGeForce 6200と同世代のGPU“GeForce 6600GT”を搭載するが、GPU内部のピクセルパイプ(※1)の数が倍になり、動作クロック周波数も高いなど、性能面では大きく上回る。搭載ビデオメモリーは128MB。もちろんSWGの推奨環境は楽々クリアーだ。実売価格は2万7000円前後である。
※1 ピクセルのレンダリング演算を行なう、ピクセルシェーダーの処理ラインのこと。多いほど同時にレンダリングできるピクセルの数が増えるので、レンダリング処理を高速に行なえるGLADIAC 743を装着して、SWGのグラフィッククオリティーをデフォルトにした状態では、フレームレートは24〜29と、今回の測定では最速をマークした。動作も快適で、画面内にオブジェクトが多く表示される街の中でも、快適に動作する。設定を変えて影以外のディティールを最高に上げてみたが、それでもフレームレートは19〜28で表示されていた。
そこで前述の2種類のGPUでネックとなっていた影を検証してみた。キャラクターの影をボリューメトリックにしてみると、フレームレートは13〜18まで低下。加えてキャラクター以外の影もボリューメトリックにすると、フレームレートは4〜8まで下がった。GeForce 6200とあまり変わらない結果だ。ただし視点をオブジェクトが少ない方向へ向けると、この状態でもフレームレートは10〜15まで上昇。快適とは言いがたいが、画面が止まって動かなくなるほどではなかった。
GLADIAC 743上で、地形の表示品質を最低レベル(左)と最高レベル(右)にした状態を比較。山の陰影がリアルになり、遠景まで表示してもあまり遅くならない。さすがにこのクラスのビデオカードは快適だ | |||
今回の検証の結果、SWGをプレイするためには、GeForce 6200と同等以上のスペックを持つビデオカードを使用することが、お勧めであることが分かった。もし手持ちのパソコンがチップセット内蔵グラフィックス機能を使っていて、なおかつ拡張スロットにAGPスロットやPCI Express x16スロットがある場合には、実売価格1万円前後のビデオカードを導入するだけで、SWGのパフォーマンスや表示品質は大きく向上するだろう。
一方でSWGのプレイ中に「どうも表示が遅くて快適じゃないな」と感じた場合は、前ページで挙げたグラフィッククオリティーの設定を変更してみると効果があるかもしれない。特に真っ先に変更を行なう部分は影の有無だ。キャラクターの影はシンプル、キャラクター以外は無しに設定するだけで、格段に遊びやすくなるはずだ。またチップセット内蔵グラフィックス機能を使う場合は、表示解像度を下げてみるのも効果的かもしれない。
低価格なビデオカードを装着するだけでも、SWGの品質は大きく向上する。美しいSWGの世界を快適に堪能するために、ビデオカードの導入を検討してみてはいかがだろうか。
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(佐藤ポン)
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